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2018年02月20日

老後の備え、夫婦で目安は3千万円は本当か?

朝日新聞のReライフ人生充実欄の今週の記事を読みました。
一昨年あたりから「下流老人」「老後破産」と云った言葉がメディアを賑わすようになって、私たち団塊世代が老後、退職後の生き方、老後資金について考え始めた時に比べると、大幅に情報が増えて来ています。

私が早期退職を真剣に考え、具体的に行動を起こしたのはバブル崩壊後の1995年、47才の時でした。ウィドーズ95が発売され本格的なIT時代の幕開けの年でしたが、まだ団塊世代の定年は遥か先の話で、老後資金の情報は一部の生命保険会社が自社の販促保険販売の際の一部に利用していたに過ぎませんでした。

その頃、一体老後の生活に必要な金額、実際の定年後の生活とはどんなものなのか知るには、社内の諸先輩に聞くしかなかった時代でした。その当時60才定年は当たり前で60才で厚生年金は満額支給されており、私は諸先輩に質問しました。
「70才で持っていて安心出来る金額は幾らぐらいですか?」
答えは「2,000万円」、圧倒的多数の先輩諸氏はそう答え、この金額を目標としました。

実際に退職したのは、2003年、55才の時でした。
もう、この時点で団塊世代の年金満額受領は63才に延長され、私ども夫婦は70才時の持っていて安心出来る金額の変更を余儀なくされ、3000万に変更し、そして今年その70才になります。
個人年金は今年でなくなり、収入は公的年金のみになり、「持っていて安心出来る金額」はもうひとつ上積みした金額となっています。

3000.jpg朝日新聞紙上で書いている夫婦二人世帯の平均収入年間255万と云う数字は本当です。私の家の数字と一致します。
しかし、これは統計上の平均値であり、センター値では有りません。
学卒で一部上場企業に定年まで勤められたサラリーマンは400万を越しているハズです。
反対に、中小企業や何度か転職を繰り返した人や、国民年金の方はこの数字をかなり下回るのは確実です。

年間支出の312万という数字は本当か?
朝日新聞の記事で書かれている「収入の多い人ほど支出は大きい」これも本当です。
実際、年間312万という数字で生活出来るか?というと出来ます。
しかし、決してゆとりのある、豊かな老後生活とは縁遠い数字で、人並みに食べていけ、年に二三度の一泊旅行に行け、趣味のクラブやスポーツの会費を払えるレベルの生活です。

朝日新聞の3000万円と云う数字は、夫婦二人が何時までも健康であり、子供たちは独立し、何かあったら親への支援が出来る家庭の場合です。
我が家のような子供のいない夫婦二人の場合は、その分の上積みが必要です。
そして、この記事に書いてありませんでしたが、一番大切なのは、夫が亡くなった後、妻がやっていけるか?が子供のいない夫婦では大問題となるのです。

夫が亡くなると夫の遺族年金は、現在の夫の年金額から基礎年金を引いた額の2/3です。
夫婦二人で255万貰っていた家庭の場合、凡そ150万円になります。
夫が亡くなるまで年間400万の生活は、毎年150万を貯蓄から切り崩してきたのが、残された妻一人の場合の予測は年間250万円が最低ラインですから、毎年100万円の預貯金の切り崩し生活になるのです。

夫が亡くなった後、妻は何歳まで生きるか?
人生100年時代と云われてますが、このことを考えると佐藤愛子さんではありませんが、「何が90才おめでとう」だと云いたくなるのは良く解ります。
我が家の試算エクセル上では、私が78才で亡くなると、カミサンは95才の時には、これまでの余裕取り崩し資金はゼロになり、年間150万円の年金だけの生活になります。
今の家を売って生活資金にする計画は、この頃は空き家だらけで売れず、老人ホームは満員。
カミサンは女だけ三姉妹、私が亡くなったら三姉妹一緒に慎ましく共同生活するように提案しています。
posted by 西沢 at 08:22| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