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2019年03月13日

カルロスゴーン氏の保釈時の作業服変装について思うこと

日産元会長カルロスゴーン氏の拘置所からの釈放映像からの日本マスコミの報道を見て、ある種の偏見を感じました。なんで、弁護団は名声を極めた人物に、労働者階級、ブルーワーカーの象徴の作業着で変装させたのか、と。

私は、現場によっては、あの青い蛍光反射板のついた作業着を着用することがありました。
JR東日本の現場では、駅構内、危なくない、列車が通過しない場所でも、作業関係者は着用を義務つかれていました。
何故かと云うと、線路構内では、列車運行者の目に付きやすいと云う正当な理由と、工事作業者と一般通行人を識別する為なのですが・・・

sagyogi.jpg朝日新聞の天声人語によると、ゴーン氏の地元、フランスではナポレオン三世が5年間幽閉された牢獄から脱出するさい石工の作業服に身を包み、監視の目を欺いたと云う逸話があり、弁護団はこれを模倣したのではと云う記事がありました。
まさか、弁護団はこれを模倣した訳ではなく、拘置所前にたむろする記者団のカメラを誤魔化す意図だったのでしよう。
それにしても、わざわざ作業服を着せ、軽トラックまで用意するとは。

日本のエリート階級に属する弁護団は、普通の一般社会人はスーツ、労働者階級・ブルーワーカー・低所得者層は作業服と云う思い込み、偏見があったのではないかと推察されます。
私は、現役時代建設業界に属していました。
通勤は普通のスーツですが、現場では設計者・現場監督の立場ですが、当然一般作業員と同じ作業服です。汚れが目立たなく、作業し易いからです。当然ヘルメット、安全帯着用です。

都心の現場でお昼休みに外で食する際も、そのままの作業服です。
普通の定食屋や、ファストフードでは問題ないのですが、少し値のはるランチレストランでは、OLやホワイトカラーサラリーマンの目を意識します。なんで作業服を着た、ガテン系の人がこんな所で食事をしているのか、と云う視線です。
作業服を着た人間は、公園のベンチで、コンビニの弁当を食べるのが普通と云う日本人の意識があります。日本には、階級社会はない、と云われていますが、意識のなかでは、ホワイトカラーは高学歴、高収入、作業着を着ている人たちは社会の低下層、高校中退の低収入の人達と思っている人たちが多くいます。


テレビのコーヒーのCMで、「世界は誰かの仕事でできている」と云って、建設作業員らしき人物や、タクシー運転手が缶コーヒーを飲む姿があります。CMプランナーと云うクリエイティブな仕事をしている人が考え出したCMなんでしよう。
確かに、「俺たちは作業服を着て、社会インフラの下支えをしているけど、ものづくりのプライドがある」と云うメッセージは伝わってきます。
缶コーヒー、特にBOSSは、建設現場で一番好まれているコーヒー飲料なのは間違いありません。

作業服を着ている人たちは全て、ガテン系、下請け、低所得者層と云うのは違います。
東京オリンピックを控えて、関東首都圏の建設労働者の賃金は今、1日8時間労働で3万円に達しており、低所得者では絶対ありません。
今、一番低下層、低所得者は、中小大企業で働く、契約社員ホワイトカラーなんです。

もうじき、4月新入社員が入ってきます。
私は一時期、4月は新入社員教育を担当していました。
私の勤める会社は、一般の日本人は名前も知りませんが、建設業界では誰でもが知っている、日本の大型ビル・工場に必要な「自動制御機器」を造る世界の大メーカーの現場工事担当専門会社でした。
バブル前には、週刊誌で給与・ボーナスがトップの会社と紹介されたこともあり、大学・専門学校の電気・建築の学生の間では人気企業でした。彼らのイメージする、採用ポスターのイメージを打ち砕き、仕事とはどういうものかと、叩き込むのが私の役目でした。

