蔵部(小布施)、ロッジ・アボリア(Avoriaz 菅平)、足立原玄・仏画美術館を訪問 [2009年05月04日(Mon)]
5月2日(土)、3日(日)と、1泊2日で妻と信州旅行に出かけました。
目的地は、蔵部(長野県小布施市)、ロッジ・アボリア(Avoriaz 菅平)、八ヶ岳美術館、足立原玄・仏画美術館。快晴の下、初めてのオープンカー・マツダユーノスロードスターをレンタルして爽快にドライブしてきました。 蔵部(くらぶ)は、(株)桝一酒造場が経営するレストランです。尊敬する久米信行さんが小布施の素晴らしさを語っていたのを聞いて、いつかは行きたいと思っていました。蔵を改装した店内は趣があり、吹き抜ける風が一段と爽やかでした。 ロッジ・アボリア(Avoriaz)は、27年前に新婚旅行で泊まった思い出の宿。ヨーロッパのロッジを思わせる落ち着いた内装のおしゃれなロッジです。いつか再訪したいと妻と話していました。 経営される橋本ご夫妻とは、27年間のお話を楽しむことができました。変わらぬ暖かいおもてなしに感激です。ありがとうございました。 八ヶ岳美術館も27年前に訪れたところ。当時は、村野藤吾氏が設計されたことも知りませんでしたが、今回は建物そのものも、じっくり観賞することができました。 2月に安達原玄さんにお会いしてすっかりファンになってしまった私たちは、玄さんの仏画が展示されている八ヶ岳にある美術館に行きたいと思っていました。今回の旅行は、玄さんの美術館に行くことが大きな切っ掛けでした。 安達原玄・仏画美術館は、八ヶ岳美術館から車で40分ほどのところ。大きな民家のような外見の建物に足を踏み入れるとびっくり。仏画の数々に圧倒されます。5m四方の曼荼羅は完成まで10年近くかかるとのこと。細い線一本一本に、安達原玄さんの思いが込められています。心が洗われ、とても豊かな気持ちになりました。 2階には、13mほどの仏陀涅槃仏(ぶっだねはんぶつ)が寝ていらっしゃいます。聞くと、玄さんのご子息である文彦さんが、愛・地球博(2005年日本国際博覧会)で見染めて、いくつものハードルを乗り越えて、タジキスタン共和国に永久貸与していただいているとのこと。 発掘された涅槃仏は6世紀ごろ作られたもので、バーミヤンの石仏が破壊された現在、往時の精神のありさまを示す唯一の大型仏像とされています。 涅槃仏の「甘いお顔」に魅せられたと文彦さんはおっしゃいますが、確かに、仏様は玄さんの曼荼羅に囲まれて、この世とは思えぬ甘い空間を作っていらしゃいました。 「もう少し広いところで多くの方に見ていただきたい」そうおっしゃる玄さんは、「八ヶ岳まんだらミュージアム」を作るプロジェクトを進められています。2011年の完成を目指して、5億4千万円の寄付金を募集中です。多くの方が応援されていらっしゃいます。 今回も足立原玄さん、文彦さんにお会いしお話を伺い、夢を実現しようとされる方の輝き・元気に触れることができました。人の素晴らしさに感動しました。ありがとうございます。心より感謝申し上げます。 素晴らし出会いの数々に感謝です。ありがとうございました。 ■てら |