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5月の海洋フォーラムは「サンゴの大規模白化現象について」 [2017年05月04日(Thu)]
2015年〜16年にかけて強いエルニーニョ現象が起こり、グレートバリアリーフやキリバス等でもかってないほどの大規模なサンゴの白化現象が起きており、沖縄県にある国内最大のサンゴ礁「石西礁湖」では約7割のサンゴが死滅したと、環境省が2017年1月10日に発表したことは、本ブログ1月19日でも取り上げた。

その後環境省は、これを受けて2017年4月23日にサンゴ大規模白化緊急対策会議を沖縄科学技術大学院大学で開催し、「サンゴの大規模白化現象に関する緊急宣言」を取りまとめて発表した。
http://www.env.go.jp/press/files/jp/105612.pdf

緊急提言の概要は、次のとおり。
http://www.env.go.jp/press/files/jp/105613.pdf

「推進すべき取組」
<緊急性の高い取り組み>
1 モニタリングの推進/2 優先的に保全すべき地域の特定及び対策の検討/3 サンゴ群集の再生の促進

<サンゴ礁生態系保全行動計画2016-2020 の重点課題に関する地域の取組強化>
4 「陸域に由来する赤土等の土砂及び栄養塩等への対策の推進」の強化/5 「サンゴ礁生態系における持続可能なツーリズムの推進」の強化/6 「地域の暮らしとサンゴ礁生態系のつながりの構築」の強化

<基盤として重要な取組>
7 調査研究の推進/8 地域の取組支援/9 地域横断的な連携推進

<気候変動対策と連携した取組>
10 気候変動対策の推進/11 普及啓発の実施

これらは、気候変動の緩和・適応や生態系の保全、さらに持続可能な開発目標にも取り上げられている重要課題である。

そこで、海洋政策研究所では、環境省自然環境局自然環境計画課長の奥田直久氏に講師をお願いして、5月の第142回海洋フォーラムで、わが国のサンゴの大規模白化現象を取り上げ、サンゴ礁生態系の保全の対策と取組みについて皆さんとともに考えてみることとした。

「第142回海洋フォーラム」
テーマ:「わが国のサンゴ礁生態系保全の現状と対策」
日 時:2017年5月25日(木)17:00〜18:30(受付開始16:30)
場 所:東京都港区虎ノ門1-15-16笹川平和財団ビル 11階国際会議場 
講 師:奥田 直久氏(環境省自然環境局 自然環境計画課長)
(申込は、https://www.spf.org/opri-j/news/article_23971.htmlから)

多くの皆さんの参加をお待ちしています。
Posted by 寺島紘士 at 12:16
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