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競艇は合法なギャンブル [2005年10月28日(Fri)]
理事長尾形の講演の内容を2回に分けてご紹介します。


北國新聞 政経懇話会10月例会 2005年10月26日(水)
「公営競技は社会悪か」
日本財団理事長 尾形 武寿 講演


<配布資料抜粋>

1.公営競技の種類

(1)中央競馬 国営・畜産振興
(2)地方競馬 地方自治体主催・畜産振興
(3)競輪   地方自治体主催・自転車他機械の改良
(4)オートレース 地方自治体主催・小型自動車他機械の改良
(5)競艇   地方自治体主催・船舶新興、海難防止事業の新興


2.日本の公営競技市場

(1)中央競馬  2兆9,314億円
(2)地方競馬    3,862億円
(3)競輪       9,151億円
(4)オートレース  1,130億円
(5)競艇      9,838億円
 ──────────────
  合計     5兆3,295億円


注:ちなみにパチンコは約30兆円です!

3.賭博と刑法

 刑法
 
 (賭博)
 第185条 賭博をした者、50万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の
     娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りではない。

 (常習賭博及び賭博場開帳等図利)
 第186条 常習として賭博をした者は、3年以下の懲役に処する。
    2 賭博場を開帳し、又は博徒を結合して利益を図った者は、3月以上5年
     以下の懲役に処する。


4.英国の例

「1960年第二次王室委員会報告の審議の結果、国家は社会の問題とならない限り、一般市民の楽しみを阻害してはならない。(中略)禁止したためにかえって犯罪を生むものである。」英、パトラー内相


この考え方がギャンブルを合法化しました。


5.公営競技が「悪者」扱いされる所以

(1)ギャンブルは暴行、脅迫、強窃盗、その他の副次的犯罪を誘発し国民経済の機能に重大な障害を与える恐れがあります。【E大学】
 → 犯罪の増加

(2)公営賭博場が出来ると、(中略)ギャンブル目当ての暴力団などが跋扈し風紀が乱れ青少年の教育環境も悪化すること、など、大きく住民の生活環境の悪化が必須であった。【弁護士 YN(新潟)】
 → 暴力団の関与

(3)立川競輪場(東京都)近くの住民・事業所への調査結果を見ると、街の風紀・治安が悪化する可能性が高いといえます。建設予定地近くには、昔から住んでいる住民の他に、最近建設されたマンションの住民も多く、風紀上・治安上の観点からも立地条件としては不適です。【N反対の会】
 → 風紀の乱れ

(4)答弁で藤井町長は「これまで二回の請願採択は非常に重い」とした上で「勤労意欲を阻害する面がある環境を町が自らつくり出すことは問題」(中略)と反対理由を説明した。【熊本日日新聞】
 → 勤労意欲の低下

(5)娯楽施設といいますが、娯楽を超えて家庭崩壊の原因となっています。(中略)家庭をかえりみない人を作ります。【日本共産党W支部】
 → 家庭崩壊


6.ギャンブル依存症について

 <嗜癖(しへき)>

「ある習慣への耽溺」を意味し、止めたくてもやめられない一定のパターンを伴った行動を指す。依存症(Dependence)は特に重症例を指すが、嗜癖は軽症例から重症例までを含む言葉である。

(例)
薬物(アルコール、薬物シンナー、覚せい剤、コカイン、咳止めシロップ、マリファナ、鎮痛剤、睡眠薬、ブタンガス)、たばこ、摂食障害(過食、拒食)、パチンコ、マージャン、ギャンブル、暴力(家庭内暴力、老人虐待、DV、こども虐待)、恋愛、セックス、借金、仕事、ショッピング、習慣性逸脱行動(痴漢、のぞき見、盗癖)、株


 → われわれの日常生活全てに当てはまる行為。ギャンブルだけが特別ではありません。


7.公営競技と刑法

桜木町駅前会員制競輪場外車券発売施設の設置計画に関する質問主意書(抜粋)(2004年12月2日佐藤兼一郎)

