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生物多様性条約の新事務局長来訪 [2017年06月26日(Mon)]
先週6月21日に、生物多様性条約(CBD)の新事務局長Cristiana Pasca Palmer女史が、環境省からCBD事務局に派遣されている柳谷牧子さんとともに来訪した。

Palmerさんは、昨年11月に来日したBraulio Ferreira de Souza Dias氏(本ブログ2016年11月19日参照)の後を受けて今年3月にCBD事務局長に就任した。

就任前は、ルーマニアの環境・水・森林大臣で、2015年パリの気候変動COP21、2016年マラケシュの同COP22、2016年カンクンのCBD COP21にルーマニアの代表団を率いて出席している。
(Palmerさんの経歴はhttps://www.cbd.int/secretariat/es/default.shtml参照)

Palmerさんとは、今月初めの国連海洋会議の際にCBD主催のレセプションで挨拶はしているが、親しく言葉を交わすのは今回が初めてである。なかなか活発な方で‛やり手’とのうわさを聞いていたが、会ってみると、明るくてきびきびしていてなかなかいい感じの方だった。海洋政策研究所の様々な研究・活動に関するこちらの説明を熱心に聞き、質問を発し、意見交換を活発に行った。

Palmerさんからは、CBD事務局が積極的に取り組んでいるSOI(持続可能な海洋イニシアチブ)への協力、2020年以降のポスト愛知目標の枠組作成への協力などの要請があった。

さらにこちらが推進している沿岸域総合管理(ICM)のモデルサイト事業に関心を持ち、次回はぜひ現地を訪問したい、と云うのを聞いて嬉しくなった。

今後、連絡を密にして、互いに協力していきましょうと約束してお別れした。
Posted by 寺島紘士 at 21:56
夏至と世界水路の日 [2017年06月24日(Sat)]
夏至は、一年で一番昼間の時間が長い日で、また、太陽が一番高い日。今年は6月21日(水)だった。東京芝浦の日の出の時刻は午前4時25分、日没は午後7時だった。

「夏至」は、24節季の第10として昔からわが国で重視されてきたが、近頃あまり話題にも上がらないのが気になり、このところ毎年本ブログで夏至のことを取り上げてきた。(本ブログ2013年6月23日、2014年6月27日、2015年6月22日、2016年6月25日参照)

今年は、このところ梅雨の季節にもかかわらず雨が少なかったので、夏至の長い昼の陽光の中に身を置いて、私たちを育む自然と社会のことを考えるのをひそかに楽しみにしていた。

しかし、あいにくこの日は朝から雨で、しかも日中はかなり強く降っている中を2度も外出したりして、一年の中で一番昼の長い夏至の日を味わうことが出来なかった。残念。 

なお、わが国では近頃は夏至の日には国民の関心が向けられていないが、1日中陽が沈まないか、沈んでもすぐ朝が来る高緯度の国々では、夏至の日が祝日等の特別な日としてあつかわれていることは、本ブログ2011年6月28日等でも紹介したとおりである。

あらためて、インターネットで検索してみると、‛夏を満喫するなら太陽が沈まない国へ’(フィンランド)、‛古代遺跡「ストーンヘンジ」で夏至の祭り’( 英国イングランド)など、夏至を楽しみながら祝う行事がいろいろと載っている。

これを見て、これまでは夏至を国内で祝うことだけを考えていたが、この季節に海外に出かけてそこで夏至を祝うということも、夏至の日を祝う有力な選択肢かなと思った。

皆様にも、北欧などの日がなかなか暮れない地域を訪れて、その中に身を置いて長い昼間を実感しながら夏至を祝うことを考えてみてはどうかとお奨めしたい。

また、6月21日は、「世界水路の日」でもある。

「世界水路の日」は、船舶交通の安全と海洋環境の保全のための世界中の海中・海底の測量・観測業務(Hydrography)や水路技術の重要性について広く一般の人々を啓発することを目的として、2005年11月の国連総会で採択された記念日である。

