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江古田の森の早春 [2024年03月13日(Wed)]
1月下旬になってそれまで江古田の森を彩りそれに小鳥たちが群がっていたイイギリの紅い実とネズミモチの紫色の実がすっかりなくなったので、2月2日のブログでは「江古田の森の冬来る」とお知らせした。 https://blog.canpan.info/terashima/archive/2108 参照

ところが、季節の進行はそんなにゆっくりはしていなかった。江古田の森の散歩を続けていると、2月中旬に入るとまだ気温は低いのに森のあちこちで花が咲きだしたのである。

最初に花を見つけたのは2月11日(日)、ハナミズキの丘の方から江古田の森に入ると、丘の上にある学習室の前の花壇にフクジュソウの花が咲いてるのを見つけた。まだ葉も出ておらず黄色い花だけが鮮やかに咲いているのが目に飛び込んできた。(2月11日撮影)
240211フクジュソウIMG_2692.jpg

それを眺めて明るい気持ちでハナミズキの丘の傍の道をさらに歩いていくと今度は早咲きの桜の枝にも花びらが開いていた。(2月11日撮影)
240211桜の花開花IMG_2693.jpg

通路の反対側に並ぶソメイヨシノは未だ春への動きを見せていないのにこの早咲きの桜は花をどんどん咲かせて江古田の森を訪れる人たちを楽しませている。
(2月24日撮影)
240224ハナミズキの丘の桜花IMG_2700.jpg
(3月8日撮影)
240308葉桜のアップIMG_2706.jpg
(3月13日撮影)
240313早咲き桜の葉桜IMG_2709.jpg

江古田の森の芝生広場では2月下旬には沈丁花の花が満開となった。(2月24日撮影)
240224沈丁花の花IMG_2697.jpg

3月に入るとハナミズキの丘の学習室の前の花壇では菜の花が一斉に咲き始めて春の訪れが本格化しつつあることを感じた。(3月13日撮影)
240313菜の花IMG_2708.jpg

さらに、芝生広場では散歩道沿いにある桃と思われる若木に鮮やかなピンク色の花が咲き出して道行く人が歩みを止めて眺めたり、顔を寄せて香りをかいだりしていた。(3月13日撮影)
240313桃の花IMG_2711.jpg

そして、本日「えごたいえ」の傍にあるコブシの樹の枝に白い花が開花しつつあるのを見つけた。(3月13日撮影)
240313コブシの白い花AIMG_2713.jpg

季節は春に向かって着実に歩みを進めてきている。
Posted by 寺島紘士 at 23:18
2月の海洋政策関係会議等 [2024年03月09日(Sat)]
季節が進むのは速い。近くの江古田の森公園では早咲きの桜や沈丁花、フクジュソウ、菜の花などが咲いている。今は二十四節気の啓蟄(3月5日〜19日)、土の中で冬ごもりをしていた虫たちも動き出す。

さて、私が関わった真冬の2月の海洋政策関係会議等は次の通り。(敬称略)

2月1日(木)
○我が国の豊かな再生可能エネルギーをはじめとする海洋資源の利活用を推進する展示会「Offshore Tech Japan 海洋産業技術展 2024」
東京ビッグサイト東8ホール 

主催者セミナー「海洋ロボットと基幹技術」
東8ホール ステージB
・基調講演1
「AUV戦略について(仮題)」内閣府海洋政策本部 参事官 川口悦生
・基調講演2
「SIPにおける海洋ロボット成果」(仮題) 海上技術安全研究所 海洋先端技術系長 藤原敏文
・「海洋ロボットと音響技術」 東京大学名誉教授 浅田 昭
・「AUV向け慣性航法装置技術(仮題)」 日本航空電子工業 エクゼクティブエキスパート 森元誠一
・「水中を見える化する水中光無線技術〜水中フュージョンセンサ、水中光ワイヤレス通信技術〜」 トリマティス 技術デザインGr 取締役 鈴木謙一

(私はSIP第2期革新的深海資源調査技術のピアレビュー会議に参画していたのでこのセミナーに参加するのを楽しみにしていたが、当日に緊急の案件が入って残念ながら欠席)

2月9日(金)
「ICUS懇談会」
テーマ:「『海洋立国』日本の戦略を考えるー動き始めた我が国の洋上風力の現状下、さらなる海洋エネルギー利用推進に向けてやれること、やるべきことー」
場所:アルカディア市ヶ谷(私学会館)
発題者:木下 健(東京大学名誉教授)
主催:ICUS日本委員会、一般社団法人 平和政策研究所(IPP)