<質問>
賭博や賭博場開帳などが刑法で厳しく禁止されている理由を明らかにされたい。

<回答>
刑法(明治四十年法律第四十五号)上、賭博行為や賭博場開帳等図利行為等を処罰することとされているのは、賭博行為が、勤労その他正当な原因によらず、単なる偶然の事情により財物を獲得しようと他人と相争うものであり、国民の射幸心を助長し、勤労の美風を害するばかりでなく、さらには副次的な犯罪を誘発し、又は国民経済の機能に重大な障害を与えるおそれすらあるためである。

他方、公営競技については、法令に従い地方公共団体等が実施することにより事業の公正な実施が確保され、また、公益の増進を目的とする事業の振興、地方財政の健全化などに資するものであることから、関係する法律の規定によりその実施が認められているところであり、このような考え方は、現在においても妥当するものであると考えている。


公営ギャンブルは合法的であり、妥当なものなのです。


8.競艇の目的

モーターボート競走法

(この法律の趣旨)

第1条 この法律は、モーターボートその他の船舶、船舶用機関及び船舶用品の改良及び輸出の振興並びにこれらの製造に関する事業及び海難防止に関する事業の振興に寄与し、あわせて海事思想の普及及び観光に関する事業並びに体育事業その他の公益の増進を目的とする事業の振興に資するとともに、地方財政の改善を図るために行うモーターボート競走に関し規定するものとする。


競艇は、まさに正当なギャンブルです。


9.ギャンブルの視点

(1)公正性
 ・ギャンブルの基本。八百長は何よりも忌み嫌うべきこと。
 ・「李下に冠を正さず」「疑わしきは罰する」

(2)公益性
 ・収益は社会のために使われてこそ。
 ・世界は一家、人類皆兄弟姉妹

(3)透明性
 ・ギャンブルは、社会が公正に評価すべきもの。
 ・徹底した情報公開


私たちは、この精神にのっとって仕事に励んでいます。


10.日本の実情

(1)減点法による「年功序列型」出世システムの定着
(2)江戸の儒教+官僚支配により人民が自分で決めないようにしてきた。
(3)戦後の進歩主義者の成果=「評論家社会」の実現
        
           ↓

 ・日本人=「決断できない」民族になった

           ↓

 ・何にでもチャレンジし、決断できる若者を育てることが必要

  【かわいい子にはギャンブルをさせよ!】

 ・自己責任の性根が身に付く。
 ・良いことも悪いことも適度にやってくることが理解できる。
 ・決断することの重要さを知ることができる。



いかがでしたでしょうか。
次回は、小規模舟券売店について、ご紹介します。

■てら
『新聞がなくなる日』歌川令三(著)草思社 [2005年10月27日(Thu)]
素晴らしい本をご紹介します。


『新聞がなくなる日』歌川令三(著)草思社、です。

歌川さんは、現在の東京財団特別研究員に就任される前は、日本財団の国際担当常務理事で、世界を舞台とする公益事業を指揮されていらっしゃいました。

情報システムを担当している私は、歌川さんからのパソコンに関するご質問にお答えしたり、インターネットの仕組みなどをご紹介させていただいていました。歌川さんは、いつも紙とペンを離さず、アフリカ出張にご一緒したときも常にメモを取っていらっしゃいました。原稿執筆もペンと紙をご愛用。

その歌川さんが、インターネットに関連することをご自身の研究テーマにされてからは、パソコンの使い方を勉強され、そしてインターネットに関する書籍を読破され、あっと言う間にネット世界の最先端の知識と感性を身につけられていたのには、大変驚きました。
また、原稿をパソコンでワードを使って書かれている姿を拝見したときは「!?」。
私に同じようなことができるでしょうか。
自問するにつれ、歌川さんの知的好奇心の豊かさとそのご努力に、ただただ感嘆するばかりです。