彼らのイメージは、超一流大学を卒業し、日本のトップ企業に入ると、ポスターのイメージ、作業着の下はワイシャツ・ネクタイ、ヘルメットを被って、大型ビルの前で図面を広げ、見上げる姿。或いはずらった並んだ大型スクリーンと沢山のボタン、計器が並ぶコントロールパネルの前でパソコンを操作する姿なのです。それは、ウソではありません。将来何年後に経験・知識を積んでその部署へ行くとそうなります。
しかし、その前にやらなくてはならないこと、覚えなくてはならないことが山ほどあります。
例え、国立大学大学院の院卒でも経験しなくてはなりません。
実際の仕事、現場に入って三次下請けの職人さんと一緒働き、学ぶことなのです。

彼らの一番のショックは三か月の社内研修後に始まります。
ほとんどの内勤以外の新入社員は一番重要な工事部門を最低一年経験させます。
初日、集まった数人グルーブの若者に、作業着とヘルメットと安全靴を支給します。
会社を出る前に全員に着替えさせ、電車で現場に向かいます。
「エェーこの格好で電車に乗るのですか」と云う新入社員は必ずいます。
「当たり前だろ、これが俺たちのユニフォームだ」
作業服が低下層、低学歴、低所得者と云う概念を打ち砕くのが最初の仕事でした。

カルロスゴーン氏に作業服を着させ、カメラマンの目を誤魔化そうとした、日本のエリート層弁護団は間違っていました。
「世界は、誰かの仕事でできている」
「日産を立て直したのは、トップの貴方だけではなく、全従業員の努力、忍耐、我慢があったからこそ」なんです。

posted by 西沢 at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会

2019年02月02日

女子大生失踪・殺人事件 ネット上の幻想と現実、そして日本の監視社会

彼女はネット上での出会いを求めていたのでしょうか?
どんなサイトだったのでしょうか?
掲示板?、フェスブツク、ツイッター、ライン・・・・?
あんな40過ぎの風貌からして、引き籠り?プータロー?の男にひっかかり、殺されるとは!
親御さんの心情を察するに、さぞかしや残念でしょう。

私は、15年前から掲示板を運営しています。
掲示板に集まるのは、メインテーマ通り、定年退職後の海外ロングステイを目指す、同じ団塊世代の方々の情報交換の場としてスタートしました。
15年前当時、団塊世代の一斉退職が始まろうとしている時期でした。
そして、30年から40年働いて来たサラリーマンの厚生年金で、若い頃から夢だった、暖かい、物価の安い海外の国で、退職後の人生を謳歌出来る時代でした。

その団塊世代も古稀を迎え、掲示板の旅情報も徐々に減り、今では徐々に体力・気力・好奇心が衰えていき、そろそろ人生の店仕舞いの準備に差しかかろうという年齢なりの、お互いの話題が増えています。
旅行に関する投稿が減って、増えているのが、古稀を迎えた男性の人生観や、現実社会への不満、自己主張が増えてきています。

社会一線を引き、家庭にいる時間の大半をパソコンの前に座り、同じような世代の方々が発信するサイトをネットサーフィンして一日を過ごし、自分の思いのたけを掲示板に、素のままで、投稿される方が以前よりも増えています。

josi01.jpg掲示板はあくまでも、アノニマス(匿名)の世界。
自分とは違った二重人格となり、目の前の実社会ではとても言えないような発言をしても、誰も非難・反撃もしません。
また、それでいて、全く無視されるのも嫌なのです。
ネット上の匿名のハンドルネームの自分と、バーチャル実世界の自分は違っているのは知っての上です。

先日、私の運営する掲示板で15年前から投稿されている方と、実際にお会いしました。
それまで、掲示板上でフェースtoフェースのオフ会の開催の提案がありましたが、管理人としては全てお断りしてきました。
掲示板上のアノニマス、ハンドルネームの人格と、バーチャルな人格は違って当たり前という事を知っていたからです。

