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朝日の日タイ友好記事−「天皇陛下がタイに贈られた魚」でも説明不足−[2017年02月23日(Thu)]
プミポン王崩御弔問の皇室御訪タイに際し、魚類が御専攻の陛下がタイに伝えられた魚「ティラピア」、別名「仁魚(プラーニン・明仁様の魚の意)」の話題が、タイ等の親日国が嫌いで反日韓国大好きの朝日新聞の一面トップに出た(朝日新聞2017年2月23日夕刊4版1面「タイが愛す 天皇陛下の魚」)。どうも変だと思ったら、案の定、大切な部分で説明不足、朝日だから意図的な捻じ曲げすら疑われる始末だ。ネット右翼でなくとも、タイの実情を知る私には残念。親日を装って、それとなく反日情報を流したり重要な親日情報をボカしたり。これが新時代の朝日的、朝鮮的なスパイ活動の有様なのか。間違いについては訂正を要請したい所だ。

●「タイの食糧難により仁魚導入とはウソ」
 この間違いは以前にもTVで聞いたと記憶する。今回の朝日の記事でも「仁魚」のタイ導入の理由を「タイの食糧難」としているが、これは無尽蔵とも思われるほど食糧生産力が大きなタイでは間違い。コメやゴムが主要輸出一次産品のタイなのに。大げさに言えば、不足していたのは農村でのタンパク質だけ。タイは仏教国でもあり、基礎食料のコメや野菜等はウンザリするほど豊富なのに動物性たんぱく質は不足していた、特に都市から離れた農村部では。
 また、インドシナ半島(黄金半島)に位置するタイは大陸的な国土で、水もミネラル分が多い大陸的な「硬水(こうすい)」。普通の水の中にカルシウムや鉄分が多いのだ、日本の水と比べると。島国の日本のように不純物が少なく純粋で美味しいがミネラルも不足という「軟水(なんすい)」とはちがう。タイでは水を飲むだけでミネラルが補給されるので、この面でも「たんぱく質不足」がクローズアップされたのだ。
 穀物(コメ)や野菜が豊富でミネラルも水に入っているからこそ、余計にたんぱく質の不足に目が行った訳だ。いわゆる「ボトルネック」だ、「そこだけ足りないので他が足りているのに問題が生じる」と。だから、たんぱく質の運び手として仁魚が歓迎されたのだ。単に食糧が不足なら、多収穫性の作物や栽培技術でも紹介するのが良いだろうに。この辺の事情は、日本人の持つ一般的イメージの「貧しい食糧不足の後進国」とは大ちがい。飢饉(ききん)の度に餓死者が多く出た江戸時代の日本の東北等の農村部とも大ちがい。タイの農村ではたんぱく質は不足でも餓死はしにくいのだ。
 常夏で水も緑も極めて豊かなタイは「農業生産力が底なし」。これがタイが日本と並んでアジアでも植民地化されなかった一因でもあろう、他にも幾つも理由があったが。昔は、農村から首都(バンコク)等の都市に出た田舎者?は、「オマエの故郷では(働きもせずに)そこいら中から湧いて出てくる物を採って食ってりゃいいんだろう」とか、まるで農業開始以前の狩猟採集時代の原始人を指すような表現でカラカワレたとか。だから、戦争等での局所的、一時的な食糧不足等を除けば、国全体での食糧難と呼べるほど深刻な食糧不足が何度も繰り返されたとか言う話もタイでは聞いたことがない、貨幣経済的には貧しいはずの農村部でも。いや、農村だからこそ食い物だけは腐る程あるのだ、まさに腐るほど、熱いタイだから。財産はあるけど現金はない、という私にも似ているかね。
 なにせ、タイではコメが年3回半とれるから、無理せずとも。少し無理すればコメの収穫は年4回に達するかもしれない。植物の病気や害虫や災害で一つの田んぼのコメが一回全滅しても、ほんの数か月たてば次の収穫が待っている。ほとんどの地域で一年一回のコメしか取れない日本とは大違いだ。ここからタイ人のおおおらかで細事を気にせぬ性格、他人のモノを盗む必要がないという民族性が出てくるのだろう、貧しい黄河地方から文化が生じたドロボウ文化の中国や、中国文化圏の辺境の最低のテロ文化の朝鮮などと異なり。この辺からタイ人は日本人と似た側面も持つのかもしれないが、極めて恵まれた自然条件は自分で努力して得たものではないから万事いい加減で、生き馬の目を抜く国際社会なのにハングリー精神がないといった批判は、タイビイキの人間からも出るだろう。中韓人は正に貧しいハングリー野郎だが。
 一方、タイは農業生産力が底なしの極めて暖かい地方ゆえ、マラリア等の疫病の病原菌類も極めてよく繁殖する。実は農業生産力も疫病繁殖度合いも低い、痩せて貧しい中国の黄河地方などとは逆に、疫病対策が進むまでは開拓・入植が遅れたり。世界一豊かなものの、その意味では後進地域であったタイは、昔はカンボジアやビルマの有力者に服従していた。が、開拓が進み強力な統一王朝ができると逆にラオスやカンボジアを服属させる帝国になり、その後はフランスに属領の両国を奪い取られた話も、何度も書いた通りだ。

