すてっぷあっぷ講習「子育てを楽しもう!」 [2009年07月30日(Thu)]
子育てすてっぷあっぷ講習 ほっぷ編
第3回「子育てを楽しもう!」 講師 山口芸術短期大学 教授 佐藤智朗さん のレポートです。 「子どもと一緒に、今しか出来ないことをしよう!」と誓った講習でした。 講師の机の上にはたくさんの絵本やカルタがたくさんあり、参加者の前には鋏と折り紙が準備されています。 講習のスタートは、自己紹介も兼ねて講師の佐藤先生ご自分の子育てについて話されました。 同じ親としての反省やその時の出来事や想いなどを今は成人されているお子さんの思い出話として具体的に語ってもらいました。 その話の中で、「親の背中を見せるだけでなく、向き合うことの大切さ」についての話が印象に残りました。今もお忙しい講師が子育て真っ最中に子どもに見せていた親の背中が現代の忙しい子育て中の親の背中に重なるように思いました。 準備された絵本の中から読み聞かせもしてくれました。そして、子どもと一緒でないと出来ないことを具体例を挙げお話ししてくれました。 絵本を真剣に本屋で選ぶこと、ひざの上で読み聞かすこと、兄弟一人一人に読み聞かせてのどがかれてしまうこと。水たまりではしゃいで汚れることも。 大切なのは、子どもと向き合い、同じ時間と空間と経験を共有すること。 その後、用意された鋏と折り紙を使い、六角形や八角形に折り、切っていく作業をしました。講師は、大学で図画工作・造形を教えておられます。形を変える、物を造ることは数学的なことで、科学的なことでもあると話されていました。言われるままに鋏を動かし、広げると、人が手を繋いだ和をえがいてました!まさに手品のように四角い折り紙が変化していきました。 実践を交えながらの話は、この手の動きが数学や科学につながると実感しました。造形の奥深さを少しだけ覗けた気がしました。 最後に、と言われながら、『あなたがとてもかわいい』という絵本を読んでくれました。我が子はどんな表情もどんな状況もかわいい。大きくなっても…というお話しでした。 そして、もう一度講師の解説を交えて読んでくれたのです。1ページづつ、我が子はかわいい感情ばかりではない。。。と。等身大の話しに戻して私達を安心させてくれて講習は終わりました。 久保田美代 |