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第146回水路記念日祝賀会に出席 [2017年09月08日(Fri)]
9月12日は、「水路記念日」である。

それは、9月12日が、わが国が近代国家として歩み始めた明治4年に当時わが国の緊急課題であった日本沿岸の安全を図るための海図作りを使命として兵部省海軍部に水路局が設置された日であることによる。

水路局はその後、海軍水路部となり、戦後も引き続き海上保安庁水路部として存続し、2002年には名称を海上保安庁海洋情報部に変更したが、海洋の総合的管理と持続可能な利用という時代の要請をバックに、海洋調査、海洋情報の収集・提供の業務を拡大して現在に至っている。

9月8日(金)、第146回水路記念日祝賀会が霞ヶ関の東京倶楽部ビルディングで開催された。

私は、1982年から約2年間水路部監理課長を務めて、その間に、水路部の古くなった専門別縦割りの組織を時代のニーズに合せて業務目的別の組織に再編成する大組織改正に取り組み、また、国連海洋法条約の1982年採択に対応して大陸棚限界画定調査の開始、そのための最新鋭の測量船「拓洋」の建造(竣工1983年)に取り組むなど、水路部(現海洋情報部)とは、これまでいろいろご縁があったので、水路記念日の祝賀会にはこれまでもよく出席(2009年9月17日、2010年9月11日等参照)し、今回も喜んで出席した。

祝賀会は、中島敏海上保安庁長官の熱のこもった挨拶で始まり、続いて水路測量、海洋情報の収集・提供、技術開発などに対する貢献で表彰を受けた会社・団体の紹介と受賞者を代表していであ株式会社の田畑日出男代表取締役会長の挨拶があり、その後、松原裕国土交通省技術総括審議官が乾杯の音頭をとった。

会場の「食堂BAR カスミガセキ」は祝賀会(会費制)出席者でいっぱいで、歓談が始まると久しぶりで会う人、頻繁に顔をあわせている人などが、あちこちで語り合い、話が弾んでいた。

私も、中島長官や松原技術総括審議官、仙石新海洋情報部長など祝賀会主催者の方々に挨拶するとともに、人の環をかき分けて回りながら、寺島会のメンバーをはじめ水路部時代に一緒に働いた人たち、これまでの長い間に海洋の調査・情報提供などに関して知り合った人たち、古くからの顔馴染みや比較的最近知り合った海上保安庁や国土交通省の各部局の人たちと顔を合せて挨拶し、近況を語りあった。

その中で、運輸省の先輩の山田隆英さん、塩田澄夫さんと久しぶりに顔を合わせて挨拶を交わすことが出来て嬉しかった。

海洋のガバナンスの推進の中で、地味ではあるが海洋情報部の取組みがますます重要性を増してきている。海洋情報部の一層の活躍を祈りつつ水路記念日祝賀会の会場を後にして家路に着いた。
Posted by 寺島紘士 at 23:52
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