トランプと腹心のバノンが対立と報じられる。暴露本でバノンによるトランプの親族への批判が取り上げられているとかで、トランプ側は弁護士を通じてバノンに批判をやめるよう伝えたとか、トランプがバノンを強く批判したとか、様々に報じられている。

　確かに、バノンは横須賀にも駐留した元海軍軍人だからロシアへの警戒心は相当に強いだろうが、果たして両者の関係を破壊するほどの激論があるか否かは不明だ。口が悪い者どうしだから、普通の会話が外に出るとケンカに見えるだけかもしれない。何せ、下卑たロッカートークが問題になった事など山ほどあるからな、連中には。そこは正に「不徳の致す所」だな。

　つい先日の米国の新しい安保政策の方針についても述べたが、対中警戒が強烈な方針は軍人主導のものだろう。トランプ政権内の軍出身者が主導と思われるが、高級幹部経験者ではないとは言え、バノンも軍出身者。発表直前に訪日したのは、その報告であることは、恐らく間違いないだろう。だから、本当にトランプ政権内で両者が深刻な対立をするのかどうかは、疑問だ。

　一つ思いつくのは、一種の芝居かなという事。トランプ一家の選挙対策優先体制から実務的体制への移行を印象付けるために演出かもしれない。これはタイの軍人主導の政権に対し、何か新王の持ち上げの芝居が打てないかと書いたのを思い出す。それかもしれない。そう、「芝居」だ。



●トランプ　バノン　両者へ
　両者に言っておくが、本気でケンカなどしている状況ではない。念のため、その点だけは忘れないでくれ。不動産王のトランプには大統領退任後もずっと浅田真央の「真央リンク」を後見してほしいし、大手金融機関勤務経験者のバノンには「浅田基金」の後見をしてほしいと願っている。出来れば二人とも浅田を守る騎士(ナイト)になってほしい。バノンが騎士団参謀なら、トランプは騎士団長かね。その両者が、つまらぬことでの仲たがいはしないでくれ。私の願いを述べるならば、どうか浅田を不安がらせないでくれ。


●真央へ
　頼みの両者がケンカしているようにも見えるが、どうも芝居のような気もする。公権力の中心に近い者ほど、国家への忠誠が最優先。本当に私が神と一体化した存在で真央がその妻にと強く望まれている貴婦人でも、欧州の騎士道ではそんな貴婦人への忠誠が美徳でも、真央という米国から見れば外国人である若者への過度の傾倒は、通常なら規則上は好ましくないともいえる。精神的な話、信仰上の問題だから、政治的実務とは別とはいえ。だから、バノンがトランプと仲たがいをして更にホワイトハウスという公権力の中枢から離れれば、より自由に真央を守れるかもしれない訳だ。トランプにも、できれば真央リンクの建設の後見役だけでなく、真央を守る騎士になってほしいと願ってはいるが、現職の大統領のままでは、それは避けた方が良いだろう。あくまで退任後の話だ。だが、上記のような理由でバノンは今すぐでも大丈夫、と言う事になるかな。

　とにかく、安心して観ていなさい。リンクや基金の設立趣旨の概要等を誰かに造ってもらって理解して暗記する程度でないとダメだが、そんな準備も進めておいてくれ。それによって、観劇等の真央の勉強にも方針が定まってくる。背骨が決まれば無駄な動きは省けるしな。
　観劇の数は相当なものと聞く。勉強熱心は実に良い事だ。アイスショーの為にも、将来の文化活動の為にもなる。寄付を募るにも、海外で活動するにも、欧米の上の方の階級の者が相手の会話ではオペラなどの知識は使えるし、第一に真央が競技で使った樂曲の元の歌劇も知らないではおかしいしな。
　だが、数をこなすとは、また真央的なM(マゾ)的な「練習量の多さで圧倒する」ではなかろうな。勉強は知的作業。重要点をつかむよう、最小限のコストで最大限の成果を上げるよう、工夫せよ。やるべきことは様々あるので、焦らずに、それらに対応したり方針を考えたりするための時間的、精神的な余裕が必要だ。占い師の「脚本家」の話は、どうも真央より私に向けた話のようにも感じる、今の所は。私が原案など出すのなら、実に面白いとは思う。アニメでも映画でも、多くの脚本家が私をモデルにし、私からアイデアを取っているし。
　まあ、時間をかけて考えればよい。若いから直ぐに成果を出そうと願うのは分かるが、専門的な事はあくまで専門家に任せて、真央は元気で過ごして名前を貸すことをまず考えろ。真央リンクや基金を作るだけで多くの後輩が助かるので、真央が直接にコーチする必要すらないかもしれないし。
　とにかく、焦りや無理は禁物だよ、フルマラソンのような。疲れたから寝るが、細かい事はまた書くから。