9月28日(水)「子どもの病気と対応」について、山口県立大学看護栄養学部看護学科の丹佳子先生を講師にお招きし、学びました。
講義は「身近なけがや病気の応急処置」をクイズ形式で学んだり、発熱や嘔吐、腹痛…といった子どもによくある病気に対して、病院受診の判断をどうつけるかなど、具体的な症例に沿ったすぐにも実践できる内容でした。
「突き指は引っ張るとよい、鼻血が出たら首の後ろをトントンする」など、昔はよく言われたものですが、今は違います。常に、知識を新しいものに更新していく必要性を、クイズを解きながら改めて感じました。
子どもの病気やけがは、暗いイメージで捉えがちですが、実は子どもの成長にとって、なくてはならないもの。病気をしながら抵抗力をつけていき、遊びやけがを通して、危険予知能力を育てていく。親としては、心配でつい先回りの口出し・手出しをしてしまいがちですが、「病気やけがを成長の一過程と捉え、上手に対応しましょう」とのお話にとても共感しました。
子どもの、いちばん身近なお医者さんになるために、普段から子どもの様子を「よく見て覚えておく」ことが大切なのだと学びました。子どもの体をよく「みて、きいて、さわって」、いざという時でも適切な対処ができるよう、正しい知識と的確な判断を備えていたいものです。