「政策形成のあり方と政党シンクタンクの役割」シンポジウム参加 [2005年11月21日(月)]
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シンポジウム風景 「政策形成のあり方と政党シンクタンクの役割(自由民主党・立党50年記念シンポジウム)」が、赤坂プリンスホテル(東京)で開催されました。 自由民主党党改革実行本部シンクタンク準備室長の鈴木崇弘さんに教えていただました。 鈴木さんとは、鈴木さんが日本財団で企画課長をされていたとき以来、お付き合いさせていただいています。 1993年頃、林 雄二郎先生(当時・日本財団顧問)のご指導のもと、鈴木さんが「日本財団中長期計画」を、事務局の企画課長として苦労されながら明るく元気にとりまとめられていたことを思いだします。 私は策定メンバーの一人として、日本財団の未来を描くという作業に参画させていただきました。私にとっては考え方・議論の進め方も全てが初めてで、とても新鮮な体験でした。今でもケアポートみまきでの合宿を鮮明に思い出します。 また、鈴木さんが大阪大学特任教授・フロンティア研究機構副機構長に就任されているとき、日本財団で構築・運営している基幹システム「システムNIPPON」(会計・勤怠・給与・稟議・助成事業管理システム)をフロンティア研究機構でも活用できないかと、ご一緒に検討させていただいたこともありました。 カンパンエディターへのご就任もご快諾いただきました。ありがとうございます。 鈴木さんは、日本に理想のシンクタンクを作ることを目指し、いつも走っていらっしゃったと思います。その思いが、日本で初めての政党シンクタンクの創設に結びついたのでしょう。おめでとうございます。 シンポジウムは、中身の濃い素晴らしいものでした。私のメモから概要をお伝えします。間違いがありましたらご容赦ください。 ・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・ 政策形成のあり方と政党シンクタンクの役割 (自由民主党・立党50年記念シンポジウム) 2005年11月21日(月)14:00〜15:30 ◆基調講演:国家戦略としてのシンクタンク 船橋 洋一(米国ブルッキングス研究所特別招請スカラー、朝日新聞コラムニスト) ・政党がシンクタンクを持つのは世界でもまれ。 ・ブルッキングスは非政党派。 ・アメリカのシンクタンクの研究員はアドボカシーも評価され、論文などがTVや新聞などで取り上げられたり引用された回数がグラフで貼ってある。厳しい競争に晒されている。 ・中国には軍のシンクタンクがあるが、いかにタイムリーに政策提言ができるか、党のシンクタンクと競いあっている。 ・アメリカのフォリアンアフェアーズという権威ある政策雑誌に中国、韓国のシンクタンクが論文を発表し出している。日本で掲載されたのは吉田首相の論文だけ。 ・日本がアジア太平洋で新しい構想をだせるかどうかが問われている。 ・これからのシンクタンクに必要な5つ。 (1)アイディアは「力」だと信じること イギリスの経済復興は、民営化がテコになるというポリシーシンカーの信念が成し得た。 (2)衆知を結集すること 民間にいいアイディアあれば拾い上げること。 (3)ベストシナリオが崩れたときのシナリオを最初から描くこと イラク戦争では、民主化がスムーズに進まなかったときのシナリオが最初になかった。 (4)ネットワーク効果を最大に使うこと 自分の価値は相手の反応があって初めてわかる。 (5)国益を第一にすること 組織ばかり見ず、国益を第一に考えた提言をすべき。 ◆パネルディスカッション パネリスト 安倍 晋三 (官房長官・前自民党党改革実行本部長) 葛西 敬之 (JR東海代表取締役会長 ) 船橋 洋一 (米国ブルッキングス研究所特別招請スカラー、朝日新聞コラムニスト) コーデイネータ 中林美恵子 (アイリス経済研究所研究員、キャスター、元米国議会スタッフ) ・交通政策については、問題点はいつも明確だった。ただ、政治は妥協であり、いつも中間の策だった。政治は、潜在しているものが顕在してから手を打つ。民間は潜在しているものを引き出して、深く考え、決めたら徹底してやりぬく。 政府は本当に大切なものを見ようとしない、深く考えようとしない、そして徹底してやり通そうとしない。しかし、この姿勢が戦後50年の日本の高度成長と重なり、政府の成功体験となった。 今こそ、日本の最大のシンクタンクである霞ヶ関がその成功体験を脱ぎ捨て、チャレンジングな活動をすることが日本にとって望ましい。 ・アメリカのシンクタンクの顧客は、政治家やメディア。ブルッキングス研究所は、年間4,000万ドル使っている。シンクタンクは独立していなければならない。競争原理をどう働かせるか。今までは、花より団子という姿勢だったが、これからは花も大切。花とはアイディアであり、国造りであり、予防外交。これらを世界に伝え表現していくこと。 ・いい人材を集めることができるかどうかが重要。働く喜びは、自分の政策が実行されるかどうか。省を超えたり、存続に関することの提言などは、シンクタンクなら可能。自分の提言が政策となって実行されるかどうか、提言者に政府に入ってもらうことはどうか。霞ヶ関、シンクタンク、大学、政府で人材を流動させてはどうか。世界のシンクタンクとの交流はどうか。 ・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・ あっと言う間の1時間半でした。 やはり人が一番大切。自分の提案が政策となって実現されることは大きな喜びでしょう。 ふと、思いました。私達日本財団は、すでに実現することを行っているではありませんか! そうです。日本を元気にするために、国益のために、競艇ファンのお金をプロジェクトの応援という形で実現しているのです。また、会長笹川の、「戦略は何か?」、「そのプロジェクトを10年続けたらどうなるのか?」、という問いは、社会に対する「提言」を求めているのではないでしょうか? 今までシンクタンクというと、凄い頭脳集団で私には縁遠い世界だと思っていました。でも、こうして考えると、私達も「日本を元気にする提言」を発信しなければ、と思えてきました。 公益活動を支援をするためには、日本の将来、そして限りある財源をどのように効果的に使えるかを深く考え「日本を元気にする提言」を多くの方に伝え、そしてそれに対する声を聞き入れて、さらに考える。そして、支援を通じて実現していく。 Canpan(カンパン)は、「日本を元気にする提言」道場にもなると思いました。 ■てら |




