稲葉晃子さんのコアフィット=コアヌードル+ストレッチ+コアエクササイズ [2009年07月03日(Fri)]
現在、妻と一緒に毎晩寝る前に10分ほど、コアヌードルという中空の発泡ポリエチレンの棒の上に寝ています。尊敬する久米信行さんがされていると聞いて、早速買い求めました。
コアフィットの「基本のポーズ」 開発者は、ユニチカのキャプテンを務めた稲葉晃子さん。ホームページによりますと、選手引退後、米国に留学。スポーツ医学(専攻は筋肉反応)を学んだ後、米国公認 ATC(アスレチックトレーナー資格)を取得されました。 稲葉さんは腰痛持ちで、ヘルニアと腰椎すべり症(椎骨が前方へずれる状態)を一緒に抱えていらっしゃるとのこと。この痛みを軽減するために、腰痛に関する文献を片っ端から読破し、出会った理論が「コアスタビライゼーション」だったといいます。 お腹には、3層の筋肉があるようですが、その一番奥にある深層筋も鍛えることで、腰痛は緩和されるとのことです。詳しくは、稲葉晃子さんの論文をご覧ください。 その稲葉さんが腰痛緩和を目的に、誰にでも簡単にできるトレーニング手法として開発されたのが「コアフィット」です。そして、用いるツールが「コアヌードル」。 コアヌードルは、直径6センチ、長さ120センチほどの発泡ポリエチレンの2本の棒を、ゆるくゴムで連結したものです。 その上に寝てみると、なんとも言えぬ不思議なさわやかさ。 背筋が伸びて、腰が左右に開く感じなのです。最初のころは、左足がびりびりしびれてしまいました。今では、全く違和感がありません。 腕も頭の上に伸ばすと、五十肩もあり硬くなった肩関節が、じわーっと伸びていくのがわかります。痛がゆいとでもいう感覚です。 全身の筋肉が自分の体重で伸ばされていくような感じで、体のこりが取れていく感じです。 その後は、体幹(コア)の中心の深層筋(体幹筋)を鍛えるエクササイズ。といっても、力を入れるものではありません。棒の上に乗ったまま、両手、両足を上げて、その姿勢をキープするだけなのです。 両足を上げたまま10秒間両手を上に突上げます でも、これが、なかなか難しい。体が安定せず、横にグラグラと揺れて、足を床につけたり、手で体をささえることになってしまうのです。きっと、深層筋が弱くて、体幹が安定しないのでしょう。 上級になると、胸の上で手を組んだまま、足の曲げ伸ばしをする、とあります。とてもとても、できません。 しかし、10分間大の字で寝て、10分間エクササイズもどきをして、終わってみると、体がとても軽く感じます。また、そのままベッドに入ると、気持ちの良いこと。妻いわく、ただでさえ寝つきがよいのが、コアフィットをしたあとは瞬間的に寝ている、とのこと。 1セット7,900円ですが、この気持ちよさと体調の良さを得るために、開発の関係者皆さんへのお支払いだと思うと、決して高いとは思えません。 これからも、健康に注意して、生涯現役を目指して働きたいと思います。ありがとうございます。 ■てら |