しかし、先月お会いした方とは、掲示板上だけでなく、個人的にメールのやり取りがあったり、この方の海外ロングステイや国内ミドルステイの体験記などをweb化するお手伝いをしていて、この方の書かれる文章、記述から、性格・行きかた信条などが読み取れ、是非お会いしたいと望み、実現しました。
私たちの年齢であり、また15年にも及ぶネット上でのお付き合いがあったからこそ、お互いに分かり合え、実際にお会いしても何ら、違和感もなく、旧友にお会いしたような気持ちでした。

この亡くなられた女子大生と、犯人とおぼしき人物の間でどんなやり取り、交歓、交流があったのでしよう。親元を離れ一人暮らしの女子大生は、一人の夕飯後、きっとネットに向かっていたのでしょう。
19才の女の子、ドラマやアニメにあるような恋に憧れていたのでしょう。
40過ぎのオタク男性は、全く自分とは反対の人格、年齢、風貌となり、誰か自分を認めてくれる、少し愛してくれる女性を求めて、出会い系掲示板で、理想的な男を毎晩演じていたのでしょう。

それにしても、殺さなくても。
恐らく、彼女から、致命的な言葉が発せられ、前後のことも考えずに首を絞めてしまったのでしよう。計画的な殺人ではなく、発作的な事故・事件。

josi04.jpg毎日ネットに向かっているオタク系男性なら、日本社会・警察が監視社会であることは解っていたはずです。
女子大生がスマホを片手に会いに来る、その途中経路から、目的地まで、今の日本社会は監視カメラと、情報端末機器データーを分析すれば容易に解る事を知っていたはずです。
新聞紙紙上では、Tポイントカードの個人毎の情報・履歴データを、運営会社が裁判所の許可なく、警察組織に提供していたと報じられ非難されました。
そして、衝撃的なコメントを発しました。
「今後はこっそりと教えるのはやめ、捜査関係機関への情報提供はあり得る。と明記する」と云うのです。
私は、さっそく、Tポイントの脱会手続きをとりました。
ツタヤでビデオを借りるような年齢でもないし。コンビニのポイントなんか欲しくもないし。



posted by 西沢 at 08:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会

2018年11月21日

日産会長、カルロス・ゴーン氏の逮捕

11月20日の天声人語は、前夜の報道を受けて、日産会長、カルロス・ゴーン氏の逮捕について書かれていました。
gon.jpg天声人語の執筆は、毎日同じ人物によって書かれていると推測していますが、365日、1年を通じて欠かさずに掲載するには予め、コラム記事のストックがあると思われます。
私たち素人が、ネットでブログ記事を欠かさず更新するのと同じで、ある程度のストックを用意しているのと同じだと私は勝手に想像していますが、前日の夜の10時過ぎの記者会見の後に、これだけの大新聞のコラムを書くのですから、新聞、TVのマスコミは事前にある程度の情報を入手していたのではないのか、と想像するしています。

11月20日朝日新聞朝刊の天声人語抜粋引用

高額の報酬の多寡を問われたゴーン氏は、”グローバル企業のトップの報酬基準は、グローバル市場の基準で、報酬を支払う、必要がある。”と答えている。
「スイカ2つを片手では持ていない」。ゴーン氏の出身の中東のことわざがある。
かの地のスイカは巨大で2つを両手が運ぶのも難しい。欲を戒める言葉だ。
彼の手腕をもってすれば、法にかなうやり方で、望みのままに2倍のスイカを手に入れられただろうに。


doko.jpg日本企業のトップに対するする報酬の多寡については、欧米と日本では意識が違うと思う。
今回の事件?で、私たち団塊世代で思い浮かべたのは、元東芝会長で、経団連での代表でもあった「土光 敏夫」さんである。「ミスター合理化」として、東芝の立て直しに辣腕を振るった。
ひん死の状態にあつた、日産自動車を立て直したゴーン氏と似ている。日産も東芝も立て直しの折には、コストカット、工場閉鎖、リストラなど数々の試練があり、社員・家族・協力下請け会社のなかには、恨み・つらみもあっただろう。
しかし、日本資本主義のトップ経団連会長の「土光敏夫」さんに対する悪評はほとんど聞かれない。それは、ご本人の質素な生活スタイルが日本人の美意識にあるからだろう。

