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2018年03月10日

70才にして、最後の引っ越しをするの?終の棲家を模索する

高校まで信州で育ち、冬の曇天と雪の季節、テレビのニュースでは東京の晴天の空が映し出される度に、 信州の山の向こう、碓氷峠の先にある関東平野に憧れ続けていました。
結婚して二人で一緒に住んだのは、上野池之端と世田谷区、そして30代で買ったのは横浜の新駅駅前の 大規模開発マンションでした。
ここに退職までの20数年住み、退職後は海外に住む予定でした。
退職後、海外ロングステイと云う選択をしたものの、二十代前半を仕事で海外に住んだ経験から、老後、最終的には 日本が一番と、冬の気候が一番安定しており、地震以外の気候的災害が少ない神奈川・静岡周辺に終の棲家を 二人で一年間探しつづけて、落ち着いたのが、現在の住まい鎌倉です。
子供がいない夫婦の退職後の終の棲家探しの条件はと云うと
・JR駅から平坦な道で徒歩10分圏内
・庶民的な商店街や大型スーパーがあること
・徒歩圏内に地域基幹大型病院があること
・自宅周辺に大きな公園・自然林・緑地があること
・二車線以上の公道に面し、マンション隣接地に空き地がないこと

jitaku.jpg予算的に少しオーバーしましたが、探し当てたのが現在の住まいです。
自宅裏の丘陵地は、神奈川県で有数の進学校やキリスト教系の女子高があります。
この坂道を10分、登っ行くと大きな戸建て、いわゆる○○台と呼ばれる大手デベローパーが開発分譲した住宅街があります。
この大規模戸建て地域の高台の公園から、冬の晴れた日には、綺麗な富士山が見えます。
越して来た頃、散歩でこの富士山を眺めた時は感激しました。
終の棲家の理想・・・と云うと自宅から海が眺められる、と云う条件もありますが、 実際にそのようなお宅にお住まいの 友人のお話では、
「そう思ってここに家を建てたけど、毎日坂道の上り下り、 海からの潮風で大変、朝起きた時にみる海は素敵だけど 、夜はただ真っ暗、花火が自宅の庭から見えるけど、それも一年に一度だけのことだし、 テレビのドリームハウスって若い時だけ。何よりも齢とってきたら日常生活の利便性、お買い物が大変、 海か富士山かの二者選択なら、富士山ね。」

と云っています。
でも、ここまではこの終の棲家で良いけれど・・・・
子供のいない夫婦に介護や医療が 必要になってきたら、再び終の棲家の条件が変わってくるのは、必須です。
特に、最近独身の兄の終末医療の問題が発生し、実際に病院への送り迎え、入院の保証人、介護保険の手続きなどでをしているのは、 市内に住む、姉と次兄です。
カミサンが心配するのは、では私たちが医療・介護が必要になった時はどうなるの?です。
頼りになる子供はいません。
私の兄弟は遠く離れた信州ですし、同じような世代、遠く離れた弟よりも自分の家族の医療・介護問題 を抱えているでしょう。
カミサンの実家は北関東で自宅から電車で二時間半、そこからまた車で30分です。
一番近いカミサンの長姉むは埼玉です。
長姉は夫をクモ膜下出血で40代で亡くし、二人の甥っ子を育ててきました。
現在、この独身の甥っ子と一緒に戸建てに住んでいます。
頼れるかどうか解りませんが、今の状態なら、私たち夫婦が動けなくなった時のヘルプを求められるのはこの埼玉の甥っ子二人 だけでしょう。
そこで私たち二人の間で、終の棲家探しの検討に入っています。
現在の鎌倉の自宅を売って、長姉の家の近くに現在のような80平米オーバーの広い間取りは必要なく、二人暮らしでちょうど良い 中古2LDKのマンションを買う。
現在のマンションの値段と中古の差額、引っ越し費用や売買手数料を引いても、差額は最低1,500万は残り、現在の老後資金にプラス されて、甥っ子二人のヘルプへの報酬になるのではないか?と胸算用をしていたのですが・・・

実際にネット上で調べてみると、そんなに甘い状況ではなさそうです。
カミサンは、埼玉は嫌だから東京にして、姉さんと実家に電車で一本で行ける都内、 そう赤羽あたりにして、と云うので調べると
・2LDKタイプの中古マンションは少なく、駅から遠い郊外形がほとんど
・30年以上経った中古マンションでも、3000万近くする。
・駅に近く、買い物が便利、病院にも近いマンションは1LDKと狭いマンションばかり

とても、売却益は1,000万でるか、でないか?の現況です。
どうやら、都内は東京オリンピックが終わるまで静観する必要がありそうです。
では、鎌倉のマンションを売って、そのまま現金で持ち、賃貸は?と考えてみました。
しかし、民間の場合、高齢者夫婦の賃貸条件は厳しく、二年毎の更新は大きなリスクです。
では、公団URの高齢者向け住宅はどうか・・・・
ネット上で調べた範囲では、URの空き室は意外に少なく、 それも駅からバスで20分と云う物件ばかりです。
頭の中だけで考えていた、私たちの老後の住まいの厳しい現実を知りました。

ではどうするか・・・
結論は日本人お得意の「問題の先送り」です。
私が72才を迎え年、東京オリンピックが終わった後、ゆっくりと行動を起こそう。
それまでは、ここ鎌倉で元気に過ごさなくては
posted by 西沢 at 08:39| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