木下さんは、海洋エネルギー資源利用推進機構相談役、長崎県海洋産業クラスター形成推進協議会副理事長等も務め、再生可能エネルギー利用推進に向けて自ら取り組んできた洋上風力発電、潮流発電等の取り組みに基づき具体的に話をすすめたので大変参考になった。

2月27日(火)
一般社団法人 マリン・エコラベル・ジャパン協議会「第6回MELアドバイザリーボード」
大日本水産会大会議室

最初に協議会の垣添直也会長から、協議会として発足以来8年目に入ったMELの取組についてポイントをついた具体的な「MELアドバイザリーボードへの報告」があり、それを踏まえてボードメンバとの間で活発な意見交換が行われた。

2月29日(木)
『小島嶼開発途上国の気候変動適応戦略「モルディブの人工島開発経験からの貢献」』
[主催]
笹川平和財団、モルディブ国立大学、(公財)日本グローバル・インフラストラクチャー研究財団、法政大学
[会場]
笹川平和財団10階会議室 又は オンライン配信
[プログラム]
開会挨拶:安達 一(笹川平和財団 常務理事)
基調講演:モルディブの気候変動適応戦略
 アイシャ・シェヘナーズ・アダム(モルディブ国立大学 副学長)
人工島フルマーレに関する概要説明:
 アーマッド・アスラム(住宅供給公社/HDC 戦略経営本部長)
 アイシャス・ライラ(住宅供給公社/HDC 戦略経営本部研究開発部長)
フルマーレ住民の満足度への影響要因:
 坂本晶子(日本グローバル・インフラストラクチャー研究財団 事務局長)
 中山幹康(日本グローバル・インフラストラクチャー研究財団 専務理事)
島嶼間移住への動機に関する予備調査結果:
 ラヒマ・アブゥドゥル・ラヒム(モルディブ国立大学 研究科長)
 アダム・カリッド(モルディブ国立大学 工学・科学技術学部長)
 前川美湖(笹川平和財団 アジア・イスラム事業グループ 主任研究員)
 坂本晶子(日本グローバル・インフラストラクチャー研究財団 事務局長)
パネルディスカッション:
 藤倉 良(法政大学 人間環境学部 教授)
 日下部尚徳(立教大学 異文化コミュニケ―ション学部 准教授)
 アーマッド・シャフィズ(国連開発計画モルディブ)
 アーマッド・アスラム(住宅供給公社/HDC 戦略経営本部長)
 モルディブ国立大学 代表者(アイシャ・シェヘナーズ・アダム 副学長?)
閉会挨拶:
 中山幹康(日本グローバル・インフラストラクチャー研究財団 専務理事)
Posted by 寺島紘士 at 00:01
海洋政策ブログ、380万pvを突破 [2024年02月24日(Sat)]
私の「海洋政策は今 寺島紘士ブログ」の閲覧数(ページビュー(pv))が2月23日に380万pvを突破した!

360万pvを突破したのが昨年4月27日だったから、それから約10カ月で皆さんからさらに20万pvの新たな閲覧をいただいたことになる。

このところブログの執筆頻度は以前ほどではないが、皆さんが相変わらず海洋、沿岸の問題に関心をもって海洋政策ブログを訪れ、掲載しているブログの中からご自身の関心のあるページをピックアップして読んでいただいているのは大変ありがたい、そして嬉しい!

海洋政策ブログは、2007年7月20日の海洋基本法施行を契機として、さらなる海洋政策の拡充を目指して海洋に関心を持つ皆さんと内外の海洋に関する動きと取り組みを共有するために書き始めたものである。
今回で掲載ページ数は2110ページとなった。

振り返れば、最初の海洋政策ブログは、
「海洋基本法施行と海の日」2007年7月27日、
https://blog.canpan.info/terashima/archive/1 

それから内外の海洋に関する動きと取り組みを追って海洋政策ブログの掲載を継続し続け、ページビューが300万pvの大台に到達したの2021年の3月30日、
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2001 

320万pvを突破したのは2021年11月23日、
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2026

340万pvを突破したのが2022年7月8日、
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2055

360万pvを突破したのが2023年4月27日。
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2083

考えてみると約17年間海洋政策ブログを書き続けてきたことになるが、これはその間海洋政策に関心を持つ多くの皆さんが絶えずこのブログを訪れていただいていたからであり、感謝申し上げたい。