以下はウイキペディアより引用

 穴とつぎはぎだらけの帽子。
 戦前から50年以上使用しているブラシ。
 妻に「汚いから捨てたらどう?」と言われた使い古しの歯磨き用コップ。
 農作業用のズボンのベルト代わりに使えなくなったネクタイ。
 とりわけインパクトが大きかったのは、妻と2人きりで摂る夕食の風景であった。
 メニューはメザシに菜っ葉・味噌汁と軟らかく炊いた玄米。これが「メザシの土光さん」のイメージを定着させた。

経団連会長になってからも通勤には公共のバス・電車を利用していた。石川島播磨社長時代の疑獄事件で土光の捜査を担当した検事によれば、初聴取のため早朝土光宅を訪ね夫人に敏夫の所在を確認したところ、もう出社したという。こんな朝早くにといぶかしむと、「今出たところなのでバス停にいるはずです。呼んできましょうか?」とのこと。
すぐさまバス停に向かうと果たして土光はバス停でバスを待っていた。この時に検事は土光の無罪を確信したと後に述べている。

経団連会長就任後、それまで会長出張の慣例だった「前泊し2泊3日の日程」を全て日帰り出張に変更、地方側からの接待を一切断った。経団連会館のエレベーターも来客用の1基だけを稼動させ残りは停止。高齢ながらも自ら階段を利用して経費削減に努めた。
また、夜の会合を廃止する代わりに朝食会を頻繁に開いたため、朝に弱い財界首脳は困り果てたという。


コストカッターとして、あれだけ大ナタを振るっての日産再建は評価に値する。
あれだけ廻りに、コストカットを要求した裏で巨万の報酬を得て、しかも隠していたとは、日本人的な感情からすれば、知っていた法人としての日産も含め、されない。と云うのは仕方ないことでしょう。
一方、海外で多くの外国人と接してきた経験から、建前を大切にする日本人と違って、本音で生きる、中国・ラテン・アラブ人種からすれば、当然の報酬と考えるのは理解出来ます。
簡単な安易な言い方をすれば、カルロス・ゴーンは日本・日産をなめていたのでしょう。
posted by 西沢 at 07:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会

2018年11月18日

マイケル・ムーア映画「華氏119」を見に横浜・桜木町へ

最近の週末天気予報は良い方向に外れ、今週もお天気に誘われて横浜・桜木町へ出かけました。
関内は、毎月一度は各種サポートがあるので出かけますが、桜木町はなかなか下車しない駅です。 昔、南米に向かう船に乗る為の故郷から出てくる時さいの最寄り駅でした。当時は現在桜木町のシンボルとして 建つ、ランドマークタワーは、三菱の造船所・ドックがあり、懐かしい思い出が詰まっている駅です。

まずは、桜木町のブルグ13で、マイケルムーアの「華氏119」です。 8:50分。一日一回の上映に間に合わせて朝早くからきましたが、観客は20人もいませんでした。
マイケルムーアは確かに、商用・娯楽映画ではなく、メッセージ性の強いドキュメンタリーなのですが、 日一回上映で、観客は十数人とは。それでも上映してくれるだけで感謝しなくては。
私が定期的に映画を見に行く109シネマ湘南は、このようなマイナーな映画は全くやらず、子供向けアニメ・ 荒唐無稽のハリウッド映画、宣伝広告費を何十億と使った超大作ばかりです。
最近、伊勢佐木町の良心的な作品を多く上映してきた小さな名画座も姿を消したばかりです。 自宅から30分以内の場所で、上映していいだけるだけで感謝しなくては。