現在では、船舶交通の安全等のために作成された海図に記載された低潮線が領海やEEZ等の外縁を画定する基線と定められ、また、海底地形図が海洋の環境保全や開発利用、さらには防災などにも広く活用されるようになるなど、水路測量の重要性は一層高まっている。

これからも「夏至」の日には「世界水路の日」を併せてお祝いし、この日を、地球環境と海洋の保全と持続可能な開発・利用に想いを馳せる日とすることを提唱したい。
Posted by 寺島紘士 at 22:39
6月中旬の海洋政策関係会議等 [2017年06月22日(Thu)]
6月中旬入って最初の月曜日に笹川平和財団の理事会が開催された。今月で現在の理事の任期が来て、29日に開催される評議員会で新たな理事が任命される。そこで今回の理事会に次期理事の名簿が諮られ、今季限りで退任する私の後任者の名前もここで明らかになった。

このように残された日々もいよいよ少なくなる中で、6月中旬は、一方で海洋政策の研究・発信等の業務のスケジュールに追われながら、他方で部屋の片づけ、膨大な業務書類の整理等に追われた。

6月中旬の私が直接関係した海洋政策関係の会議、意見交換等は次の通り。 

6月12日(月)
○海洋政策研究所全体会議
○笹川平和財団第32回理事会
○(一社)平和政策研究所主催「21世紀ビジョンの会」出席
テーマ:アジア太平洋地域における海洋安全保障の展望
発題:伊藤剛 氏(明治大学政治経済学部教授)

6月13日(火)
○外務省アジア大洋州局大洋州課の杉浦正俊課長、宮森丈治上席専門官来訪
○日本海洋政策学会第18回定例理事会
<審議事項>
・平成28年度事業報告及び収支決算並びに監査報告について
・平成29年度事業計画及び予算について
・会員の入退会の承認について
・第9回年次大会の準備・開催について
・設立10周年記念事業について
・理事の追加について
・会則等の見直しについて

6月14日(水)
○「The Oceanic Circle」日本語版出版等について所内打合せ
○NPO法人共存の森ネットワーク理事・事務局長の吉野奈保子さん来訪
○海洋基本法戦略研究会開催及び海洋政策提言の準備について所内打合せ
○第3期海洋基本計画の施策のあり方について総合海洋政策本部の古庄幸一参与と意見交換

6月15日(木)
○沖縄県東京事務所の雉鼻章郎副参事来訪
○公益財団法人日本海事科学振興財団の鈴木浩司常務理事、小川康樹総務部長来訪、次期評議員会について打合せ
○「第204回オーシャン・ニューズレター編集会議」開催。
○政策研究大学院大学の角南篤副学長来訪

6月19日(月)
○海洋政策研究所海洋グループ拡大連絡会
○「第2次 公海のガバナンスに関する研究会」(共同主査:川口順子元外務大臣及び小生)第13回会合開催
<議事>
・BBNJ準備委員会第3回会合の報告
・「持続可能な開発目標(SDG)14」の実施に関する「国連海洋会議」(6月5−9日)の報告
・BBNJ準備委員会第4回会合(最終回)にむけて
(本ブログ6月20日参照)

6月20日(火)
○武見敬三海洋基本法戦略研究会代表代行(衆議院議員)訪問、Ocean Newsletterのためのインタビュー‛海洋基本法制定10周年を振り返って’
○「150人のオピニオン」編集について所内打合せ
○「海洋白書2018」スケルトンについて所内打合せ
Posted by 寺島紘士 at 23:10
「公海のガバナンスに関する研究会」開催 [2017年06月20日(Tue)]
6月19日(月)、「第2次 公海のガバナンスに関する研究会」(共同主査:川口順子元外務大臣と小生)第13回会合を開催した。前回が1月27日開催だったから5か月弱ぶりの開催である。(前回の議事については本ブログ1月31日参照、また、公海のガバナンス研究会については本ブログ2014年6月22日、2016年4月10日等)

