松林光男さま『週2、3日働いて1000万円稼ぐコンサル起業術』ダイヤモンド社 [2006年11月18日(土)]
|
松林光男さま(著)『週2、3日働いて1000万円稼ぐコンサル起業術』ダイヤモンド社を読みました。 松林さんとは、7月30日の土井英司さんのセミナーでご一緒したのが最初でした。その後、松林さんの会社の方がブログ道場にいらっしゃたり、メールを何度か交換させていただいています。 7月のときは、シニア世代を応援する本を執筆中とおっしゃっていました。その本が、ついに11月3日に出版されました。 おめでとうございます! 土井英司さんが毎日出されているメルマガ『ビジネス・ブック・マラソン』を読んでいましたら、松林さんが出版された記事がありました。嬉しくなってお祝いのメールを松林さんにお送りしたところ、サイン入りの著書を贈ってくださったのです。とても、嬉しく思います。味わって読ませていただきました。 読んだ感想を一言でいいますと、「私も松林さんのように、自分の人生を楽しく生きるように、自分で創りたい」です。 題名からは、ベンチャービジネスを成功させるノウハウが書かれているような印象を受けましたが、実際は違いました。 前半は、どのように人生を生きるか、30歳代のころから、松林さんが実践されてきたことが綴られているのです。そして後半は、シニアコンサルタントとして、社会のお役に立つためのエッセンスが散りばめられています。 微力ながら日本財団の情報システム導入に全力を尽くした私としては、目の覚めるようなノウハウが詰まっていると感じました。 「たら・れば」を話しても仕方が無いのはわかっていますが、当時(1998年〜2001年ごろ)、この本に出会っていたら、手探りで進めていた業務改革や情報システム導入がどれほどスムースになったことか・・・そんなことを考えました。 それにしても、現場の経験に裏付けられた智恵が詰まっているこの本は、組織をさらにバージョンアップされようとしている30代の若手から、50代になって人生をさらに楽しく活き活きと生きたいと思われている方に、是非読んで欲しい本です。 松林さんの人生が詰まっている素晴らしいご本をありがとうございました! 印象深かったことを記します。 ・長い間、サラリーマンを続けていると、知らず知らずのうちに「働くこと」=「組織に所属すること」と思い込み、条件の悪い再雇用や転職の誘いを当たり前のように受け入れてしまう。けれども、「脱サラリーマン」の道もあることを忘れてはいけない ・経営コンサルタントになるのに、若さや資格が必要だとは思わない。むしろシニア世代のほうが向いている職業ではないかと思う ・コンサルティング業界の人月単価の相場は、20代から30代の若手で300万円〜400万円、40代のチームリーダークラスで500万を超えることもある ・自分の人生の棚卸をして、日本一の得意技を見つけること。自社のテレビの品質管理なら日本一など、どんなにニッチな分野でもかまわない ・コンサルタントに向いていない人 (1)体が丈夫でない人 (2)地道な努力ができない人 (3)得意技を持っていない人 (4)人と会ったり、話をしたりするのが嫌いな人 (5)自分に自信がない人 ・Give & Take の基本は「自分から与えること」 Give & Give & Give and Take ・信頼関係で結ばれた人脈は、100人か200人だが、その友人に100人、200人の信頼できる人脈があるとつながっていく ・顧客指向の本質を教える故伊丹十三監督の「スーパーの女」(1996年)を見るべし ・新しいことを始めようとするときは、古いものを一度壊す必要がある。「ありたい姿」を現実のものにするには、抵抗勢力に屈してはいけない。「ありたい姿」に向かってまい進するための旗振り役が必要 ・提案書で必ず押さえておくべき7つの項目 (1)プロジェクトの目的と当活動の目的 最終目的と期間を区切った目的 (2)活動の範囲 業務(問題の限定)、事業(全体か特定か)、地域 (3)活動の成果物 業務診断書、プロジェクト企画書 (4)活動の基本的な考え方 ・仮説立案 ・外部からみた診断を通して課題を提示 ・解決策提案を提示 ・プロジェクト目標を設定 ・業務改革、情報システム改革コンセプトを企画 (5)活動の進め方とスケジュール 手をつける順番とスケジュール (6)活動体勢(案)と役割 (7)プロジェクトの成功要因 提案書と見積もり書は別々につくる ・コンサルティングを行う会社が上場企業の場合、個人(松林さん)として1万株以上を買うことにしている ・コンサルタントに限らず、企業がシニア世代に求めるのは、自らが若い人たちと一緒に動き、彼らの状況を把握し、足りない部分を補い、彼らが迷った場合には方向性を指摘してあげることが求められる 松林さんが創立された会社名は、「ワクコンサルティング株式会社」です。ワクは、「ワクワク」して楽しく仕事をしようという思いを込めて命名されたそうです。なんと素晴らしい心意気でしょう。 中村天風先生の「人生というものは、苦しみを忍ぶとか、辛さを忍ぶとか、そのような忍苦忍耐よりも、現在の自分の生きている命にできるだけ喜びを多く味あわせて生きることだ」という言葉を、松林さんの本を読んでいて思い出しました。 ■てら |