この間多くの皆さんが海洋政策ブログを訪れて、最近掲載のページだけでなくこれまで内外の海洋に関する動きと取り組みを追って掲載してきた様々なページ、中には海洋政策ブログを発信し始めたころのページにまでさかのぼってアクセスしている。
この海洋政策ブログを、皆さんが海洋や沿岸域の問題に取り組む際の参考にしていただいているようなので本望である。

これからもさらに400万pvを目指して頑張っていきますのでどうぞ引き続きご活用ください。よろしくお願いします。
Posted by 寺島紘士 at 17:24
1月の海洋政策関係会議等 [2024年02月08日(Thu)]
今日は天気も良かったので日課の散歩で江古田の森に出かけた。5日にかなり降り積もった雪は大分溶けていたが日陰などにはまだ残っていた。そして森の中の道を歩いていくとところどころに緑の葉のついた小枝が落ちていた。さらにはあちこちで緑の葉をつけた人の背丈の倍以上はある灌木が折れているのにもぶつかった。
240208雪で折れた木IMG_2687.jpg
葉の上に降り積もった雪の重さに耐えかねたのだろうか。改めて東京としてはかなりの大雪だったことを実感した。

それはさておき、1月も下旬になると様々な海洋政策関係の会議等が行われた。
私が関わった1月の海洋政策関係会議等は次の通り。(敬称略)

1月26日(金)
○第120回神戸大学経営協議会
・中期目標・中期計画の変更について 他
○第84回 国立大学法人神戸大学学長選考・監察会議
以上に神戸大学東京オフィス会議室より参加

○「食。生態系と土地利用研究会」2023年度第8回会合
鹿島平和研究所第2期研究会
<議題>
「Forests, freshwater and fish - inexorably linked across watersheds(「森林、淡水、魚類―流域を超えた密接な関係」, Dr Ashley Steel, Forestry Division, FAO (アシュレー・スティール博士、FAO(国連食糧農業機関)森林局) 他
オンライン
 
1月31日(水)
○我が国の豊かな再生可能エネルギーをはじめとする海洋資源の利活用を推進する展示会「Offshore Tech Japan 海洋産業技術展 2024」
東京ビッグサイト東8ホール

主催者セミナー「海洋再生可能エネルギーの利用」
東8ホール ステージB
・浮体式洋上風力発電 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所 洋上風力発電PTサブリーダー 黒岩隆夫
・海洋温度差発電 佐賀大学 海洋エネルギー研究センター所長/教授 池上康之
・波浪発電 東京大学 生産技術研究所 海中観測実装工学研究センター/大学院新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専攻 教授 林 昌奎
・海洋エネルギーと漁業の協調 海洋産業研究・振興会 事務局長 兼 研究部長 塩原 泰
・潮流発電 九電みらいエナジー 取締役常務執行役員 事業企画本部長 永松達也

○IPP政策研究会
テーマ:「開発を学ぶ、伝える:日本型知的協力のあり方」
発題者:大野 泉(政策研究大学院大学教授)
開催方法:ZOOMを使用した双方向オンライン研究会
主催:一般社団法人 平和政策研究所(IPP)
Posted by 寺島紘士 at 23:28
江古田の森の冬来たる [2024年02月02日(Fri)]
1月の上中旬は、会合等の予定もあまり無かったので好天の日は近くの江古田の森にほぼ毎日通い、陽ざしを浴びて散歩をしながら森の樹々を眺めて季節が進むのを観察して楽しんだ。

240114プラタナスの樹IMG_2678.jpg
(1月14日撮影)
1月になると落葉樹は葉をすっかり散らしてしまう。江古田の森のお気に入りの樹のひとつである北江古田橋の近くの大きなプラタナスの樹は落葉して樹幹が陽ざしを受けて白く輝き、枝にはたくさんの実だけが残っている。

240114イイギリの紅い実IMG_2676.jpg
(1月14日撮影)
昨年10月頃から赤い実の房をつけていたイイギリの樹も1月には葉がすっかり落ちてしまって紅い実の房だけが陽ざしを浴びて青空をバックに輝いていた。江古田の森には16本ほど紅い実の房をつけたイイギリの樹があり、それらをたどって森の中を散策して歩くのを楽しんだ。紅い実が熟してくるとまだ黄緑色の葉が残っているころからイイギリの樹には鳥たちが集まってきていたが、葉がすっかり無くなった1月になるとイイギリの紅い実に群がっているの鳥たちの姿がよく見えて楽しかった。

