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中海はすでに湖沼?! [2017年09月09日(Sat)]
先日の本ブログ(9月2日)で、寺島会の席上、領海基線の内側にあって国際法上は内水である閉鎖性の湾(例:大村湾)などが、伝統的に海として扱われてきたために市町村域に組み込まれていないことについて日本水路協会常務理事の加藤茂さんと雑談したことに触れた。

加藤さんも関心を持ってくれて、その後この問題を日本地図センターの野々村邦夫学術長にも話してくれたようである。野々村さんもこの問題に興味をもってくれたという。

野々村さんとは、以前に中央教育審議会で高等学校の地理教育のあり方が検討された時に会って話をしていて顔見知りである。(本ブログ2015年2月22日参照)

この問題について実情に明るい地図と海図の双方の専門家と話ができるのは、私としても願ったりであり、今度3人で会ってこの問題について話してみたいと思った。

そんなやりとりをしているとき、加藤さんが、「中海は海かと思っていたら湖なのですね」という。私が、「宍道湖は湖で、中海は海と思っていたけど、中海も湖なの?」と聞き返すと、加藤さんはそうだという。

ネットで調べてみると、今は中止乃至終了しているが、中海では大規模干拓・淡水化事業が昭和38年から行われていた。その過程で、従来海として扱われてきた中海が埋立目的で市町村区域に編入され、湖沼として扱われるようになったのだろうか。その場合は、現在も水域として残っている部分(現在の中海)も市町村区域に編入されているということだろうか。

いずれにしても、湖になっているのであれば、伝統的に海として扱われてきた領海基線より内側の水域が既に内水(即ち国土の一部)として扱われている注目すべき事例ということになる。

その場合、島根県と鳥取県及び沿岸の松江市、安来市、境港市・米子市などの市町村の中海の湖面上の境界線はどうなっているのだろか。… …。

考えていると、知りたいことがどんどん頭に浮かんでくる。
早く3人で会って、いろいろ話をしてみよう。
Posted by 寺島紘士 at 23:57
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