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ビルマ「北斗星」惨状−放置された旧豪華車両ー[2017年04月09日(Sun)]
これほどモッタイナイ話はない。日本の政治愚鈍の象徴。何たる事か。ビルマ(ミャンマー)に送られた元JR「北斗星」の寝台車や食堂車が使われもせず放置同然、荒れた(朽ち果てた)外見が、日本のTVで放送されたのだ。

 「北斗星」用としてキレイに整備され使用されていた日本の寝台車等だが、送られた当時(2013年頃と報道)のビルマ軍事政権下での国際観光の低調により、当初のモクロミの外貨獲得用?の「外国人観光客等のための豪華列車」としては、ほぼ使用されずに「お蔵入り」したと説明された。ウソか本当か、民主化や経済開放が進んだ今になって放置客車を再整備だと。キレイだった塗装もスッカリ色あせているのに。まさか「役得だ」とかいって現地関係者が備品を盗み出したりしていないだろうな。國際援助物資を空港で軍人が飲み食いする映像が世界に流れる中国なみの後進国だ。
 せっかく冷房付きのディーゼル車を日本から送ったのに、ビルマでは冷房の使用をしていないようだった。貧しい後進国で冷房を知らぬ貧しい乗客ばかりだったり、管理に手を抜いているのだろうよ。何のために暑い国に冷房車を送ったのか。幾らか豊かなタイのバスや、日本製中古鉄道車両の多いインドネシアなら、冷房車と非冷房車で料金や列車の等級を分けたりして冷房装置を活用するのに。とにかくビルマでは悪い意味で驚く事ばかりのようだ。

 「国鉄の分割民営化」や「青函トンネル開通による北海道直通化」等と重なり、登場当時から相当に長く話題になった超人気夜行寝台特急列車「北斗星」の車両の成れの果てがこれとは、全く涙が出る。かつては日本を代表する列車だったのだぞ。全ての関係者は、その意味が分かっているのか! 極めて高い価値があるものを放置して中韓へのイケニエにして朽ち果てさせるとは、私自身とも共通する話。まったく、現在の日本の惨状の象徴だ。
 「日本で大変有名な北斗星の車両をビルマで朽ち果てさせて、そちらの新車輸出の邪魔にならないようにしますから、中韓さん、ボクをイジメないでね!」だったんじゃないの、結果的には見事に。政治は結果責任だから、それは日本政府の責任だよ!
 それに、国政に最終的に責任を有する主権者である一般日本人は、日本政府の無策を怒る前に、まず政治をコントロールできない自己の無力と無見識を心の底から恥じろ。

 「北斗星」用の車両はステンレスボディーではない普通のペンキ塗りの鋼鉄製車体。ビルマは、ただでさえ高温多湿で腐食が進みやすい気候風土の上に、ビンボウな後進国で整備保管費用もなく、更に物を大切にしないイイ加減でズサンな国民性。ワイロでも渡さないとしっかり管理しない。その上に反日の中韓の進出だ。これではボロボロになるのは当然だ。従来の例にも習って、タイにでも送って寝台列車として大切に使用し続けるべきだったのに・・・。


 良い車両が放置されてボロボロ。そんな事は分かり切っていたはずなのに、タイ等ではいくらでも需要があったはずなのに、それを全て無視して後進国では極めて貴重な超豪華なキレイな車両を腐らせてしまった責任は重い。当事者のビルマ政府、特に当時の軍事政権は当然に責任者だ。
 だが、先進各国に冷たくされていたビルマ軍事政権下では国際観光列車の繁盛などムリという結果が分かりながら大切な車両をドブに捨てるマネをした日本の関係者、特に海外鉄道支援政策を指導するはずの日本政府の売国的な無能無力も許せない。
 また、タイ国内の強い親日世論や同種の立派な夜行寝台車両の必要性を十分に認識しながら中国に媚び、中国製の危険で問題ある寝台車の新車を買い入れる話を進めてしまった当時のタイ媚中政権も絶対に許せない。そして、当時の対中交渉?をそのまま引き継ぐ形でか、最近になっても高価で問題ある中国製新車の寝台車を輸入してしまったのが、反共尊王の愛国者のはずの現在のタイ軍事政権だったのも皮肉だ、中国製の危険な高速鉄道構想の押し付けを押し返す事に力を集中していたとはいえ。この失点は取り戻さなければならないぞ。


