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2019年03月17日

俳優ピエール瀧のコカイン使用容疑での逮捕報道から

64a.jpg「ピエール瀧」がミュージシャンであることは、今回の報道で初めてしりました。
テクノバンド「電気グルーヴ」と云う名も初めて知りました。
私が彼を役者して注目したのはNHKドラマ『64(ロクヨン)』でした。
地方県警を舞台に、昭和64年と平成14年にまたがる2つの誘拐事件を、広報官の視点から描く土曜ドラマで、ピエール瀧が主演しています。
後にこの作品の原作者横山秀夫さんの小説『64(ロクヨン)』は佐藤浩市主演で劇場映画として上映され、大ヒットしました。

コカイン使用での逮捕
64b.jpgここで、ネット上での非難、反発、炎上を覚悟の上で書きますが・・・
「葉っぱ程度でガタガタ騒ぐな」
団塊世代で60年代から70年代、アメリカ、中南米、アジアを旅していたバックパッカーなら、程度の差こそあれ一度は、経験しています。
南米アンデス地方のバックパッカー宿では、高山病の緩和としてコカは全く普通に扱われいました。マリファナは少し抵抗感はありましたが、宿では煙草とさして変わらぬ扱いでした。
しかし、薬物・ドラッグと云う言葉は何か、恐ろしい、違法のものという感覚は失う事はありませんでした。
コカは精製されていなく、コカの葉を薬代わりに噛むと、苦く、頭が軽くしびれる感覚があり、とても異次元の陶酔感はありません。
マリファナは、匂いからして何か罪悪感を感じずにはいれませんでした。
個人差があるようで、一緒に吸った旅行者は、急に大きな声で笑いだしました。
たった一度の経験で、それ以来、コカも葉っぱも手にしたことはありません。

煙草とさして変わらぬ感覚
アジアのタイとミャンマー国境付近を旅して、キャセイ航空で香港経由で帰国する際、香港税関でストップされたことがあります。
引っ掛かたのは、ミャンマーの市場で購入した、現地の庶民が吸う、葉を巻いただけの安物の煙草です。別室に連れていかれ色々聞かれている間に、その安物煙草の成分検査が行われたようで、無事無罪放免となりました。
が、タイ・ミャンマー国境地帯は、ゴールデントライアングルと呼ばれていた、麻薬生産地す。
ここを旅していると、さすがに、原料となるケシは観賞用でも家庭の庭でも栽培禁止ですが、マリファナの原料となる大麻は、普通に庭先、田んぼのあぜ道で自生していました。
現地のガイドに云われました。
興味本位で、少量でも持ち帰るとタイ・ミャンマーの税関では引っ掛からないけど、日本の税関の麻薬探知犬には感知されるから気をつけて、持ち物にも匂いが移るから、そして手をアルコールが洗わないと残るよ。と

今でも、アジア各国で時々、日本人旅行者がドラッグで捕まります。
それは、コカとか少量のマリファナではなく、覚せい剤です。
これは、絶対に手をだしてはいけません。
絶対に捕まります。何故か?。
理由は簡単です。売人が密告するからです。
売人は、ブツを売る儲けよりも、密告して警察から入る報酬のほうが大きいからです。
つまり、能天気な日本人若者旅行者をひっかける売人・警察組織が存在し、警察は起訴前に、取引を持ち掛けてきます。
数万ドルです。これを日本から送金させるまで拘束され、払えないとなると起訴され、持っている量に応じて、数年から無期となりますし、国によっては死罪です。

コカイン・マリファナは死罪に相当する大重罪なのか
日本では、薬物扱いですから、勿論犯罪です。
しかし、覚せい剤と違って初めてなら、執行猶予刑程度でしょうが、有名芸能、スポーツ人となると、失うものは莫大です。
天声人語で書いていました。
ピエール瀧容疑者が過去に出演していたドラマをアーカイブから削除し、現在放映中のドラマは再編集していると。そして、疑問を投じています。
ピエール瀧容疑者が出ているCMは、起用している企業のイメージを損ねかねないので仕方ない、
しかし過去の作品例えばあの「64ロクヨン」をアーカイブから削除するのは、如何なものか。

薬物の恐ろしさ、薬物犯罪の罪深さは強調してい過ぎることはない
しかし、逮捕されたことと、作品の魅力分けて考える出来ではないか
見続けたい作品かどうかを決めるのは視聴者である
NHKや映画会社ではない



最後に大麻が合法化している国、地域があります。
勿論様々な条件、制約はありますが、オランダ・カナダ・ウルグアイ・アメリカの一部州コロラド州などは合法化されています。
日本人若者旅行者は気をつけて旅して下さい。
posted by 西沢 at 08:10| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