 このような朝日の記事の間違いは単なる細かい言葉の選択の違いにも見えようが、結局はタイを侮辱することになる。「タイは食い物もないほど貧しい」とか。親日国だから朝日が侮辱したいのは、やまやまだろうけど。
 しかも、この朝日の記事の最後には「発展途上の国々はティラピア(仁魚)の養殖によって、必要最低限のたんぱく質を確保してきた」というFAO・国際食糧農業機関の分析まで載せている。まさに、たんぱく質の話だ。それなのに、自分の引用した文章の意味する所を理解していなかった。というより、自分が目にしている国際機関の信用のおける分析さえ軽視、実質的に無視した訳だ、親日のタイ王国を侮辱し中韓人に見せるといった目的にためにか。

 そういえば、似た間違いが前にもあった。地元の役場も小さくてイイカゲンなタイのイナカで道路の補修が遅れてデコボコになった所に洪水が来て水浸しになったのに抗議し、地元のタイ人のおばちゃん達が道に出来た大きな水たまりで白昼堂々と行水する光景がネットで世界中に流れた。それを池上だったか、あるタレント評論家が「(貧しい)途上国でのインフラ整備の遅れの問題」とか評したのだ。円高による日本の自動車産業の集団進出で奇跡の経済発展を遂げた事もあってか、タイは周辺の後進国に比べて極めて道路整備率が高く、それに取り残された形になる(と言っても問題の道も一応は舗装済)一部のイナカの事件がこれだったのだが。まさか、仁魚の話で「タイの食糧不足がキッカケ」とか言ったのも、池上だっだのカネ・・・。



 タイの「ティラピア」は約50年前、当時皇太子だった陛下の1964年訪タイで、当時のタイ国王プミポン王から「タンパク質不足(特に農村部)」のタイの食糧事情について相談を受け、魚類が専門の陛下がプミポン王に日本の暖かい場所(九州、沖縄等)に棲む淡水魚「イズミダイ」の養殖を勧め、1965年に50匹をタイに贈呈したのが始まり。翌年にはプミポン王がチトラダ宮殿内の池で養殖、後に稚魚一万匹をタイ漁業局に賜ったそうだ。
 以来、この魚はタイでは「プラーニン(仁の魚)」と呼ばれるようになった。雑食性でタイの至る所で繁殖可能、淡水魚としてはタイで最も消費量が多い魚となり、タイから他の諸国にも広がった。バングラデシュの食糧危機の折にはタイから50万匹が送られたそうだ。仁魚が「食糧難」を救ったのはタイではなくバングラデシュだった訳か。


●「プラーニンは明仁様の魚、日本皇室の魚」
 朝日の記事では魚の名を「プラーニン(黒い魚)」と記しているが、大見出しの「天皇陛下の魚」がズバリ魚の名前そのものとして親日のタイで通っている、といった話を説明しないのか? タイにいる日本人のみが思い込みで「仁魚(明仁様の魚)」という名前だと語っているだけなのか? 少なくとも、そんな解釈を何度も聞かされてきた。それで通っていると。
 仁を「じん」でなく「にん」と発音するのも、タイ人が濁音の発音が苦手という理由のためとか考えてきた。タイでは極めて重要な動物である「像」だが、日本語で呼ぼうとすると「ぞう」でなく「そう」と発音してしまうタイ人だからか、と。
 とにかく、この記事の書き方では、一般人には十分には意味が伝わらない。私のようなタイに縁のある者でもないと、事情が良く分からぬママになる。食糧難の話で記事を信用できなくなった為もあるが、なぜ、大事な点をボカすような書き方をするのか。それとも、やはり私が間違っているのか・・・。

 「プラー」は魚で、確かに外見の色は黒いかもしれないが、「ニン」とは仁、陛下の御名前「明仁様」の仁と聞いて来たのだ。仁は日本皇族男性の御名前に共通する字でもある。その解釈が間違いでないなら、当然ながらプラーニンの名の意味は「明仁様の魚」、極言すれば「日本皇室の魚」と言っても良かろう。
 王室が大変に大事にされ、まさに「尊崇(そんすう)」されるタイ王国、しかも親日のタイでは、当然ながら日本の皇室も大切にされる。場合によっては日本以上にか。だから、雅子様だけではなく、テロ韓国へのイケニエにされた女性皇族方もタイ御静養を提言している。愛子様もタイ御留学を提言している。天皇陛下と同じ魚類(特にナマズ)が御専攻の秋篠宮様は最もタイと御縁が深い日本皇族。そんなタイ王国だから、この「日本国皇太子殿下(当時)の魚」という意味の呼び方や解釈も好まれるのだろうと考えてきた、中韓なんぞと違って。それが間違いなのか? それを反日の韓国の手先である朝日は伝えたくないので、プラーニンをカッコつきながら黒い魚などと記したのか? 「そうだ、日旺(日本皇室の朝鮮での蔑称)は悪でブラック(黒)だから、日旺の魚でなく黒い魚だ!」と言えば、韓国人(朝鮮人)は大喜びだろうし。さて、間違っているのは私なのか朝日なのか、どちらだ? タイの政府や大使館の再度確認、意見を聞いてみたいな!



 このように、少し注意深く見ると、表面的には日タイ友好の好ましい記事に見える朝日の記事も疑問点続出だった訳だ。しかし、従軍慰安婦不強制連行デッチアゲの売国・反社会的なウソつき朝日でも、一面トップで疑問のある記事を堂々と出せるのは、結局は一般の日本人が無知で、全体としてはまだまだ反日勢力に操られる手先のような状態だからではなかろうか。多少ネット右翼とやらが増えても、内実は戦後ずっと変わらないようだな。これから改善しても手遅れだが、完全に。やれやれ、言論無能の政治愚鈍の草取り百姓め。間違いがあれば、ちゃんと朝日に訂正させるのだろうな? その前にトランプに叩かれ、西日本大震災で叩かれるかな?


 
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