昨年(2004年)10月、韓国のインターネット新聞の現状を調査するため、歌川さんと私達とで韓国へ合同調査出張をいたしました。9社ほどのインターネット新聞社を訪問させていただくことが適い、韓国における現状を把握することができました。歌川さんの広くて深い韓国の人脈があって初めて成り立った調査でした。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

調査結果は、歌川さんは研究レポートそして今回の本の資料としてお使いになり、私達は公益コミュニティサイト・Canpan(カンパン)の開発に反映することができました。

そのような経緯もあり、ご紹介する本は思い入れのある心で読ませていただきました。

印象的な部分を引用して、ご紹介させていただきます。

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『新聞がなくなる日』 歌川令三(著) 草思社

 第七章 ジャーナリズムは滅亡するか?
  ― 「メディア」が変わると「文化」も変わる

 問答「然は、然りながら」― 新聞ジャーナリズムの宿命的変貌を論ず


・・・以下は、メディアの技法の各論にまで踏み込んだ“新聞プロ同士”の「然(さ)は然(さ)りながら」問答だ。

 彼らが言う。「知識を提供する役割を果たす良質の新聞がなくなったらどうなると思うか。インターネットなんて便所の落書きみたいなものだ。新聞など既存のメディアのもとでは発信者は誰か、はっきりしていた。反面、受け手は匿名性が確保されていた。インターネットは無署名の無責任メディアだ。だいたい、あんなもので筋道立てた真面目な話ができるわけがない。趣味の話ならまだしも、出まかせのいい加減な媒体がニューメディアとはおこがましい」

 私は言う。「お説の通り。たしかにインターネットによる世論形成の広場は、無秩序だ。文章はおおむね下手くそ、論旨不明の独りよがりの発言も多い。でもそんなに欠陥だらけのニューメディアが出現しただけで、どうして激しい新聞離れが起こったのだろう。インターネット上のブログの質が向上し、あるいは電子新聞がもっと充実したら新聞はどういうことになるのか、それを考えたことがあるのか?」

 彼らは言う。「いや、その話は後回しだ。くどいようだが、ネット上に落書きみたいなものを書きまくっているド素人たちが、新ジャーナリズムを形成していけると思うのか? プロがいなければ、どれがいい原稿なのか、ジャッジできないじゃないか。新聞が社会の公器といわれるゆえんは情報をしっかりと取捨選択するプロのゲート・キーパーがいるからだ。娯楽と速報とセンセーショナリズムが売り物のテレビや、無数に飛び交う無編集のインターネット・ガセネタ(いんちき情報)の過ちを断ち切る唯一の媒体が新聞じゃないか」

 私は言う。「そんな“あるべき論”で、新聞ジャーナリズムの将来が決まっているのなら楽なものだ。
 問題の所在は、ラジオ・テレビ報道、そしてインターネットのブログの登場によってもたらされた新聞の情報供給の独占体制の崩壊にある。旧い新聞人の感覚に浸っている人は、新聞社がメディアの王者であり得たのは、情報伝達のスピードの遅い紙メディアしかなかった時代の特権であったことをよく理解していない。情報の発生から情報の受信までの時差を利用して、情報伝達の独占代理人の地位を得ていた。
 新聞はさまざまな情報を取捨選択し、一枚の紙面に手際よく並べ、読者が共有すべき共通の価値基準で照らした“社会の鏡”と銘打って、ニュースを独占販売していた。あの時代のニュースとは、新聞に載った情報のことであり、新聞のプロが選択しなかった情報はニュースではなかったのだ。新聞の持っていたニュースの独占販売権は、インターネットの登場でとどめを刺されたとは思わないか?」・・・

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歌川さんは各種データを真正面から見据えて分析され、ご自身のお考えをまとめられています。
「新聞はなくなってほしくない」とお考えの歌川さんが述べられた、日本の大新聞は201X年には崩壊し、2030には死滅するだろうという予測には、ドキリとさせられます。