今回の議事は、@BBNJ準備委員会第3回会合(3月27日−4月7日)の報告,A国連本部で開催された国連海洋会議(6月5−9日)の報告、BBBNJ準備委員会第4回会合(7月10−21日)(最終回)に向けて、の3点だった。

最初の「BBNJ準備委員会第3回会合」については、外務省の長沼条約交渉官が概要を説明して、それを基に意見交換を行った。次の「国連海洋会議」については、水産庁の高瀬課長、海洋政策研究所の古川研究調査部長がそれぞれ会議の参加報告を行った。最後に7月に開催されるBBNJ準備委員会第4回会合の対応について意見交換を行った。

これらの問題には、既にこれまで議論の積み重ねがあるので、それらを踏まえて出席者の間でポイントを突いた有意義な意見交換が行われた。
Posted by 寺島紘士 at 22:41
海の世界の人のネットワーク [2017年06月18日(Sun)]
6月上旬にニューヨークの国連本部で開催された「国連海洋会議」では、これまで海の取組みで知り合った多くの人々に再会して、海の人々のネットワークを実感した。

まず、世界海洋フォーラム(Global Ocean Forum:GOF)PresidentのBiliana Cicin-Sain教授。ビリアナさんとは、2001年12月にパリで世界の海洋関係者が集まって、2002年のWSSDにおいて海洋の行動計画を如何に継続・発展させるかを議論した時に会い、それ以来お付き合いが続いている。

大きな国際会議(最近ではリオ+20、UNFCCCのCOP21、COP22など)でもずっと連携協力してきて、今回の国連海洋会議でも、サイドイベント「海洋と気候に取り組み、ブルーエコノミーを形成」を6月8日にGOF、ユネスコIOC、グレナダ・セイシェル両政府、OCEANO AZUL財団とともに共同開催した。

サイドイベントを共催するユネスコIOC Executive SecretaryのVladimir Ryabinin博士、OCEANO AZUL財団 CEOのTiago Pitta e Cunha氏とも顔なじみで、海洋会議の始めに会場で顔を合せて互いに挨拶を交わした。

国際連合食糧農業機構(FAO)Assistant Director- General, Fisheries and Aquaculture DepartmentのÁrni M. Mathiesen局長とは、国連本部地下1階の広いところでばったり出会った。遠くから互いに見つけて手を挙げて近づき再会を喜んだ。

アーニさんとは、昨年の「国家管轄権外区域の海洋生物多様性(BBNJ)準備委員会」第2回会合(PrepCom 2)(本ブログ2016年9月5日、11日、12日等参照)で開催したサイドイベント「海洋生物多様性の保全と持続可能な利用のシナジーに向けて:持続可能な漁業管理のケーススタディ」で互いに協力したところから付き合いが始まった。アイスランドの財務、漁業の大臣も務めた有力者だが、気が合って交流が続いている。ものごとを前向きにとらえて協働して行こうという考えを共有している、と思う。

同じくPrepCom 2でサイドイベントを共催したIUCN上席公海アドバイザーのKristina Gjerde女史とは、国連海洋会議前日のWorld Ocean Festivalの時から顔を合わせ、 また、サイドイベントのパネル討論に参加したデューク大学の研究科学者Daniel Dunn氏とも会場で会って挨拶を交わした。

日頃関係が深い世界海事大学(WMU)のクレオパトラ・ダンビア‐ヘンリー学長とも会場でばったり会い、パートナーシップ対話などで同席したりした。WMU関係では、日本財団寄付講座Ocean Governance担当教授であるの旧知のRonan Long教授とも再会して、言葉を交わした。

海洋酸性化の関係で交流を深めている国際原子力機関(IAEA)のDavid Osborn環境研究所長、英国のプリマス海洋研究所のCarol Turley研究主幹とも会場であって言葉を交わした。