マイケル・ムーア映画「華氏119」の内容
タイトルの「華氏119(原題:Fahrenheit 11/9)」は、トランプの大統領当選が確定し、勝利宣言をした 2016年11月9日に由来しています。
ムーア監督の代表作であり、当時のジョージ・W・ブッシュ政権を痛烈に批判した「華氏911(Fahrenheit 9/11)」に 呼応するものになっており。16年の大統領選の最中からトランプ当選の警告を発していたムーア監督は、 トランプ大統領を取材するうちに、どんなスキャンダルが起こってもトランプが大統領の座から降りなくても すむように仕組まれているということを確信し、トランプ大統領を「悪の天才」と称する。
今作では、トランプ・ファミリー崩壊につながるというネタも暴露しながら、 トランプを当選させたアメリカ社会にメスを入れています。

アメリカは私たちが思い描く、誰でもが平等にアメリカンドリームを掴むことができる国ではなく、同じ 自由主義・資本主義国家のなかで最も、貧富の格差、人種による不平等がまかり通っている国、国民皆保険がなく 、国民の健康は全て、大資本の保険会社、製薬会社、そしてそれらの企業から莫大な資金援助をうけている 共和党・民主党の政治家たちの手に委ねられていると告発しています。
それでも、アメリカは偉大なのかも知れません。
このような政府・大統領を告発し、莫迦にする映画を撮る監督でいて、それを上映できる資本・国民が 存在するのですから。 見終わって・・・「日本にそんな映画監督がいるか?、製作費を出す企業家はいるか?」
posted by 西沢 at 08:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会

2018年11月07日

日本の在外公館でも外国の在日公館でも、盗聴されているのは常識と云う話

toucho.jpg昨夜の池上彰のニュース解説のなかで、トルコ政府によるサウジアラビア領事館内のジャーナリスト殺害事件の情報把握についての話で、大使館・領事館が盗聴されているのは、世界の常識というコメントに、ゲストコメンテーターが、TVでそんなことを云っていいのかと、狼狽えていました。
そうなんです。世界の常識です。


現役時代、建設業界の最前線、最先端の仕事をやる会社の一員でしたので、日本を代表するような建造物のほとんどに関わり合ってきました。
私の同僚は、在日公館の建設のスペシャリストでした。
各国の在日大使館、公邸、領事館などのほとんどを手掛けていました。

四十年前と現在では、建設に関わるセキュリティ・制約は全く違っています。
昔は、鉄筋コンクリート造りですから、大使館側の鉄筋の組み上げ検査が終わらないと、仮枠を張ったりコンクリートを流し込むことは出来ませんでした。
盗聴防止の為の異物、爆発物を警戒しての処置です。

私どもの業種は、建物全体の全ての、電気・空調・衛生・セキュリティの監視ですから、特に
センサー、配線は図面と、実際の配線を細かくチェックされることはシバシバありました。
一度某大国の大使館の設計図を見たことがあります。
設計図のなかで、一部空白の部分があるのです。
その空白の部分は、建設を受注している日本の会社・設計事務所はあずかり知らぬ部分で、施工は本国の職人さんがやることになっています。
電気も空調も給排水もすべて、その空白の部分の手前でストップして、竣工引渡しです。

いつも気になっていたのは、消防検査や、都の建築確認検査はどう通っていたのだろう、と云う
ことでした。昔は、左様にうるさかったのですが、現在は昔のような施工途中の検査は昔ほど大変ではないと元部下の話です。
理由は、盗聴とかのアナログ的のことをしなくても、今やネツト社会、メールもネットも全て傍聴されているのは、常識の範囲内というのです。
確かに、今やこのような国レベルではなく、私のような一市民のブログまで監視されていると思ったほうが良いでしょう。
posted by 西沢 at 06:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会