以前ご紹介した、EPIC2014では、「2014年の現在、ニューヨーク・タイムズ紙は、グーグルゾンの支配に対する精一杯の抵抗として、オフラインとなった。タイムズ紙は、エリート層と高齢者向けに紙媒体のみを提供するようになる」と予測しています。日米で同じような予測が出ていますね。

現在、そして近未来のジャーナリズムを勉強するにはとても良い本だと思いました。
お薦めの一冊です。

10年前に、今の姿を想像することができなかったように、10年後がどうなっているのか、全くわかりません。なんだか、ワクワクしてきます。

■てら
サンダーバードの車中から [2005年10月26日(Wed)]
サンダーバードで金沢へ。かっこいい名前の特急列車があるものです。
サンダーバードと聞いて人形劇が目に浮かぶ方は、私と同世代?

ところで、芦原といえば三国競艇、そして越前蟹。
かに漁の解禁は11月6日。
先程、元気一杯の60歳のタクシー運転手さんから聞きました。
解禁直後は、ご祝儀相場といって値がはるそうですが、1週間もすると落ち着くようです。

午後は、北國新聞主催の政経懇話会で理事長の尾形が講演します。
テーマは「公営競技は社会悪か」。

私も少々時間をいただいたのでカンパンをご紹介します。

・参考資料「競艇と日本財団 ―公営競技は社会悪か―」(2005年2月1日講演)

■てら

しらさぎ57号の車中から [2005年10月25日(Tue)]
出張で嬉しいことのひとつに、本を読めることがあります。
列車の揺れがかもし出す眠気に勝つことが前提ですが・・。

『新聞がなくなる日』歌川令三著(草思社)を読みました。

「将軍は昔の戦争をしたがる」という欧州の諺を引用され、過去の成功体験こそが、企業の自己変革の足かせとなる、と書かれていました。
そして、「新聞業界のいまが、まさにそうだ」と警鐘を鳴らされています。

私は、メディアがテーマなのにもかかわらず競艇業界のことを考えながら読んでしまいました。

本については、またご紹介させていただきます。

■てら


「津〜芦原〜金沢」行脚 [2005年10月24日(Mon)]
競艇業界の一員として、ビックレースへ参列することは私のグループの大切な仕事です。
今日から、二泊三日で競艇業界の皆様にお会いします。

そこで、私としては苦手な携帯電話を使ってブログを更新してみようと思います。

写真を駆使!と意気込んだのですが、何故かDOCOMOからは、写真をアップロード出来ないらしい!

ブログのアプリ元に問合せると障害とのこと。
早く直って欲しいもんです。どんどん画像にトライしてみます。

■てら
復活おめでとうございます、良かった! [2005年10月23日(Sun)]
いろいろな人にカンパンを勧めている寺内です。
このエントリーは、カンパンブログ「がんばれ留学生」を読んでトラックバックしたものです。
会長笹川がいつも話すことのひとつに「私たちは、世のため人のために役立つことを支援する。そして、役立っている仕事を少しでも多くの方にわかっていただくまでが我々の仕事。」というフレーズがあります。

いいことをするだけで終わらず、多くの人に伝えて、そしてそうした話を聞いた人が自分たちがするときに参考にしてもらえれば、それこそ人のお役にたつ仕事。

感動経営を提唱される、角田織之先生もおっしゃっています。
「伝わらなければ存在しないのと同じ」
相手に伝わってこそ、なのですね。

言葉にすると実現するといいます。思っているだけではだめで、実現したいという思いを自分に伝えるにも、言葉で伝えると効果がある。そして、しゃべるだけでもだめで、相手に伝わるためには何をするか、ということなのでしょう。

カンパンはそんなツール、そして広場になればと思ってます。

実は、カンパンブログを紹介するとき、ティナさんのブログをいつも紹介させていただいていました。

それは、ティナさんの頑張りから私が元気を分けてもらっていたように、皆さんにも元気が伝わるかな、と思っているからです。

一時期、ブログを閉鎖されていらっしゃいましたね。
金曜日にYoカッパさんと話して、心配していたんですよ。
どうしたんだろう?と・・・。
いろいろあったようですね。

でも本当に元気になって良かった!
ティナさんが一所懸命に頑張っている姿は、皆を元気にしていると思います。

ありがとうございます。
応援しています!

