6月中旬の八重原−自然の恵み [2018年06月16日(Sat)]
6月15日(金)の夜、雨が時々強く降る中を東京から信州八重原にやってきた。暗い中ではあるが、家の周りの木々の葉が2週間前に比べて一段と茂ってきているのを感じた。外気は15℃を下回っていたが、家の中に入るとそんなに寒さは感じないで過ごすことができた。
6月16日(土)は、一日中曇り空で周囲の山々も厚い雲にスッポリと包まれ、梅雨の季節を感じた。 朝、外に出て見るとホーホケキョと鳴く鶯の声や、スッピー、スッピーと鳴く鳥の声が聞こえてきた。 前栽に行くと一段と大きくなったジャガイモの葉の上に結構立派なジャガイモの花が咲いているのをみつけた。中々きれいな花である。今年のジャガイモの収穫は期待できそうだ。 その横ではミニトマトが黄色い花をつけている。よく見るともう青い実が生っている。大きく伸びた枝を支えるために支柱を添えて、もうすぐ始まる収穫の時期に備えた。 さて、今回の一大イベントは前栽の片隅にある枝垂れ桑の実(めぞ)の収穫だった。 枝垂れ桑は木の幹が2mあまり伸びてから四方八方に枝を垂れているが、その各枝にびっしりと桑の実が生り、それが今次々と紫色に稔ってきている。まさにめぞの収穫時期である。 そこで台所からボールを持ってきてめぞを指で摘みはじめたが、指の間からもれて地面に落ちる実も続出してめぞ採りもなかなか容易ではない。おまけに熟れためぞを採ると指や手のひらがめぞの紫色にびっしり染まってしまう。子供のころからおなじみのめぞ採りにつきもの光景である。 それやこれやで今日はたくさんのめぞを収穫できた。時々熟れた実を口に運びながら生食用にする分を取り分け、残りを加工してジャムにする準備をしているうちに一日が終わった。 |
Posted by
寺島紘士
at 23:45