虐待被害児の教育 [2010年10月27日(Wed)]
今晩は。新しいボランィアの方とベテランの泊ボランテイアの方と話に花がさいて、シェルターを出た頃には、雨は上がっていたものの、北風が強く吹いていた。
今晩は、羽毛布団を出して寝ましょう。 下記のニュースを見つけた。 早くこのような手続きが進んでいれば、どれだけの子どもたちの「最善の利益」の行使が可能となっていたかと考える。でも、前進であることには間違いない。 *********************************** 『虐待被害を受けて児童養護施設などで暮らす子どもたちの教育や医療について、厚生労働省は26日、実の親より施設長の意向を優先させる方針を決めた。同日開かれた社会保障審議会児童部会の専門委員会がおおむね了承。年度内に児童福祉法改正案をまとめる。 子どもの進学や入院に必要な手続きは施設長が行えるが、相談した親側から子どもに不利益となる要求がなされ、手続きが難航することが問題化している。法改正で、こうした問題の解決を目指す。また、重大な決定に関しては親権者の意向に十分配慮し、児童福祉審議会の意見を聴くことなども盛り込む予定だ。』 (asahi.comより) *********************************** 10月16日より、4回連続のボランテイア養成講座を始めた。 第一回は「子どもの権利を考える」と題して、影山理事長が、「人権」「子どもの権利保護」などについて話をした。参加して下さった皆さんの中には、メモを取りながら、頷きながら聞いている方も少なくなかった。 「子ども」だって、「人間」であるから人権はある。 「人権」とは、「人間がただ人間であるということに基づいて当然に有する権利」であり、それは、前国家性、平等性、永久性、不可侵性に基づく。 「子どもの権利条約」には 子どもの意見表明権、表現・情報の自由、思想・良心・宗教の自由、教育への権利 等が 記されている。 親の理不尽な行為や、非協力により、教育の機会を断念したり、住まいをなくしたり、長年抱いていた、「夢」を諦めて、働かざるを得なくなった、「子ども」たちをシェルターで見て来た。彼らにもこの方策が適用されて、進みたい道を進めることができれていればと、悔しい気持ちもある。 しかし、今後、同じ様な、苦々しい経験をする子どもたちが減るように、早急な法律制定、施行を願う。 |
Posted by
てんぽ
at 00:45