240109ネズミモチの樹IMG_2673.jpg
(1月9日撮影)
この季節にイイギリとともに鳥たちがよく集まってくるのがネズミモチの樹である。紫色の実の房を沢山つける常緑樹のネズミモチは江古田の森の北側を流れる江古田川沿いに多いがそのほか森のあちこちにある。イイギリとほぼ同じころから実をつけ、イイギリよりも遅くまでその実は残っていて、鳥たちの食を支えていた。

240130ネズミモチの実AIMG_2684.jpg
(1月30日撮影)
このように秋から冬にかけての江古田の森の散歩に楽しみを与えてくれていたイイギリとネズミモチであるが、今年は1月下旬になると急に枝に沢山ついていた実を減らして、イイギリの紅い実はすっかりなくなり、ネズミモチの紫色の実も江古田川沿いの二本の樹の下方の枝にわずかに残っているだけになってしまった。樹上の実が急速になくなるときには樹の下にはそれぞれ紅色や紫色の実が落ちていたのを見るとすべてが鳥たちに食べられたのではなくこれは自然の現象のようである。今年の夏の異常な暑さの影響だろうか。

1月の末から江古田の森は本格的な冬を迎えた。イイギリやネズミモチの実が無くなってこれから春まで鳥たちは何を食べて寒さをしのいで過ごすのだろうか。
Posted by 寺島紘士 at 23:04
12月の海洋政策関係会議等 [2024年01月18日(Thu)]
今年の干支は、甲辰(きのえ・たつ)。「甲」は、草木では固い殻を意味し、その殻を破って芽を出す状況を表す象形文字。「辰」は、理想に向かって辛抱強く、慎重に、抵抗や妨害と闘って歩を進める意味の表意文字、とのこと。
「甲辰」の今年は、新芽が古い殻から出るにはまだ時期が早く、なかなか出られないように、新しい道を切り開くには抵抗や妨害があり、それらを乗り越える努力をして着実に、かつ慎重に遂行していくべしということを示しているようである。
そんなことを漫然と頭に浮かべていた元旦の午後、石川県能登地方でマグニチュード(M)7.6(気象庁暫定値)の「令和6年能登半島地震」が発生し、沿岸域では津波も観測され、広い範囲で大きな被害が生じた。
そのとき私は信州八重原で子や孫たちと元旦を祝って過ごしていたが、八重原でも震度4に近いのではないかと思うような大きな揺れを体験し、テレビで報道されたその甚大な被害の状況に心を奪われた。

能登半島地震の被害の状況はその後連日大きなニュースとして報道されているが、さらにその翌日の2日には今度は羽田空港で日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突し炎上するという大きな事故のニュースが飛び込んできてこれにも心を奪われた。海上保安庁の乗組員5人が死亡したが、日本航空の乗客乗員379人が燃え盛る航空機から全員脱出用スライドで無事避難できたのがせめてもの幸いであった。

このように新しい年2024年は、年明け早々に大災害や大事故に見舞われてスタートした。私たちは、今年の干支が甲辰(きのえ・たつ)であることの意味を考えながら、慎重に、かつ着実に過ごしていくことを求められているようである。

さて、少々遅くなってしまって恐縮たが、私が関わった2023年12月の海洋政策関係会議等は次の通り。(敬称略)

12月2日(土)
日本海洋政策学会第15回年次大会『総合的な海洋の安全保障とは:第4期海洋基本計画を読む』
於東京大学小柴ホール

内容については下記の本ブログ参照
「日本海洋政策学会第15回年次大会」参加 [2023年12月26日(Tue)]
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2104

12月8日(金)
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期「海洋安全保障プラットフォームの構築」2023年度報告会
イイノホール及びオンライン

<オープニングセッション>
開会の辞 司会/かわい あつみ
新藤義孝 自由民主党 宇宙・海洋開発特別委員会 委員長
黄川田仁 自由民主党 宇宙・海洋開発特別委員会 海洋総合戦略小委員会 事務局長
須藤 亮  内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局政策参与・SIPプログラム統括
宮澤康一 内閣府 総合海洋政策推進事務局長
満岡次郎 一般社団法人日本経済団体連合会 海洋開発推進委員会 委員長
大和裕幸 国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)理事長
<第一部 海洋課題の5ヶ年計画と概要>
プログラムディレクター「全体概要」 石井正一
テーマ1リーダー「レアアース生産技術開発」 川村善久
テーマ2リーダー「海洋環境影響評価システム開発」 山本啓之
テーマ3リーダー「海洋ロボティクス調査技術開発」 藤原敏文
テーマ4リーダー「海洋玄武岩大規模CCS基礎調査研究」 稲垣史生 
<休憩・ポスターセッション>
<第二部 パネルディスカッション〜SIP海洋成果の活用について〜>
司会/かわい あつみ
経済産業省 資源エネルギー庁 次長 松山泰浩
環境省 自然環境局 大臣官房審議官 堀上 勝
内閣府 総合海洋政策推進事務局長 宮澤康一
海上保安庁 海洋情報部長 藤田雅之
帝京大学 先端総合研究機構 客員教授 窪川かおる
一般社団法人 海洋産業研究・振興協会副会長 代表理事・運営委員長 青山伸昭
SIP「海洋安全保障プラットフォームの構築」プログラムディレクター 石井正一
<閉会挨拶>
SIP「海洋安全保障プラットフォームの構築」サブプログラムディレクター 東 垣
<意見交換会>