私も感謝の気持ちを伝えたくなりました。

■てら
久米信行さま・講演会「『メール道』『ブログ道』の心得とは」 [2005年10月22日(Sat)]
2005年11月15日(火)に、わが尊敬する久米信行さんが「虎ノ門DOJO」という東京財団主催の無料公開勉強会で講演されます。
┌─────────────────────
第211回虎ノ門DOJO
2005年11月15日(火)12:30〜13:45 
日本財団ビル2F 大会議室

『メール道』『ブログ道』の心得とは
 〜 心の通うeコミュニケーションのすすめ 〜
 久米信行 久米繊維工業(株)代表取締役
   ベストセラー書籍『メール道』 NTT出版
└─────────────────────

久米さんとは、ソフト化経済センターの講演会でお見かけしたのが最初の出会いでした。
パネルディスカッションのコーディネータをされていたのですが、あまりの素晴らしさに感動してしまいました。

久米さんは4〜5名のパネリストの本をお持ちになっていました。目を引いたのが本に付いている数多くの付箋。久米さんは、パネリストが書かれた本の中からテーマに関連する箇所を引用されて、パネリストの発言を促されていたのです。

気持ちよく思っていることを話されるパネリストの皆さん、テーマとの関連もばっちりです。
中身が濃く、そしてパネリストの皆さんが活き活きと話されて、会場も一体となったとても感じの良い素晴らしいパネルディスカッションでした。

あまりの素晴らしいさに、是非知り合いになりたいと思い、パネルディスカッション終了後名刺交換をさせていただいたのがご縁でした。

その後、東京財団主催の講演会、日経広告研究所主催の講演会でお会いしたりしていました。久米さんのメールマガジン「縁尋奇妙メール」を拝読するようになり、日経広告研究会の岡崎昌史さまが主催されている「インターネット肴会」を知り、世界がどんどん広がりしました。

久米さんは、2005年4月の「インターネット肴会」で「『メール道・ブログ道・メルマガ道』研修会」というテーマで講演されています。

2004年からブログを書こうと思い出したものの手をだせず、4月の講演を聴いて「よしっ!私もやるぞ!」と背中を強く押していただいた素晴らしい内容でした。お陰で、カンパンブログが誕生し、私もブログを始めることができました(9月からです・・・)。

また、久米さんには、カンパンで記事を書いていただいたり、応援していただくことをお願いしている「カンパンエディター」にご就任いただいています。無償ですのにお引き受けいただきありがとうございます。

久米さん、そしてカンパンエディターをお引き受けくださった皆様に、この場を借りて心から御礼と感謝を申し上げます。


11月15日の講演会。きっと、この講演会がきっかけで数多くのブロガーが誕生することでしょう。
そこで、ブログについて久米さんから聴いた話の中で私が感動した一部をお伝えさせていただきます。当日の素晴らしさの一端でもお伝えできれば幸いです。

┌────────────────────────────────
・メール道とは、単なる通信手段=eメールに気心を通わせ、相手と、自分を高めていく道
・メールは余計な情報がない分、人柄が表れる
・コミュニケーション能力は、必ずしも賢い人が上手ではない。品性、感性、知性が大切
・ブログは、個人・法人活性化ツールの真打
・ブログ道とは、単なるWEB日記に=ブログ(Weblog)に知恵と生き様を刻んで自分と読者を高めていく道
・ブログとは自分を見る鏡
・書くネタに困ると生き方が変わる
 いつも同じことをしていないか?こんな生き方でいいのか?反省して生き方を変えてみる。人生をアクティブにしていく
・読者数最大より、生涯の縁者を200人を作ろう
└────────────────────────────────

みなさんも、講演会にいらっしゃいませんか?

