ボランティア研修&春のボランティア養成講座 [2018年02月09日(Fri)]
こんにちは!スタッフこっこです。
てんぽでは年齢性別様々な方々がボランティアスタッフとして関わってくれています。日頃は毎日入れ替わりで子どもたちとかかわって下さるボランティアの方々やスタッフが共に勉強し交流する機会として年に2回ほどボランティア研修を企画しております。研修が終わった後は昼食を食べながらの懇親会もありますよ。 先日2月1日には日本水上学園(写真)に行き、施設内見学をさせて頂きました。そして43年間児童福祉に関わってこられた松橋園長と職員の方からお話しを伺うことが出来ました。10代後半の子どもたちと関わっている私たちにとってまさにピッタリの内容でした。 松橋園長がてんぽに期待することとして、人との出会いの大切さをあげられ「人を傷つけるのは人、人を癒すのも人」と、「憩いの家」の広岡知彦先生の『自立支援には子どもたち自身が信頼できる大人と出会う事がまず大事。そうすれば生きていこうと思えて、自立していく力は自然とついてくる』という言葉を引用されました。施設での制限ある生活において信頼できる大人と出会う事がいかに大切かをお話しくださったことは、とても印象に残りました。また虐待から逃れても心に受けた傷は深く残り、その後の人生に強い影響を与えるというエピソードも強い思いを込めてお話しくださいました。 水上学園の職員の方からは自立支援、アフターケアを実践するうえでのお話を具体的に伺うことができました。「人は働くことで社会とつながりを感じ、他人の役に立つことで幸せを感じることが出来るのだと思います」という言葉を軸に「働ける大人になる」ことを支援目標に掲げているそうです。常に結果検証を繰りかえし支援の方向性を確認し努力されているということが分かりました。その中で学力の向上とともに、コミュニケーション能力の向上にも力を入れられているという事でした。日頃子どもたちと関わるうえで直面する悩みなどもお話しくださり、私としてもちょっとほっとした場面もありました。 水上学園でもさまざまなボランティアさんが活動されているということです。シェルターでもてんぽの数名のスタッフだけでは満足に子どもの支援が出来ないのでボランティアスタッフの存在はとても大きいのです。子どもたちがボランティアスタッフの皆様と接することで限られた生活の中でもより広い人との関わりができ、貴重な体験として心に残っていくのです。 3月3日よりこどもシェルターボランティア養成講座が開催されます(詳細はクリック→連続講座)。 ボランティア活動に興味を持ってくださった方はもちろん、てんぽについて知りたいと思っている方も、ぜひお気軽にご参加ください! |
Posted by
てんぽ
at 18:59