12月15日(木)
「ICUS懇談会」
テーマ「気候・環境変化に伴うカオスの時代 ―地の利を生かした地熱発電と再生エネルギー―」
発題者 川端穂高(東京大学名誉教授、早稲田大学特任教授)
主催 ICUS日本委員会、一般社団法人 平和政策研究所(IPP)
アルカディア市ヶ谷(私学会館)

12月16日(金)
「第5回 シンダイシンポ 神戸大と産・官・民の共創〜「今」と「未来」を創る人材の育成〜」
神戸大学未来創造プロジェクト主催

○ 神戸大学のビジョン発信
藤澤 正人 神戸大学長
○ 神戸大学の統合報告2023
宮下 智仁 神戸大学未来創造プロジェクトメンバー
北尾 奈央子 神戸大学未来創造プロジェクトメンバー
○ 講演
山谷 佳之氏 関西エアポート株式会社 代表取締役社長 CEO 
○ パネルディスカッション「神戸大と産・官・民の共創 〜「今」と「未来」を創る人材の育成〜」
山谷 佳之氏 関西エアポート株式会社 代表取締役社長 CEO
藤澤 正人 神戸大学長
佐藤 春実 学長補佐・人間発達環境学研究科 教授
白井 康仁 農学研究科長 教授
服部 泰宏 経営学研究科 教授
ファシリテーター /大村 直人 神戸大学理事・副学長
○ 閉会の挨拶
木戸 良明 神戸大学理事・副学長
Posted by 寺島紘士 at 00:48
豊玉氷川神社に初詣 [2024年01月08日(Mon)]
昨年新型コロナウィルス感染症が5類に移行してようやく普通の生活が戻ってきたのでこの年末年始は子・孫たちと浅間連山を眺めながら信州八重原で過ごした。
240104雪の浅間連山IMG_2668.jpg

そして、1月5日(金)午後、娘家族とともに八重原を発って帰京した。関越道も渋滞はなくスムーズに帰り着いた。

明けて1月6日昼頃に近くの豊玉氷川神社に初詣に出かけた。神社について見ると、本殿や社務所の前に参拝者の人影が見えたが、混雑はなく落ち着いていた。
240106豊玉氷川神社IMG_2669.jpg
先ずこれまでのお札をお返しして、本殿の前に行き、お賽銭を上げ、鈴を鳴らし、二礼、二拍手、一揖して新しい年が安らかで明るい良い年となりますように祈願した。
続いて、傍らの須佐之男命を祀る須賀神社、学問の神様・菅原道真公を祀る北野天神社、稲荷神社などに新年のお参りをした後、社務所で天照皇大神宮と氷川神社の新しいお札をいただいた。

晴れて穏やかな天気の下で、豊玉での初詣を済ませ、新しい年が動き出した。

私は2019年に日常勤務からは退いたが、今も海洋に関する活動は続けている。海洋政策ブログによる発信も相変わらず継続しいるが、多くの皆さんが最近掲載のぺージだけでなく海洋基本法制定以後のこれまで海洋政策に関する取組を取り上げたページにも関心を持っていただき、今も多くのアクセスがあるのは大変励みになる。皆さんのお励ましを支えにして引き続きこの海洋政策ブログ等による海洋情報の発信に努めていきたいと考えているので皆さんどうぞよろしくお願いします。

それでは皆さん、今年もどうぞよろしくお願いします。

Posted by 寺島紘士 at 00:23
12月の江古田の森の樹々の彩り、稔り [2023年12月31日(Sun)]
今日は大晦日。この1年家の近くにある江古田の森に散歩で通い、季節の進行に応じて変化する樹々の葉、花、実など、そしてそれに群がる鳥たちなどを眺めながら歩いて楽しんだ。今回は12月中に楽しんだ江古田の森とその周辺の樹々の彩り、実りを取り上げてみたい。