■てら
大学時代の連中との飲み会 [2005年10月21日(Fri)]
今日は、大学時代のクラス会がありました。

と言っても、毎月開催しているので、一般的なクラス会とはちと趣が違います。
そう、大学時代の連中との飲み会がありました、が正解かもしれません。
思えば、大学を卒業して以来続けられてきているので、もう26年になります。

今日は、13名ほどが、いつもの地下鉄銀座線「末広町駅」からほど近い小料理屋「うちだ」に集合。
元大手海運会社の船長・今は法廷で活躍している奴、昔はカッター部で今はテニスに山に青春真っ盛りの奴、娘が可愛すぎてきっと結婚を反対しそうな奴、なんでお前らそんなに仕事漬けかとなじる20年近く社長をしている奴、昔柔道部そして船長・今は中央官庁で国を支えている奴、仕事でくたくたの奴、みんな素晴らしい輩です。

そんな皆に、一人の同級生についてお見舞いの報告がありました。

それは、脳卒中で植物人間状態になり寝たきりになっている彼のことでした。
大学で教授をしていた彼が激務で倒れたのが7年前。

私たちは、全寮制の大学時代、寮で生活をしていたので、同級生の日常生活までよく知っています。笑いも悲しみも分け合ってきたものです。
そんなクラスメートが倒れて植物人間状態になるとは。
最初聞いたときは、信じられない出来事でした。

今回は、少しでもご家族に使っていただこう、と有志の皆で出し合ったカンパを届けたときの話でした。

なんと、今までピクリとも動かなかった彼が奥さんの声に反応しているようだ、というのです。
奥さんのグー、チョキ、パーという声に、微かながら指が動いているというのです。
よくわからないが、もしかすると意識があるかもしれない・・・。

良かった!と思う反面、これからを思ってしまう自分がいました。
ご家族にすれば、こんなに嬉しいことはないでしょう。
でも、と考えてしまう自分もいました。
私が彼ならどう考える、妻はどう受け止める?

年をとるにつれて、体がいうことを聞かなくなります。
彼のことがどんどん自分のことのように思えるようになってきました。

■てら
特殊法人等改革推進本部参与会議第41回議事概要 [2005年10月16日(Sun)]
「特殊法人等改革推進本部参与会議」のページを確認したところ、第41回議事概要(2005年10月3日)がアップされていました。

参与会議の議事録は、なかなか読むことも少ないと思いますので、長文ですが引用します。

  〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

特殊法人等改革推進本部参与会議第41回議事概要

1.日時  平成17年10月3日(月)10:00〜12:15
2.場所  総理官邸4階大会議室
3.出席者
[参与]
 飯田亮、朝倉敏夫、翁百合、小幡純子、樫谷隆夫、高原慶一朗、
 富田俊基、船田宗男の各参与
[農林水産省]
 町田勝弘生産局畜産部長、荒川隆生産局畜産部競馬監督課長
[経済産業省]
 平工泰文製造産業局次長、若井英二製造産業局車両課長
[国土交通省]
 星野茂夫海事局長、室谷正裕海事局総務課長
[事務局]
 伏屋和彦内閣官房副長官補、松田隆利事務局長、橋口典央事務局次長

4.主な議題
・日本中央競馬会、地方競馬全国協会について(農林水産省)
・日本自転車振興会、日本小型自動車振興会について(経済産業省)
・(財)日本船舶振興会について(国土交通省)