 タイでは数年前、夜行列車乗務の作業員(確か外部委託)による乗客少女の強姦殺害死体遺棄事件が起きて大騒ぎになった。夜行列車の乗客の若いタイ人女を作業員が強姦して列車から外に放り出したのだが、まだ生きている状態で投げ出した疑いも出るという超・凶悪犯罪だった。しかも、何やら中国系とも思われる名前の犯人には前科があり、当然、そのような職務にはつけなかったはずなのに、ワイロを取ったらしい有力者か幹部か何かの意向とかで、その犯人をその職に押し込んでいたというのだ。何やら、幼児期からの私への毒物連続殺人未遂とその揉み消しのような話だ。
 当然ながらタイ国内で大きな怒りの声が上がったが、夜行列車のセキュリティーも手薄と批判され、事件直後は警備要員が同乗した。寝台にはカギのかからない非個室の開放型(仕切りはカーテンのみ)も多い点も指摘されたと記憶する。近ごろ中国からタイに輸入された寝台車にも同様の開放型寝台の映像があった。映像の車両は、昔の日本でいえばA寝台開放型(非個室)とほぼ同じで、間もなく完全引退する583系寝台電車特急のB寝台にも基本構造が似ていた。昼間は開放型の向かい合わせの座席として使用し、夜間は座席の背ズリを引き出すなどして寝台(下段)に転換するタイプで、寝台の幅は約1メートルあり寝台用カーテンもあるが、あくまで個室ではないのだ。「中国製の新車の開放型寝台車で中国人に犯罪を犯させよう」かね?

 その点、「北斗星」用車両、特に「北斗星」を看板列車とするJR北海道の所有車両では、日本でのニーズに応じ、高価なA寝台だけでなく列車の大半を占めるB寝台でも完全に近い形で個室化が進んでいた。かつての開放型B寝台(2段寝台の向かい合う4人分が1区画)が次々にB寝台2人用個室やB寝台1人用個室の専用車両に改造され、古いB寝台開放型に近い形で「北斗星」に残った一部の車両も寝台区画と廊下の間に壁を入れて4人用個室B寝台といった形になっていたと記憶する。これならタイで使ってもセキュリティー面でも安心できたはず、特に若い女性や泥棒に狙われる外国人観光客などには。
 「北斗星」は運転開始当時から豪華列車ともてはやされた。が、それは巨額赤字で火だるまで職員の態度が最低だった旧国鉄の末期のケチで画一的な接客設備にウンザリ飽き飽きした社会での話。なにせ、それまでの国鉄の寝台特急(客車列車)は2段式開放型B寝台車のみで構成されるモノクラス編成も多く、居住性が悪い狭い一人用個室A寝台の車両が一両のみでも加わればバラエティーに富んだ編成と言える程だった。そんな、列車の端の電源・荷物車を除けばB寝台(開放室)車のみというイメージのある当時の夜行寝台特急の中では、特殊な改造車両を一部に入れただけで「北斗星」が珍しい存在となったのだ、情けない話だが。
 当初は「北斗星」でも一両のみだった豪華個室A寝台「ロイヤル」を有する車両(ロイヤル2室とB個室寝台の合造の改造車)やフランス料理のフルコースも出す予約制の食堂車(客車の食堂車の壊滅後で特急用電車から改造・編入)などが珍しかっただけとも言えた。そんな特殊車両は当初の「北斗星」では一列車で4両だけだったのに大騒ぎとは。
 人気の高いB個室寝台を備える車両(改造車)も当初は2両のみで、当然ながら予約が取りにくく、後追いで旧来の開放型B寝台車を個室B寝台車に順次改造していった。内部は仕切りが完全に変更され、寝台側(廊下側の反対)の窓割も大きく変わり、その面の外観は全く別の車両に見える大改造だった。切り貼りしてもパテやペンキで隠せる普通の鋼鉄製の車両だったのが逆に幸いした形だが、人気も注目度も高かった「北斗星」は経営基盤の弱いJR北海道には目玉列車だったから、手を抜かなかったのだろうよ、旧国鉄と違って。


 使う当てのないビルマ軍事政権下での国際観光列車などより、経済発展や中国進出等による社会の変化(治安悪化)等に対応する必要のある親日国のタイの夜行列車でこそ、「北斗星」の車両は十二分に活用できたはずだった。生かせるはずだった。それを無駄に色あせさせたから、海外鉄道支援、特にアセアンに関わる私には絶対に許せないのだ。ASEANの連中は聞いておるか? こんな間違いを二度と犯すな。それとも、お前たちには無理か、政治愚鈍で売国奴の日本政府と同様に。神の前で間違いを繰り返すな。今後の態度を見ているぞ。
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