黄葉、紅葉 1212撮影
231212紅葉、黄葉IMG_2648.jpg
12月になると江古田の森の秋の終わりが近づいてきて日々変化する晩秋の樹々の黄葉、紅葉、そしてそれらの組み合わせに目が惹かれてそれを眺めながら日々の散歩を楽しんだ。
その一例が日頃はあまり目立たない芝生広場の散歩道の傍らにある樹々で、この頃になるとそれまで緑色の葉々が各々黄葉、紅葉に色づいてそれらの組み合わせが晩秋の美しさとなり、それに目を奪われて思わず立ち止まって眺めてしまった。

熟した柿の実 1206撮影
江古田の森の周りには柿の木が数本あり、江古田の森の行き帰りに柿の実が実ってくるのを楽しみに眺めてきた。12月の始めには柿の実が十分熟しきっててそれに小鳥たちが群がって完熟した実をつついて食べていた。
231206熟した柿の実IMG_2636.jpg

ノムラモミジ 1209撮影
「えこだの間」のそばにはノムラモミジと名札のついたモミジの木があり、その葉が綺麗に赤く染まって見事だった
231209ノムラモミジIMG_2644.jpg

ハナミズキの紅い実 1209撮影
江古田の森には毎年4月に綺麗な花を咲かせるハナミズキの木がハナミズキの丘を始めとしてあちこちにあるが、その枝に白い蕾とともに綺麗な赤い実ついていてそれが陽の光を受けて輝いていた。(ハナミズキの花については本ブログ参照)
231209ハナミズキの紅い実IMG_2643.jpg

モミジの巨木の紅葉 1212撮影
江古田の森にはヒマラヤスギの巨木があちこちそびえている。その中の一本の根元の陽の光が十分に当たらないところに、幹がかなり太くて枝を横に大きく伸ばして小さな葉をたくさんつけたモミジの大きな木がある。これが12月に入って葉を本格的に紅葉させて中々きれいだった。

231212モミジの巨木IMG_2647.jpg

イイギリの紅い実1226
江古田の森にはあちこちにイイギリの樹がある。それが10月頃から房状の紅い実をつけるが、イイギリにも黄色がかった葉が茂っているころは実はあまり目につかない。それが12月下旬になってイイギリ及びその周辺の落葉樹の葉が落ちるとイイギリの紅い実の房が遠くからでも目立って見えるようになる。紅い実の房をつけたイイギリの樹をあちこちに見つけてそれをたどりながら散歩するうちに江古田の森のあちこちに合計16本のイイギリの樹があるのを見つけてた。これらをたどりながらの散歩するのがこの頃の楽しみで連日紅い実を眺めながら歩いている。
231226イイギリの紅い実IMG_2661.jpg

サギ1225
江古田の森に小さなビオトープがあり、そこには時々鴨やサギがきているが、このところあまり鳥は見かけなかった。ところが年末になって久しぶりにサギが来ているのを2回ほど見かけた。少し青みがかった羽だが以前に見たアオサギとは違うようだ。鳥のことはあまり詳しくないが小さなビオトープに野鳥が来ているのを眺めるのも楽しみの一つである。
231225アオサギ?IMG_2660.jpg

本ブログも掲載が遅くなって今日は大晦日、取り急ぎ本年最後のブログを掲載させていただいた。皆様、本ブログを訪れていただいてありがとうございます。今年もお世話になりました。
どうぞ良いお年をお迎えください。そして新しい年もどうぞよろしくお願いします。
Posted by 寺島紘士 at 23:32
「日本海洋政策学会第15回年次大会」参加 [2023年12月26日(Tue)]
少し掲載が遅くなってしまったが、12月2日(土)に東京大学小柴ホールで開催された日本海洋政策学会の第15回年次大会を取り上げてみたい。コロナ禍でオンライン開催が3年続いたので今回は久しぶりの対面の年次大会である。私も本学会の顧問なので9時半の開会に間に合うように久しぶりに朝早く起きて本郷まで出かけて行った。
東大の正門を入ると安田講堂に向かう道の両側に並ぶイチョウの葉が黄色に色づいてきていてきれいだった。そのため、まだ朝早いのに外国人を含む観光客とおもわれる人たちがあちこちにいてカメラを構えて写真をとったりしていた。。