5.議事経過

日本中央競馬会、地方競馬全国協会(農林水産省)
 資料に沿って説明が行われた後、各参与から、以下のような発言があった。

・日本中央競馬会は、有効な民間的・独法的手法を導入する観点から、経営の評価軸となる具体的・定量的な経営目標を設定するとともに、経営目標に基づき経営を客観的に評価する仕組みを検討することが必要である。
・日本中央競馬会の契約のうち、競争性のある取引については平成22年度までを待たず可能な限り早急に競争契約率を100%にすべきである。また、競争性のない取引についても、透明性を高める措置の検討が必要である。
・日本中央競馬会の子会社・関連会社の事業・組織の再編・統廃合については、具体的な改革案を提示すべきではないか。
・現在の地方競馬の抱える問題である高コスト体質等を改善する必要がある。
・地方全国競馬協会の組織形態としては、地方公共団体の共通の利益となる事業等を実施する地方共同法人にすべきである。
・両法人の実施する畜産振興補助事業については、国が実施する補助事業との相違、国ではなく法人が助成する理由が分かり難く、問題がある。

日本自転車振興会、日本小型自動車振興会(経済産業省)
 資料に沿って説明が行われた後、各参与から、以下のような発言があった。

・助成金の交付先決定プロセスについて、国民の目から見ると不透明なのではないか。厳しい世論があり透明性を高めるという視点が重要。報道されているような問題を踏まえ、再発しないような仕組みを考える必要がある。
・地方にできることは地方にという考え方が原則。組織改革について、競技の活性化という観点は当然であり、いかに無駄な部分を防げるか、地方の共通の利益となる事業についてどう考えるか、という観点から地方共同法人化すべきではないか。
・両法人の統合について困難だとする理由が不明確。統合して組織のスリム化を図るべきではないか。
・日本自転車振興会に対する交付金に余裕があるとの話もあり、余裕があるから必要のないところに助成金が交付されているのではないか。交付金率を引き下げるべきではないか。
・補助事業について、国が実施する補助事業との役割、国ではなく法人が助成する理由が分かり難い。

[(財)日本船舶振興会(国土交通省)]資料1
 資料に沿って説明が行われた後、各参与から、以下のような発言があった。

・助成金交付の仕組みと国の関与のバランスが良く取れた形態。会長、理事長のリーダーシップはどのようにされているのか。
・100%出資の財団がみられるが、その実態について資料を示してほしい。

(文責 特殊法人等改革推進本部事務局 速報のため事後修正の可能性あり)

  〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

お気づきになられたかと思いますが、日本船舶振興会は、(財)日本船舶振興会なのです。
そうです、すでに民間の法人、財団法人でもあるのです。

2004年度内には、結論が出るとのことです。

「民ができることは民がする」、日本財団は「民の心で公の仕事」をしています。

■てら
大先輩から夕食会のお誘い [2005年10月15日(Sat)]
大学時代からの9年上の大先輩で、私が勝手に人生の師匠と仰ぐ中村祐三さんから、ご自宅での夕食会に夫婦でご招待いただきました。

中村さんのご自宅は新浦安の高層マンション。3人のお子さんも独立されて、今は、奥様と90歳になられるお元気なお母さまと同居。
手作りの心温まる美味しいお料理と、ワイン、そして大きな窓から見える東京ディズニーランドの花火のおもてなしをいただきました。
そして、奥様の素晴らしい油絵を拝見して、感動までいただきました。
ありがとうございました。

中村さんとは、私が大学1年19歳のときの中村さんが大学院生で主催された「100時間漂流実験=『救命ボート』と『救命いかだ』の性能比較調査」に被験者として参加させていただいたのが出会いでした。

人の余っていた救難食糧を食べて元気だった私。
お陰さまで100時間の実験終了後、陸から1.5キロ離れた海上から、浜まで泳ぐことができました。「お前のは実験データにならん」と中村さんに怒られたのも、もう30年前。

こうして振り返るとあっという間です。

暖かいおもてなし、ご馳走さまでした。
ありがとうございました。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

■てら
 
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