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2018年06月07日

定年って生前葬 「終わった人」

最近、やけに頻繁に舘ひろしがTV・ラジオで見かけると思ったら、来週から映画「終わった人」が上映される事を知りました。番組宣伝の露出のようです。

owatta.jpg映画「終わった人」の原作は内館牧子です。
私と同じ、今年古稀を迎え大相撲横綱審議会委員などをして、ズバズバと本音でトークする姿・印象から私よりずっと年上と思っていました。
タイトルの「終わった人」と云う言葉は、定年後の世代を傷つけ易い言葉だと思うのですが、記事を読んでみると、 現在ベストセラーとか?
エリート銀行員の定年後とその妻を描いたものですが・・・ともかく「終わった人」と云う言葉の使い方のようです。
彼女が執筆を始めたのが65才。きっかけは同窓会。
60才を過ぎると急にそういう場が増えます。
そこで彼女は気づいたことを書いています。
一流大学を出た人も、中卒で働いてきた人も、着地は横一線なんだと。

六十代は「空腹の世代」とも云えます。
多くの場合、男女ともまだ体も頭も動く、まだやれるのに社会が認めてくれない、満たされない。 七十代以上は、終った今「成仏」出来るか?考えてみることした。
一番まずいのは、終っているのに「終わっていない」と思っていること。
私たちはこれまで、自分よりも年上の人たちを凌駕して第一線に出てきました。
今度は凌駕される番。
まだ若いものに負けたくない、と思っても、世代交代の順番なのです。
本の紹介は
定年って生前葬だな。
衝撃的なこの一文から本書は始まる。
大手銀行の出世コースから子会社に出向させられ、そのまま定年を迎えた主人公。
仕事一筋だった彼は途方に暮れる。
年下でまだ仕事をしている妻は旅行などにも乗り気ではない。
図書館通いやジムで体を鍛えることは、いかにも年寄りじみていて抵抗がある。
どんな仕事でもいいから働きたいと職探しをしてみると、高学歴や立派な職歴がかえって邪魔をしてうまくいかない。
妻や娘は「恋でもしたら」などとけしかけるが、気になる女性がいたところで、そう思い通りになるものでもない。
これからどうする? 惑い、あがき続ける田代に安息の時は訪れるのか? ある人物との出会いが、彼の運命の歯車を回す──。
シニア世代の今日的問題であり、現役世代にとっても将来避けられない普遍的テーマを描いた話題沸騰必至の問題作。

この本へのコメントは様々です。
◆立場が変われば「後ろつかえてんだから、居座んないでよッ」
◆「どんな人にも(職業的)終わりは来る」「途中がどうあれ、終わってみれば人間大差ない」
「(輝かしかった時の)思い出と戦っても勝てない」
◆アンチエイジングよりは年相応がいいな、と無理をしている人を見るたびに思う。
◆主人公は東大法科出のエリート銀行マンが出世競争の最終段階で敗れ、出向した子会社で63歳、 役員定年を迎えた。
お話としては読みやすく面白かった。けど、余裕のある人の悩みかなと思った。年金500万貰えて、貯金もあるなんて

「終わった人」は今週末から近くの109シネマで上演されますが、同じ時期、同じ109では「万引き家族」もやります。
どちらを見るか?なんて選択はありません。勿論、「万引き家族」を見ます。
エリート銀行員「舘ひろし」が演じる定年後の悲哀なんて、現実離れして空々しいかぎりですから
posted by 西沢 at 08:24| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