海洋生物多様性条約(CBD)事務局長のCristiana Pasca Palmer女史とは日本で今週会う約束をしていたので、CBD主催のサイドイベントSustainable Ocean Initiative(SOI)に参加して、そのレセプションで挨拶を交わした。また、CBD事務局で海洋関係を担当している旧知のJihyun Lee女史とも久しぶりに再会して久闊を叙した。

国際連合海洋・海洋法課(DOALOS)のMs. Gabriele Goettsche-wanli課長、武井良修さん(元海洋政策研究財団研究員)とも会場で顔を合せて立ち話をした。

ほかにも、会場で、PEMSEA Executive DirectorのAdrian Ross氏をはじめ多くの顔見知りと顔を合わせ、言葉を交わした。

このほか、会議のイベント登壇者を見ていくと、「エコノミスト」誌Editorial Director、Asia PacificのCharles Goddard氏のように今回は会えなかった旧知の人々もかなりいる。

このように見てくると、私が、これまでおよそ20年に亘る海洋政策研究の活動の中で積み上げてきた海の世界の人的ネットワークはなかなかのものである。この人的ネットワークは、これから海洋政策研究所が、海洋のシンク・アンド・ドゥータンクとして国際的空間である海洋の諸問題に取り組み、海洋の危機に対応する提言を発し、その実現に努めていくのを支える貴重な財産である、と思う。

わたし自身は、今月末には理事の任期が来て退任し、海洋のシンク・アンド・ドゥータンク活動の指揮は若くて活力は溢れる後任者に譲ることになっている。…が、このような海の世界の人的ネットワークは今後の研究所の活動展開にも活用していってほしいと思う。
Posted by 寺島紘士 at 23:12
日本海洋政策学会の定例理事会開催 [2017年06月17日(Sat)]
6月13日(火)、日本海洋政策学会(会長:奥脇直也)の第18回定例理事会が開催されて出席した。毎年この時期にその年度最初の定例理事会が開催されて、その年度の重要事項が審議・決定される。

理事会では、平成28年度事業報告及び収支決算、平成29年度事業計画及び予算、会員の入退会の承認、第9回年次大会の準備・開催、設立10周年記念事業、理事の追加、会則等の見直しなどが審議された。

日本海洋政策学会の年次大会は、毎年、12月の第1土曜日に開かれているが、今年は、12月2日に東京大学の小柴ホールで開催されることが決まった。これと合せて学会の第9回総会も開催される。

これを受けて、年次大会の準備・開催に当たるため、学術委員会委員長を委員長、学術委員会の中から指名される者及び各常設委員会の委員長を委員とする年次大会実行委員会が設置された。150名以上が参加する活発な年次大会を目指してこれから準備が本格化する。

どうぞ、海洋に関心のある皆様、12月2日の日本海洋政策学会の年次大会に奮ってご参加ください。

また、時間の経つのは速いもので、日本海洋政策学会は、来年設立10周年を迎える。
そこで、今年度より、記念事業委員会を設置して、記念講演会開催、学会誌10周年記念特集号の編集など、記念事業の内容を検討して行くこととなった。

日本海洋政策学会は、海洋の諸問題に総合的、計画的に取り組む海洋基本法が2007年に制定されたのを機に、これを学術面から支えるために、縦割りの学問分野に横串を通す学際的かつ総合的な海洋政策学の確立・発展に資することを目指して2008年に設立された(当初は日本海洋政策研究会)。(本ブログ2008年12月9日、2009年1月26日等参照)。
2011年から日本海洋政策学会に名称変更。(本ブログ2011年1月18日等参照)

2013年9月には日本学術会議の協力学術研究団体に指定された。(2013年10月24日等参照)

この10年間の日本海洋政策学会の発展を踏まえ、かつ、最近国際社会やわが国において盛んに議論されている海洋政策に関する新たな課題を念頭において設立10周年記念事業を実施することは、大変意義あることと思う。

