「備前市里海・里山ブランド推進協議会with ICM」設立 [2017年02月10日(Fri)]
2月6日(月)、備前市で「備前市里海・里山ブランド推進協議会with ICM」の設立総会及び第1回推進協議会が開催された。2010年から「沿岸域の総合的管理モデルに関する調査研究事業」の一環として備前市(日生)と沿岸域総合管理の手法によるまちづくりの取組み立ち上げを共同研究してきた海洋政策研究所もご案内を受けてこれに出席した。
先ず設立総会が開催され、都合で出席できなくなった吉村武司市長に代わって有吉隆之副市長が挨拶し、続いて協議会委員及びアドバイザーの紹介があった。 協議会の委員は、備前市関係の漁業協同組合(日生、伊里)、農業協同組合、森林組合、観光協会及び自治会連絡協議会の代表と備前市の市長室長、まちづくり部長及び教育委員会教育部長の計9名である。 アドバイザーには、これまで備前市及び日生町漁業と協力してきた海洋政策研究所から所長の私と海洋研究調査部の古川恵太部長が、NPO 法人里海づくり研究会議の田中丈裕理事・事務局長とともに委嘱を受けて就任した。このほかアドバイザーとしては各省庁と岡山県から適宜招聘するとのこと。 続いて、協議会の設立趣意書及び規約の案が、「協議会−実務者レベルで協議・検討する専門委員会−テーマに応じて研究・検証する専門部会」という組織イメージの説明と合せて、諮られて承認された。 続いて、協議会役員の選出が行われ、会長に今脇誠司市長室長、副会長に日生町漁協の淵本重廣組合長、監事に伊里漁協の奥中勉組合長、備前観光協会の木村宏造会長代行が選出された。 設立総会の終了後直ちに第1回「備前市里海・里山ブランド推進協議会with ICM」が開催された。 今脇協議会長の挨拶の後、議事に入り、協議会の業務を円滑に推進するため専門的・分野横断的見地から検討を行う専門委員会の設置及び委員名簿が諮られ、承認された。 専門委員会の委員には、協議会の委員を出している組合・協会等の実務のトップ、及び備前市の様々な組織・団体が名前を連ねて参加している。評議会のアドバイザーは、こちらにもアドバイザーとして参加することになった。 最後に協議会の事業計画と収支予算を承認して、協議会は閉会となった。 <閉会後、今脇協議会長と。背後の時計の時間にもご注目を> 7年の歳月を経て、ついに備前市において沿岸域総合管理の手法を導入したまちづくりの取組みが本格的にスタートしたのは嬉しい。 備前市の取り組みが、今後着実に発展していくことを期待しつつ、夜7時半近くの列車で西片上駅を発ち、岡山で新幹線に乗り継いで東京に向かい、日付が変わってからようやく帰宅した。 |
Posted by
寺島紘士
at 23:28