小柴ホールは安田講堂の後ろの理学部1号館にあり、第1回年次大会を始めこれまで何回も日本海洋政策学会の年次大会を開催しているのでおなじみの会場である。

第15回大会は『総合的な海洋の安全保障とは:第4期海洋基本計画を読む』を統一テーマに掲げて、牧野光琢大会実行委員長の司会で始まった。

冒頭に坂元茂樹日本海洋政策学会長の開会挨拶があり、次に坂元会長から「文部科学大臣、かつ本学会の会員です」と紹介されて盛山正仁大臣が壇上に登り来賓挨拶をおこなった。

そして、いよいよ基調講演である。今大会の基調講演は、我が国及び国際社会の総合的な海洋政策推進の取組を取り上げたなかなか本格的なものであった。
まず、宮澤康一 内閣府総合海洋政策推進事務局長が4月末から始まった「第4期海洋基本計画及び海洋開発重点戦略について」講演し、続いて、海洋科学の国際機関であるIOC/UNESCOの道田豊 議長(東京大学大気海洋研究所 教授)が「ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)の現状と課題」について講演した。

続いて、研究発表(その1)が行われ、次の3つの発表が都留康子(上智大学)座長の進行の下で行われた。(以下、敬称・肩書略)
・「WTO漁業補助金協定に対する暫定評価:国連海洋法条約の視点から」猪又秀夫(東京海洋大学)
・「国連公海漁業実施協定における開発途上国に対する援助義務の法政策的意義―太平洋島嶼国への援助を中心に」吉原 司(姫路獨協大学)
・「韓国の海洋保護区(MPA)制度について―その管理・運営の実態的検証を中心に―」河 錬洙(ハ ヨンス)(北海道教育大学)

午前の部はこれで終わり、続いて第15回定例総会があり、その後昼食となったので安田講堂の下にある大学食堂へ行き、久しぶりに学生の気分に戻って昼食を済ませた。

午後の部はポスターセッションで始まり、小柴ホールロビーで次の5つの発表が行われた。
・「日本のアルゴ計画への貢献策〜米国、オーストラリアおよびドイツとの比較分析〜」磯野哲郎(神奈川大学)
・「沿岸域の総合管理と海洋状況把握に向けた鳥羽市のレッドデータブック」 佐藤達也(ざっこCLUB代表)
・「省庁間連携にむけた海洋関連基本計画の分析(中間報告)」但馬英知(水産研究・教育機構)
・「里海と里海コミュニティの関係を捉える試み−価値観念と関係人口の視点から」 立花佐和子(近畿大学) 
・「根拠に基づく海洋政策立案のための政策評価手法の提案―ブルーエコノミーを事例として―」 田中 元(笹川平和財団)

続いて、2023「学生小論文」表彰式が行われ、次の3人が表彰された。
□優秀賞「海底鉱物資源が拓く我が国の未来〜レアアース泥による日本経済再興の可能性に関する一提言」東京大学大学院 渡部煕
□奨励賞「海洋教育の推進に資する提案―義務教育課程に着目して―」京都大学 永井光洋
□奨励賞「日韓大陸棚南部協定の期限切れに伴う日本の対応の検討」神戸大学 多賀悠樹

その後、午前の発表に続いて研究発表(その2)が行われ、次の4つの発表が脇田和美(東海大学)座長の進行の下で行われた。
・「係争海域の暫定管理とその課題―関係国の信頼醸成を目指して―」下山憲二(海上保安大学校)
・「海洋ごみに関する国際規範形成と日本の関連国内法〜日本の経験が寄与しうる点〜」樋口恵佳(東北公益文科大学)
・「衛星VDESの社会実装に向けた有益性実証について」田中広太郎(笹川平和財団)
・「ロンドン海洋投棄条約における気候変動緩和のための海洋介入(海洋ジオエンジニアリング)への対応」藤井麻衣(笹川平和財団)

休憩の後、『海底の安全保障:持続可能な海洋へ』をテーマにつぎのメンバーでパネルディスカッションが行われた。
モデレータ:加々美康彦(中部大学)
パネリスト:佐藤 徹(東京大学)、篠原雅尚(東京大学)、白山義久(JAMSTEC)、中神正康(水産研究・教育機構)、藤原敏文(海上・港湾・航空技術研究所)

最初に各パネリストが次の順にそれぞれテーマでプレゼンテーションをした。
『経済安全保障は「海底」資源開発プロジェクトの「蜘蛛の糸」になり得るか?』(佐藤徹)
『海底を利用する漁業による食糧供給』(中神正康)
『海域で発生する自然災害の防災・減災に資する海底ケーブル観測システム』(篠原雅尚)
『海底探査・海洋環境調査をロボットで』(藤原敏文)
『海底生態系保全と沖合海底保護区』(白山義久)
それらを踏まえて加々美モデレータがディスカッションを進行し、なかなか聞きごたえのある良いディスカッションが行われた。