2018年10月16日

町から本屋さんが消えていく

先週末の日曜日、近所のショッピングセンターに出かけたついでに、本屋さんに寄って現在担当していますwebプログラミング講座での、生徒さん用の本を探しに行きました。
私が退職後専門学校で学んでいた時は、教室内でのペーパーによるメモ取りは禁止されていました。メモをとるなら、パソコンでコメントを書きなさい。授業中は、プロジェクターに集中しなさい、鉛筆で紙に向かってメモをとるな、と云われました。

現在私が主催している講座受講者にそう言っても無理なのは解っています。
60代の受講者は、紙レベルの情報・メモを残したいのです。
毎回の授業の資料は、全てデーターで渡していますので、メモを取る必要はないハズなのですが、皆さん、プロジェクター画面から目を離し、一生懸命下を向いてメモ取りをするのです。

やはりDATAではなく、印刷されたものが必要ではないかと、今回の生徒さんを前にしてつくづく思って何か、一般高齢者ビギナー用の参考になる本はないかと、書店にやってきました。

その書店がショッピングセンターから無くなっているのです。
退職して15年、徒歩圏の大型ショッピングセンターに寄った時、何も目的がなくても、書店内をぶらつき時間を過ごすことが多々ありました。
しかし、その大型書店は退去し、婦人用の洋服屋さんに代っていました。




退職して鎌倉に越してきてから、もう何軒の町の本屋さんが閉店したでしょう。
ついに、このショッピングモールの大型書店もなくなりました。

町の本屋さんが消えていく理由は
・インターネットやスマートフォンに余暇時間を奪われ、本を読まなくなった。
・本を扱うコンビニエンス店の拡大やネット通販などの影響る。
・他の類似業界同様に集約化・大型化の傾向で弾き飛ばされる。
・高齢化による読書ばなれも一因か? 確かに、日に日に老眼が進む私は何本もの老眼鏡をかけ替
えての読書はきつくなっています。
・調べものなら、ネットで瞬時に解ります。
・どうしても、手元に残して置きたい専門書は、自宅パソコンから瞬時に買えます。
・週刊誌の立ち読みを禁止している本屋さんに比べ、コンビニでゆっくり立ち読みできます。

確実に本屋さん離れが進んでいるなかでも、本屋さんが好きな理由のアンケートがありました。
転載します。

・様々な本が並んでいるように、様々な価値観を持つ人が集まって、言葉は交わさなくても、お互いの価値観を尊重し合っていることが分かり合えるような場所だから、本屋さんが好きです。
・自分になにかが欠けていると感じたら本屋に行きます。
必要な一冊に出会えるのは全身で本を 感じられるから。視覚だけじゃその喜びに足りない。運命の出逢いは椅子に座ってちゃ駄目だと実感するその瞬 間が好き。
・吸い寄せられていくように、本を手に取ることがある。その瞬間がたまらない。それは本屋でないと体感できない。不思議な力。そんなパワーのある場所だから、自然と惹か れる。なくなったら嫌な場所。
・たくさんの『ものがたり』があるから私は旅行にいくと、その町の本屋さんに必ず寄る。数年前、夫婦経営の本屋さんに入った。そこで聞かせてもらった話を私は今でも憶えている。
・私はいつも一生懸命本を探してくれる本屋さんの店員さんが大好きです。オススメの本を教えてくれたり 、予約をしてくれたり・・・。いつも感謝しています。ありがとうございます。
・駅前の小さい書店なのに、660頁もある地球惑星関連の専門書など、「な、何故ここに?」と いうような本が時々置いてある。 何かしら嬉しい発見や驚きがあるから、足が吸い寄せられ る場所。
・子供からヨボヨボのおじいちゃんになっても、ずーっと楽しめる。そんな場所、いくつあるのか。全く違う趣味を持つ男女、変わらず楽しめる場所、どこにある のか。そんなとこ、本屋さんぐらいだと思うんですよねぇ。
・初めて出かける街で、まず最初に探し、出かけるのが本屋。好きな新書本はもちろん、その土 地に因んだ本があると嬉しい。日々の出来事や旅の思い出に直結する場所。
・本屋さんにいる時は普段の生活している時間の流れが違う。ゆっくり流れている感じ。
・初めて出かける街で、まず最初に探し、出かけるのが本屋。好きな新書本はもちろん、その土地に因んだ本があると嬉しい。日々の出来事や旅の思い出に 直結する場所。
・他人のおすすめをもとにウェブでポチるのは,お見合いの釣書だけで結婚を決めるようなもの だと思います!やっぱりリアルに会ってみないと,その人柄(本柄?)はわかりません(エッヘン)



