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2019年08月17日

新海誠監督の話題作「天気の子」を見てきました

anime01.jpg昨年、記録的なヒットをした新海誠監督の「君の名は」の延長戦上にある新作「天気の子」を近くの「109シネマ湘南」でみてきました。
今回の作品「天気の子」は前作「君の名は」の時のような若い世代からの、爆発的ネット連鎖、支持はいまのところ起きておらず、ストリー内容も予告編から推察されていて、「君の名は」のような大どんでん返しもないようで、それほどの評価は今のところ、伝わってきません。

が、今回の作品「天気の子」にはシニア世代のおじさんが、この猛暑に、一人でわざわざ映画館に足を運ばせる魅力があります。それは・・・

先週のビデオ映像クラブの例会日、来月、隣町で開かれるアマチュアビデオ作品発表会に招待作品と出品する私たちクラブの共同作品の試写をしました。
この席で、隣町の発表会に集まる、ほとんどがお付き合いで来てくれる70代が中心の観客に、私たちの共同制作作品が受け入れられるか?を話し合いました。

anime02.jpg隣町のビデオクラブの作品は、見なくても解っています。毎年同じです。
お祭りや、旅行や、イベントを昭和のNHK的な映像感覚で仕上げたものです。
或いは、毎年、社会的テーマを追いかけ、ドキュメンタリー作品も多少ありますが、今の若者の感覚スピードからすると冗長な、よくある映像作品なのです。
私たちの共同作品は、リーダーの技術力、若い時からの映像感覚を取り入れた、アニメーションと実写映像を組み合わせたもので、勿論、ナレーションは今や常識の人工ボイスです。
今や、映画に限らず、素人作品でも映像を目指す人間にとって、アニメーション・CGの知識・技術は不可欠のものとなっているのです。

anime04.jpg私たちの映像クラブで目指す究極の映像、それが新海誠作品なのです。
先月の京都アニメーションの事件で、シニアは初めて、そういう分野の会社があることを知ったと思います。
それでも、「漫画映画」の世界の話・・・としか理解出来ていないでしょう。
私たち団塊世代もさして変わらず、「鉄腕アトム」に代表される手塚治虫の世界から、テレビ番組のこれでもアニメと呼ばれるのか思えるほどの2Dのパラパラ動画ときて、せいぜい2000年頃までの「スタジオジブリ」作品「千と千尋の神隠し」まででしょう。

しかし、新海誠(1973年生まれ46才)世代となると、まるで変わってきています。
コンピーターグラフィックののソフト・ハードの進化、公開するメディア・場所・種類の拡大、それに伴う収入の変化により、莫大な時間と人材を注ぎこめるようになったのです。

今回の「天気の子」を見て、「君の名は」と比べてみて
一番の違いの背景画像の美しさ、精密さです。
動くアニメーションのクォリティーは、素人目に見てもそれほどではないのですが、今回の「天気の子」は、空・雲・雨・水そして都会の風景・背景がメインなのです。
まるで実写のようなクォリティーの高さ、そして実写ではカメラ表現できない映像アングルがあるのです。

anime03.jpg先月のビデオクラブ例会で初めて知ったのですが、私の一番好きなTVCMが実は、新海誠監督作品だったのです。
大成建設のTVCM、若い社員が、海外で社会貢献の一助となる公共プロジェクトに携わる、というCM。実に背景が綺麗です。実写では再現できない光の使い方が素晴らしい。
シンガポール地下鉄編の北海道函館を思い起こす、夜の路面電車と雪景色と同級生のシルエット。こんな背景動画を造れる、監督のセンス、そしてそれを実現するスタッフ。
彼らに捧げる言葉は「地図に残る仕事」ではなく「世界は誰かの仕事でできている」が相応しい。

映画のエンディングクレジットを最後まで見ることは有りません。
最大の理由は、トイレが近くね1時間40分が限度なのですが、今回のエンディングクレジットは、京都アニメの事件もあったのと、あまりの映像の美しさに敬意を表して、最後まで作画やら撮影、映像化したスタッフの名前を見ました。

シニア料金1,200円。十分に楽しめる映画でした。
追記、これは地球環境問題を提起している、真面目な、そして美しい作品です。見て損はないです。
posted by 西沢 at 08:25| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