こんにちは ピカ子です。
梅雨のじめじめした中、みなさまどのようにお過ごしですか?
でんぽでは、小雨が降る日曜日に「夏のボランティア研修」が行われました。
シェルターでボランティアをして下さっている方々が集い、「日ごろの活動内容や、子どもたちとの触れ合いの中で感じておられること」を分かち合う時間を持ちました。
ボランティアの形態は、主に日中の時間帯と夜間の時間帯があります。活動内容は、掃除や家事・料理を通して子どもたちと過ごしていただき、子ども発信で一緒にお菓子作りやゲーム、散歩や創作活動などをやっていただくことがあります。
研修では、ボランティアさん8名とスタッフ5名がまず車座に座り、自己紹介を行いました。『てんぽでボランティアをするきっかけについて、活動で心がけていること、てんぽ以外で行っている活動があれば話して貰う』以上3つのことを柱にそれぞれお話していただきました。
時には、笑いあり、涙あり、深イイ話ありで、心がふわっと軽やかになりました。
私自身の感想としては、「このような方たちに囲まれて仕事ができるなんて、幸せだわっ」と。みなさま、異口同音のように、「子どもたちにとって、空気のような存在でありたい。何かしてあげようとは思わず、ただ傍に居て安心できる環境をつくれれば良いと思っている。害を与えない大人が横にいること。雑談できる大人として、子どもから声をかけられた時に関わるようにしている。」と話されていました。
その後、男性ボランティアさんと女性ボランティアさんに分かれて、日ごろの活動で困っていること、良かったこと、他の人はどうしているのか疑問に思っていることなどを中心にグループ討議をしました。男性は男性ならではの女子利用者との距離感についての話もありました。女性ボランティアさんたちからも、子どもたちが普段リラックスして過ごしている和室は、むやみに入らないようにしているとの話がありました。ボランティアさんの性別に限らずみなさまが、「子どもが安心して居られる場」として、きめ細かく心遣いをしてくださっていることが感じられました。
そして、最後にお弁当を食べながら、ボランティアさんから事前にいただいたスタッフへの質問にお答えする形で、「てんぽ退所後の子どもたちの様子」を話せる範囲でお伝えし、てんぽの社会的意味や意義を考える時間となりました。
終了した頃には雨もやみ、雲も動きだし遠くの方には明るい光が指していました。子どもたちの知らないところで、こんなにも子どもたちを気にかけて下さってる存在が居ることを、子どももどこかで感じているかも、とてんぽに続く空を見ながら感じました。
≪子どもとボランティアさんの合作です!≫