理事会終了後、多くの理事の方々が残って、さらに、学会の会員の増大、財政基盤の強化について熱心に話し合った。このような皆さんの熱意があれば、日本海洋政策学会の将来は明るいと思った。
Posted by 寺島紘士 at 17:22
次回の海洋フォーラムは「国連海洋会議の速報」 [2017年06月15日(Thu)]
6月5-9日にニューヨークの国連本部で開催された「国連海洋会議」は成果を上げて終了した。国連加盟国はもちろん、国連専門機関、国際団体、研究機関、NGOなどから大勢の人々が参加して、海洋に焦点を当てて国連の場で議論したのは、画期的なことである。

会議参加者は、持続可能な開発目標(SDGs)についてのボランタリー・コミットメント(自主的約束)をそれぞれ登録するとともに、総会で発言し、パートナーシップ対話に参加し、加えて、サイドイベントを開催し、あるいは毎日開催される様々なテーマのサイドイベントに参加した。

国連経済社会理事会(ECOSOC)のNGO(Special)資格を有する海洋政策研究所もこの重要会議に参加し、ボランタリー・コミットメントを登録し、サイドイベントを開催し、パートナーシップ対話で意見を発表するとともに、様々な会議の関係者・参加者と交流した。
そして、この国連海洋会議が今後の海洋の取組みに極めて重要な役割を持つ会議であることを痛感した。

そこで、来週6月21日(水)に開催する第143回海洋フォーラムでこの国連海洋会議の状況・内容について速報することとしている。フォーラムの概要は次のとおり。

第143回海洋フォーラム
日時:2017年6月21日(水)17:00~18:30(受付開始:16:30)
場所:東京都港区虎ノ門1−15−16 笹川平和財団ビル11階 国際会議場
テーマ:国連海洋会議からの速報〜海洋と海洋資源の保全と持続可能な利用
講師:海洋政策研究所 寺島紘士、古川恵太、前川美湖
参加費:無料

これについては既に下記の財団のホームページ等で皆様にご案内しているが、多くの海洋に関心を持つ皆さんにご参加いただきたく重ねてご案内します。
https://www.spf.org/opri-j/news/article_24084.html参照
Posted by 寺島紘士 at 23:34
国連海洋会議への海洋政策研究所の参画 [2017年06月14日(Wed)]
国連海洋会議については、本ブログですでに3回 (6月8日、10日、11日) にわたって取り上げてきたが、今回は、笹川平和財団海洋政策研究所がこの国際会議にどのように参画し、持続可能な開発目標SDGsの実施の議論にインプットしてきたかを紹介したい。

<ボランタリー・コミットメント>
海洋政策研究所は、まず国連海洋会議に出発する前に、国連海洋会議がその目玉の一つとして広くその参加者に呼びかけているVoluntary Commitments(自発的約束)の登録要請に応じ、2014年の「第3回国連小島嶼開発途上国会議(SIDS 2014)」で設立して自らその事務局を務める、島嶼国と国際社会の多様な関係者が自主的に集まって協働して島と周辺海域の保全と管理に取り組む国際ネットワーク「島と海のネット(IO Net)」の活動を登録した。

そして、国連海洋会議の場でもIO Netの活動とその意義について紹介するとともに、パンフレットを配布してその周知に努めた。

<サイドイベント>
また、8日には、国連本部会議場1で世界海洋フォーラム(GOF)、ユネスコIOC、グレナダ・セイシェル両政府、OCEANO AZUL財団とともにサイドイベント「海洋と気候に取り組み、ブルーエコノミーを形成(Addressing Oceans and Climate and Building the Blue Economy)」を開催した。