大型な店舗でも良い、しかし本屋の店員さんは、アルバイトにしても目的の本が何処にあるのか解っていて欲しいものです。
posted by 西沢 at 08:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会

2018年10月12日

女性が求める理想的な結婚相手男性像は、3高から4低へ 4低ってなんだ

テレビを見ていて、独身女性が結婚相手に求める条件が時代と共に変わってきていると云ってます。昔のバブルの時の3高から、数年前の4低。
出席コメンテーターは一人を除いて誰も、4低の意味、中身、条件をしりませんでした。
知っていたのは20代の若い、女性タレントだけでした。
さて、4低とはなにか

その前に、現代の若者の結婚事情を総理府の統計で読み解くと
2015(平成27)年は、例えば、30〜34歳では、男性はおよそ2人に1人(47.1%)、女性はおよそ3人に1人(34.6%)が未婚であり、35〜39 歳では、男性はおよそ3人に1人(35.0%)、女性はおよそ4人に1人(23.9%)が未婚となっている。
長期的にみると未婚率は上昇傾向が続いているが、男性の30〜34歳、35〜39歳、女性の30〜34歳においては、前回調査(2010(平成22)年国勢調査)からおおむね横ばいとなっている。




この男女差は何か・・・と云う問いに女性が男性に求める条件があり、高望みではないかと云う意見がある。
私たち団塊世代は、ニューファミリー世代、同棲世代とも呼ばれ、好きで、この人と一緒に暮らしたい、ただそれだけで、何ら将来に向けての条件はつけなかった、と今になって思う。
そんな、二人の将来は、真面目に働けば何とか人並みの生活が出来る、という日本経済・世の中であったせいもあるのだろう。

しかし、今は違う・・・と云うのも解らないではない。
結婚は将来へ向けての、契約ととらえる女性が増えているのは事実であろう。
1990年代 3高
かつて女性たち将来の夫に学歴・収入・身長に関して、平均的以上であることを望みました。
これらの3つ条件を「3高」とよびました。
しかし、時代背景と共に将来の伴侶に求める条件は変化してきています。 

2012年頃 三平といわれました。
・平均的な収入
・平均的な見た目
・平穏な性格

やがて四低が求められます。
低姿勢…威張らない・偉そうな態度を取らない
低依存…家のことを妻に丸投げしない
低リスク…リストラの心配がない、安定した仕事に就いている
低燃費…浪費家ではない、趣味にお金をかけない


しかし、女性の社会進出が多くなるにつれ、夫に対する価値観は変化し続けます。
2015年頃から巷では
3強  生活・不景気・身体の3つが強い男性
或いは
3温  優しさがある・愛してくれる・安心感がある男性


現在2017〜は3生とも云われています。
生存力…家庭内でトラブルが起こった時に対処できる力がある
生活力…妻に頼らなくても家事をこなすことができる力、親に依存しなくても経済的に自立できる力がある
生産力…何もないところから、新しいものを生み出す力がある。人脈があり人望が厚い



そして、かつてバブル崩壊後使われて3Cが女性たちの間の共通認識となっているようです。
Comfortable  まずまずの収入
Communicative 同じ価値観
Coopretive  協力

これら条件は、女性の社会的地位や、価値観の変化を反映しているのでしよう。

私ども夫婦の甥っ子は4人・姪っ子は2人。
姪っ子二人は結婚していますが、甥っ子4人30代後半40代半ばは、未だ独身です。
posted by 西沢 at 08:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会

