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新帝の皇居お田植え [2019年05月21日(Tue)]
新帝が初の皇居での「お田植え」だ。先帝(上皇)がタネ籾(もみ)をまかれた苗(なえ)100株を25センチ程度まで育てて新帝が移植なさる。
 戦後、日本人の発明による田植え機を使った移植に移行したため、苗は機械に装填(そうてん)しやすい稚苗(ちびょう・小さな苗)が一般化し、苗を大量生産し箱詰めで出荷する農協の育苗センター等の苗を買って植える農家も増えた。が、昔ながらの人の手による移植の皇居では昔ながらの大きな苗が使われる。田植えの時期も稚苗の機械植えだと関東地方ならゴールデンウイーク頃だが、皇居の大きな苗の手植えでは5月下旬。以前は25センチより更に大きかったようにも感じるが、長い日本の稲作の歴史の中では、この大きな苗の方が主だったわけだ。手植え、機械植え、直まき(脱・移植)と、時代と共に稲作も変化するが・・・。
 火にあぶった亀の甲羅の裂け目で占う「亀卜(きぼく)」で大嘗祭のコメを造る田の場所(県)が決まるのは古代からの形式による神秘的な伝統行事だが、この「皇居お田植え」は昭和帝が始められた。収穫されたコメは宮中で使われる。報道では宮中3殿の儀式用とか聞いたが、100株の苗の中には主食用のウルチ米だけでなくモチ米の苗もある。皇族方の正月の餅つきに使われるのか。デパートでの皇室関連展示会で餅つきの御写真と御手刈り(稲刈りと粟刈り)専用の鎌の実物を見たが。
 お田植は新帝で3代目だが、今回は先帝がタネをまかれ、新帝が移植して収穫なさるという、御代替わりを象徴するモノとなった点は印象深い。さて、如何なる収穫になるやら。皇居においては令和のレイが冷害のレイでないことを祈ろうかな。
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