これには、当方から、古川恵太海洋研究調査部長、白山義久海洋研究開発機構理事が登壇して発表した。

このイベントでは、気候変動枠組条約COP21でまず議論され、さらに世界の専門家が細部を詰めてCOP22で発表・共有された「Strategic Action Roadmap on Oceans and Climate:2016-2021 (海洋と気候に関する戦略的行動地図:2016−2021)」を実施する「The Roadmap to Oceans and Climate(ROCA) 」について議論が行われ、ROCAの実施に向けて結束して行動していくことが確認された。

<パートナーシップ対話での意見発表>
さらに、パートナーシップ対話にも積極的に参加し、6月9日のパートナーシップ対話7「国連海洋法条約等の国際法の施行による海洋とその資源の保全と持続可能な利用の増進」では、SDG14の実現のための国連海洋法条約等の国際法の施行には、多様なステークホルダーの参画と科学的な情報に基づく国レベルの「島の管理戦略」の策定が必要等の意見を古川海洋研究調査部長から発表した。
Posted by 寺島紘士 at 23:43
海洋政策ブログへのアクセス、160万ページビュー突破 [2017年06月12日(Mon)]
海洋に関心を持つ皆さんとともに、内外の海洋に関する動きと取組みを追い、わが国の海洋政策の拡充を目指している「海洋政策は今 寺島紘士ブログ」のアクセス数が、本日(6月12日)ついに160万ページビュー(pv)を超えた.読者の皆さんに感謝をこめてお知らせしたい。

140万pvを超えたのが2016年12月23日だった(本ブログ同日参照)から、それから5か月と20日間で、160万ページビューに到達したことになる。

今年に入っても、国際的には、国連海洋会議(6月5‐9日)を筆頭に様々な国際会議が開催され、また、国内的にも第3期海洋基本計画の改定に向けた検討が始まるなど、海洋政策に関する内外の取組みは活発であり、それらがアクセス数のコンスタントな増加を支えていると思われる。

海洋政策に関心を持つ多くの皆さんに支えられてアクセス数がここまで伸びてきたのであり、ブログにアクセスしてともに海洋政策について考えていただいた皆さんに重ねて感謝申し上げたい。 

これからもなるべく小まめに内外の海洋に関する動きと取り組みをお伝えしますので、どうぞよろしく。
Posted by 寺島紘士 at 23:27
国連海洋会議、盛会裡に閉会 [2017年06月11日(Sun)]
6月9日(金)、国連海洋会議は、盛会裡に閉会した。

会議最終日は、午前に「国連海洋法条約等の施行による海洋・海洋資源の保全と持続可能な利用」に関するパートナーシップ対話が行われ、SDG14 の達成には国連海洋法条約の効果的実施がキーであるということに参加者の意見が集約された、という。

その後、総会(Plenary)で、パートナーシップ対話のレポートを聴き、事前の政府間協議で合意された会議レポートとCall for Actionを採択した。席上における米国の独自の主張、フランス、ロシア、エジプト、EUのそれぞれの発言がIISDのサマリーに載っている。

ピーター・トンプソン国連総会議長は、会議はすべてのSDGsの実施に大きなモメンタムを引き起こしたと総括し、共同議長(Co-President)のバイニマラマ フィジー首相は、会議期間中にボランタリー・コミットメントの提出が倍増したことをに注意を喚起した。
もう一人の共同議長のイザべラ・レビン スウェーデン副首相は、人類の生存問題の政治的アジェンダの中心に海洋を位置付けたことに対して各国代表団、特にフィジーに感謝し、ケニヤとポルトガルからの次回,2020年の会議のホスト国を務めたいという提案を歓迎した。

会議は、午後6時前に閉会し、その後cultural ceremony が行われた。

国連海洋会議の状況・内容については、IISDのウェブサイトに全体サマリーと毎日の会議サマリー及び参加者の写真が掲載されていて会議の様子がよくわかるので、是非一度覗いてみてください。
http://enb.iisd.org/oceans/sdg14conference/enb/
Posted by 寺島紘士 at 23:21
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