【平成26年1月4日】 『ひなたぼっこの会』1月例会[2014年01月04日(Sat)]
平成26年1月4日(土)、
思春期の子どもと向き合うおとなたちの会 『ひなたぼっこの会』
の1月例会〜新春の集い〜を実施しました。
(14時より、熊本県八代市の八代教育会館にて。)
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今回は正月明けにも関わらず、多くの参加がありました。
前半は、参加者の近況報告を行いました。
後半は、不登校を経験して現在はニュージーランドの高校に在籍する
17歳の少年からの体験談もありました。
参加者は13名、初参加の方も1名いらっしゃいました。
終了後、外の駐車場でいつまでも語られている姿が印象的でした。
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《参加された方の感想の一部を紹介します》
ピースボートに乗船して、海外の留学している 子どもさんの体験談を直接聞くことができ大変勉強になりました。 彼が引きこもって不登校であったことは全く感じられなくて、 大変驚いています。 ここまでたどり着くのに親御さんの苦労も大変なものだったと思います。 親としてのサポート、色々考えさせられました。 |
ニュージーランドの生の声を聞けて参考になりました。 立場の違う人の声を聞けてよかったです。 |
「親としてどっしり構えないと子どもには伝わるんです、 子どもの前に親が強くならないと…」 と、他の親御さんよりアドバイスをもらいました。 皆さん、同じ悩み…心強いです。 |
今、不登校の子どもを持つ家族のこと、その気持ちはよく分かります。 でも、みんな成長するなーと思います。 |
◆主催者より 「寄り添う」ということ
私自身が不登校を経験したわけでもないし、心身的に課題を持っているわけでもありません。
しかし、私たちの目の前には、いろんなことで苦しんでいる子どもたちが存在し、
そのことで苦しむ家族がいるということも事実です。
経験のない私たちには、子どもや家族の苦しみのすべてを理解することはできません。
だからこそ、私たちおとな(教師)は子どもの声を聴き(※「聞き」ではなく「聴き」)、
「親の会」に学ぶ必要があります。
これからは、家庭・学校・社会を一体化した教育が望まれます。
それぞれの立場でできることを少しずつ行い、問題を他者(家族や学校または社会)に
転嫁しないで一緒になって解決していくことが大切です。
不登校をはじめとする様々な教育問題の解決には、まだまだ時間がかかります。
しかし、将来的には、不登校がなくなり(そして、不登校の「親の会」もなくなり)、
すべての子どもたちが元気に明るく暮らせる社会になることを切に願います。
《NPO法人 くまもと共育会 理事長 清田一弘》
●例会は、基本的に奇数月の第1土曜日の14:00〜16:30の時間に
八代教育会館(志成館高等学院 八代校)で開催しています。
●お問い合わせ・・・担当:清田(携帯 090−7383−0183)