最後に日本海洋政策学会の窪川かおる副会長が閉会挨拶を述べて第15回年次大会は盛会裏に終了した。その後小柴ホールロビーで交流・懇親会が行われた。

日本海洋政策学会は2008年11月に日本海洋政策研究会として発足。それから15年が経った。
今回の第15回年次大会に参加してみて、海洋の問題に総合的に取り組むために法律、政策、経済、自然科学等々様々な分野の学者、研究者、そして実務家も参加して海洋政策を研究する学会を設立しようと呼びかけて15年前に発足した日本海洋政策学会がその目的に向かって着実に前進してきているのを実感した。特に、若い人たちもこの年次大会に積極的に参加していて、日本海洋政策学会の活動が私の次の世代どころか、その次の世代、次の次の世代…へと受け継がれ、広がっているのを実感して嬉しかった。
Posted by 寺島紘士 at 22:20
11月の海洋政策関係会議等 [2023年12月06日(Wed)]
猛暑が続いた後に急に寒さがやってきた。気候の極端化だろうか。いずれにしてももう師走である。散歩に通う近くの江古田の森では樹々がそれぞれ赤、黄、あるいは紫色の小粒の実を稔らせてきている。時が経つのが速い。先ずはこの年末年始をどう過ごすのか考えなければ。

私が関わった11月の海洋政策関係会議等は次の通り。(敬称略)

11月9日(木)
「公益財団法人 日本海事科学振興財団 第55回評議員会」
船の科学館3階会議室
<会議次第>
報告事項:令和5年度上半期(4〜9月)の実施事業について 等
審議事項:基本財産の売却に関する件

11月15日(水)
「キャッチ・ザ・ウェーブ:太平洋島嶼地域の今〜政治・経済・安全保障」
笹川平和財団海洋政策研究所 開催
オンライン

・趣旨説明
・登壇者紹介
 黒崎岳大 東海大学准教授/太平洋諸島研究所長
 塩澤英之 笹川平和財団海洋政策研究所 太平洋諸島国チーム上席研究員
・2023年のこれまでの主な出来事
・パラオ、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島、キリバス、ナウル
・パプアニューギニア、ソロモン諸島、バヌアツ、フィジー、ニューカレドニア
・サモア、トンガ、クック諸島、ツバル、ニウエ、仏領ポリネシア
(質疑応答)
・太平洋諸島フォーラム
・開発パートナーの動向・先進国連携
・課題別情勢確認:地域安全保障、中台関係、ALPS処理水、他
(質疑応答)

11月16日(木)
「一般財団法人 マリン・エコラベル・ジャパン協議会 第33回理事会」
<議事>
・令和5年度上半期事業報告及び財務状況について
・配合飼料・魚粉魚油認証の企画委員会設置について 他

11月22日(水)
「第118回神戸大学経営協議会」
東京オフィスより参加
・定年引上げ等の実施について
・KU VISION 2023の更新について 他
続いて
「第83回 国立大学法人神戸大学学長選考・監察会議」

11月24日(金)
「食、生態系と土地利用研究会」2023年度第7回会合
鹿島平和研究所第2期研究会
<議題>
「NBS(自然を活用した解決策)設計プロセス Nature Based Solutions Design Process」Mr. Keith Binsted, Partner-Lead Designer, Underwood & Associates  他

11月27日(月)
第196回海洋フォーラム「アフリカにおける食糧安全保障と持続可能な水産業−地域協力と国際連携推進に向けて」
笹川平和財団海洋政策研究所

<開会挨拶>
<来賓挨拶>
堀内俊彦(外務省アフリカ部長・大使)
<基調講演>
イブラヒム・アサネ・マヤキ(アフリカ連合食糧システム担当特使)
<パネルディスカッション>
イブラヒム・アサネ・マヤキ
モーヴェン・M・ルスウェニョ(駐日ナミビア共和国特命全権大使)
シディヤ・エル・ハージュ(駐日モーリタニア・イスラム共和国特命全権大使)
椿進(AAIC代表パートナー)
ハマディ・ディオップ(DnSコンサルティングCEO)
スィアウ・オンウォナアジマン(東京農工大学外国語学准教授)

モデレーター
小林正典(笹川平和財団海洋政策研究所上席研究員)
<閉会挨拶>

11月30日(木)
NHK BS1 「岐路に立つアイスランドの捕鯨」
Posted by 寺島紘士 at 19:46
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