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米国BrookingsのBruce Jones氏来訪 [2017年05月09日(Tue)]
笹川平和財団「海洋政策研究所 Ocean Policy Research Institute 」は、海洋のガバナンスと持続可能な開発について研究して提言するだけでなく、それを実現するために行動する「シンク・アンド・ドゥタンク(Think & Do Tank)」を目指して調査研究・情報発信の機能・体制を拡充してきた。(本ブログ2015年9月19日、2016年3月28日等参照)

近年、OPRIのそのような活動が国際的にも浸透し、海の世界ではOPRI-SPFの名前はよく知られ様になっている。そして、海洋政策の分野で同様の取組をしている各国のシンクタンク(又はシンク・アンド・ドゥタンク)からも時々コンタクトがある。(それらについては本ブログのカテゴリーアーカイブ「海洋政策研究」の「○月△旬の海洋政策関係会議等」など参照)

最近も、米国の著名なシンクタンクBrookingsから、4月末に訪日するのでその機会に情報・意見の交換をしたいと連絡があり、4月28日にVice President and Director, Foreign PolicyのBruce Jones氏が来訪した。

ブルースさんは、Brookingsは、これまで必ずしも海洋のガバナンスに焦点を当てたシンクタンク活動をしてこなかったが、これからは海洋ガバナンスにも関心を持って取り組んでいきたいと考えている、という。

これを聞いて、もろ手を挙げて歓迎した。

今や、「海洋の管理」原則を掲げる国連海洋法条約や「海洋の総合的管理と持続可能な開発」に関する国際的行動計画の下で、各国が海洋ガバナンスに積極的に取り組むことが求められている時代である。この分野でシンクタンクに期待されている役割は大きい。

色々な面で世界をリードしてきた米国であるが、海洋ガバナンスについては、EUなどに比べてもこのところいまひとつ迫力に欠けている感があった。Brookingsのようなシンクタンクが海洋ガバナンスに本腰を入れて、Think & Do Tankとして取り組んでくれるならば海洋ガバナンスの推進にも大きな効果が期待できる。世界の海洋シンクタンクのネットワークへの米国のシンクタンクの積極的参加は歓迎である。

そんなこちらの想いをブルースさんに率直に伝えた。そして、OPRI-SPFが現在力を入れている海洋に関する調査研究や提言、それらに基づくDo Tank活動の内容などについて説明した。

ブルースさんも海洋ガバナンスの分野での当方との連携協力に関心を示し、今後互いに連絡を密にしていくことを約して別れた。今後の連携協力の発展を期待したい。
Posted by 寺島紘士 at 22:53
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