第二回 すてっぷあっぷ講習「学童期の発達」 報告 [2012年05月18日(Fri)]
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24年度 山口市支援者養成講座 すてっぷあっぷ講習☆ほっぷ編 第2回 『学童期の発達』 大石 由起子さん(山口県立大学 准教授) 「学童期」というテーマだけあって、今回の参加者は比較的お子さんが幼稚園や小学校へ行かれているお母さんの参加が多かったように思います。 しかし、しかし・・・子どもはいきなり「学童期」になるわけではなく、新生児、乳児、幼児を経て学童期(小学1〜6年)へ成長していくわけで、乳幼児期に培われた「生きる力」が非常に大切ということからお話は始まりました。 さて、「生きる力」とはなんでしょう? 大石先生は「生きる力」は「人と関わる力」だとおっしゃいました。 人は他の動物と比べて、立つこともできない未熟な状態で産まれてくるけれども、二つだけできることがある。 それは ・おっぱいが吸える ・泣く 赤ちゃんは 不快を泣くことで表現 → 応答してもらう → 快に変わる これを繰り返すことで、人に対する基本的信頼感と自己存在への肯定感を体得していきます。 しかし、育児放棄された赤ちゃんは、泣いても不快を快にしてもらえないとわかると、 泣くことをやめて不快を表現できなくなってしまうそうです。 ただ、それも母性的関わりをしてくれる人に保護され養育されることで、修復は可能であり、早期であるほど好ましいとされています。 人はどんなに成長しても自分一人ではどうしてもできないことが必ず出てきます。 そんな時に周りの人にどう助けを求めるか、また人を支えてあげることができるか。 そんな「人と関わる力」の基盤を作るのは乳幼児期だそうです。 いつも「不快」を「快」へ変えてくれる特定の人物への愛着が芽生えるのは4か月〜1歳ころがピークとなり、この時期にしっかりと絆を作ることが大切なんだとおっしゃいました。 そして、愛着のある母親(ここで言う母親とは母性的関わりをしてくれる人)の抱っこ・声・匂い・・・が大好きで他者への嫌悪感・人見知りが始まります。 常に母親を追い求める後追い、母という安全地帯を確認しながらの探索行動。 3歳になる頃には自我が芽生え、第一次反抗期を迎えます。 そして、幼稚園はそんな自己中心同士のぶつかりあいなので、トラブルは当たり前。 人との関わりの中で、多くのことを学ぶ。 どれも大人にとっては大変だけれども大切な成長過程なんだと知りました。 それを踏まえて始まる学童期。 学童期の発達の中で一番の課題は「自己中心性からの脱却」です。 同世代集団の中でのもめごとを通して他者の「思い」を学ぶ時期です。 周りの大人は子どもたちが自分で問題を解決していく力をつけさせるために、今は外から見守る時なのか、大人が介入しないといけない深い傷を負う時なのか、しっかり判断が必要となってきます。 また、ギャングエイジ(前思春期)とよばれる時期になると、2者関係から3者関係へと社会性は発達して同性の友達との結束を深めます。 男の子は秘密基地を作ったり、女の子は交換日記をしたり・・・ 先生は今、6年生の息子さんを「ホモ期やね(笑)」と温かく見守ってらっしゃるそうですよ。 それと同時にグループでのいじめや大人には内緒がしたい時期でもあり、様々なトラブルを自然な成長過程と捉えて、周りの大人は回避するのではなく、一緒に考えることも必要な時期であります。 その後には思春期が待っています。 春を思う時期・・・つまり性に目覚める時期には自分が他者からどう見られているのかが、関心事となります。 理想の自分と現実の自分とのギャップに苦しみます。 そこから不登校になる子もいれば、そんな自分も受け入れて前へと成長できる子もいます。 ダメな自分も受け入れてくれる、認めてくれるんだという包容力のある親に受け止めてもらうことができた子は次に進めるのだと思いました。 大切なことは頭ごなしや上から目線、逆に「ものわかりのいい親」としての迎合ではなく、批判され、乗り越えていかれる存在として、子の前に堂々と立ちはだかる「親」として接することが大切なんだとお話いただきました。 途中、10分弱の休憩をはさみ、2時間半の講座。 受講者からのアンケートには 「もっとずっと聞いていたかった。」 「質疑応答の時間もほしかった」 「なぜか涙がでた」 とありました。 私は「てとてと」という場を借りて、乳幼児期の子たちに奮闘しているお母さんたちへ こんな人見知りも、後追いも、イヤイヤ期も、自己中も「成長、成長。順調、順調。」 と伝えてあげたいと思いました。 そして何よりも私自身が今、小学4年生のまさに学童期の娘を抱える母なので、 「私の今の悩み、言いましたっけ?」 と聞きたくなるくらい、私へのカウンセリングをしてもらっている様な気持ちになりました。 マニュアル?!通り、育っている娘を今、抱っこしたい気持ちでいっぱいです。 きっと嫌がられるけどね。重いしね。 のぞみ |













