• もっと見る
«満月の七夕に思うこと「日本から世界へ」 | Main | 「知らない県No.1の島根県をメジャーにする会」@リーダーズサロンなみへい・NMIHEI(神田)に参加しました»
デジタルパブリッシングフェア2009に参加 [2009年07月09日(Thu)]
本日、7月9日(木)、10日(金)と東京ビッグサイトで開催されている、「デジタルパブリッシングフェア2009 専門セミナー」に参加してきました。

拡大を続ける電子書籍市場の最新技術が集結しているセミナーに、知的興味が刺激されました。
静かに、電子書籍が浸透しています。しかも、ケータイを使って、コミックが読まれています。また、米国では、Amazonが、電子ブックリーダーを販売しているのです。

紙の出版物だけをイメージする時代から、電子化を前提にする書籍づくりへと確実に変化していることがよくわかりました。

NPO活動などでも、パンフレットなどを作る場合、パンフレットだけで終わるのではなく、最初からコンテンツをWebで利用することをイメージして、パンフレットを制作することが有効だと、改めて実感しました。

市場総論
グローバル化・多様化する電子書籍の未来とは?

【コーディネーター】
(株)インプレスホールディングス 取締役
 グループ事業開発担当 北川雅洋氏

【パネリスト】
・アマゾンジャパン(株)書籍事業統括本部
 営業本部長 友田雄介氏
・NTTソルマーレ(株)
  代表取締役社長 大橋大樹氏
・(株)講談社
  ライツ事業局長 吉羽治氏
・(株)モバイルブック・ジェーピー
  代表取締役 野村虎之進氏


今回、電子書籍の業界のことに初めて触れることができました。興味深かったことを記します。

1.電子書籍は、ケータイがPCの6倍ほどで、約400億円、
 ケータイでは、電子コミックが330億円。(2008年度)

2.売れ筋は、
 電子コミック:成人用コミック(エッチなもの)
 写真集:グラビア

3.ケータイ電子書籍の利用率は、
 男性より女性の方が「購入したことがある、無料で利用
 したことがある」ことが多い
 特に、10代女性、20代女性が多い

4.電子書籍のフォーマット化には3種類ある
 ・紙の出版物を後で電子化する
 ・紙の出版と電子書籍の発行を同時にする
 ・電子書籍の発行だけを行う

5.アマゾン・キンドル(Amazon Kindle)は、米国のみで販売
 されている「電子ブックリーダー」。
 ・2010年の売り上げ予想は、980億円。急激に増大。
  40・50歳代が多い。
 ・2007年は、電子書籍数が7万点。2009年5月は、28万点。
 ・紙の出版と電子書籍は、読者層が異なる。
  別のマーケットとしてとらえるべき。
  雑誌の出版は減ってきているが、一方で電子コミックは
  増加している。乗換が発生している。

Amazon unveils new Kindle DX
Amazon unveils new Kindle DX


6.『電子書籍調査報告書2009』 【PDF】 が発売された。
  品種: 電子書籍ダウンロード
  ページ数: 342ページ
  販売価格: 60,900円 (税込)

■てら