世界海事大学の笹川奨学生が日本研修で来日 [2017年05月14日(Sun)]
国際海事機関(IMO)が世界各国の海事関係の人材育成を目指して設立した世界海事大学(WMU)については、本ブログでもたびたび紹介してきた。(本ブログのカテゴリーアーカイブ「海事教育研究」参照)
日本財団と笹川平和財団海洋政策研究所は、グローバルな活動である海事分野の人材育成の重要性にかんがみ、WMU笹川奨学プログラムを通じて、世界各国で海洋・海事に関わる実務に取り組んでいてさらに知識の高度化を図りたいという人々を支援してきた。 WMU笹川奨学プログラムは今年で31年目となり、現在笹川フェローは69カ国581名に上る。これらの人々のネットワークは、今や世界の海洋・海事に関わる事業の大きな力となっている。 さて、この笹川奨学生は、在学中に世界でも有数の海事国日本を訪問し、日本の海事・エネルギー等関係の会社や研究所、海事関係機関や学校などを訪問して海事関係の研修をしている。 今年も、23カ国、27名の研修生が本日(5月14日)日本に到着した。明日から1週間各地を回って、研修を行う予定である。 世界各国からのWMU笹川奨学生が、日本各地を訪れて直接わが国の海事関係の取組みを学び、海事関係の知見を高めていくいい機会となること、さらには奨学生同士の交流が一層深まり、質の高い人的ネットワークが形成されることを期待したい。 |
Posted by
寺島紘士
at 23:18