2018年09月28日

三菱電機は裁量労働制を撤廃したと云う報道がありました。

裁量労働制の下で働いていたシステム開発系の社員二人が過労自殺したことが、労災認定されたことがきっかけとなったようです。
三菱電機とは、地所系列の都内大型ビル建設の際、メインビルシステムコンピュ―ターが三菱となるので私達ビルシステム専門業者は、常に三菱技術者との信号の取り合い、打ち合わせがありました。

建設業界と大手総合電機メーカーとの社風の違いを常々感じていました。
一言で現わすと、彼らは「真面目」なんです。
海千山千の職人や、外部業者との取り合い・付き合いに慣れている建設業界と違い、現場での決定権・予算・変更・追加は本社が握っているようで、なかなか融通がきかない、との印象でした。

退職して鎌倉に越してきてから、三菱さんは鎌倉に工場がある為、退職した元三菱社員さんが多く、私の所属するNPOにも大勢います。
話しをしてみて、確かに大きな組織で働くのは大変だなと思いました。

今、政府が進めている働き方改革「裁量労働制」は、私が現役の頃の建設業界の現場では当たり前のシステムでもともと専門的な業務内容であり、日々の日報は書くものの、残業は当たり前の世界ですから、してもしなくても、夜間・休日出勤は無制限で、手当は定額でした。

今の裁量労働制は、確かに専門的な仕事に関しては、本人の働き方にある程度の自由度を与え、働きやすくなるかも知れませんが、一番の問題は自分で仕事の内容、量を選べないことです。
キャパシティ・能力・時間的余裕以上の仕事を上から、「君の裁量に任せる」と云って与えられても、圧倒的マンパワー不足の現況を裁量労働制の下、会社から丸投げされ、責任を問われているのです。

三菱電機は裁量労働制を撤廃しました。
やっと会社・組織としての務めを認識したのでしょう。
元、滅茶苦茶に働いて来た私からのアドバイスは「逃げるのは恥ではない」です。
posted by 西沢 at 10:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会

2018年09月07日

台風21号による関西国際空港(KIX)の水没・孤立は想定外だったのか?

1994年(平成6年)9月4日に開港した関西国際空港(KIX)が24年後のちようどその日、想定外の台風21号の被害で、閉鎖状態が続いているニュースで、昔の仕事仲間を思い出していますし、元働いていた会社の大阪支社のスタッフのことを案じています。

1988年東京本社で一緒に働いていました工事部の上司部長が大阪支店に転勤になりました。
支店長としての栄転なのですが、行きたくないとこぼしていました。
大阪では、和歌山沖海上に新空港の建設が始まっており、私たちの会社も当然、ビルシステム制御部門ではダントツのリーディングカンパニーとして、参加していました。
バブルの真っ盛り、人出不足と初めての土地での人材・工事会社の確保に頭を痛めていました。
そして、新しい施工技術と超大型処理能力のシステムの最前線でした。
技術部門は全て関東に集中しており、今まで代理店任せだった土地での超大型プロジェクトの全責任を負わなくていけない、重圧がきっとあったのでしょう。

kix.jpg今回の水没・孤立事故
会社は、日本全国の大きな施設、ビル建設に携わってきました。
仕事内容はその施設・ビル全体の、電気・空気・水・防災などのシステムコントールを行う仕事でした。
自分たちの仕事の現場はほとんどの場合、地下深く日の当たらない場所です。
ここには、電気・水・空調・防災のほとんどのビルの心臓部分の機器が集中しています。
今回、関西国際空港は想定外の高潮で、滑走路が水没したようです。
しかし、滑走路が水没して、空港ビルが停電するのでしょうか?
おそらく、施設維持に必要な重要設備は地下階深いところにあって、かなりの水が流れ込んだのではと推測しています。

私にも経験があります。
地下にライフラインに重要な電気設備を置く場合、水をシャットアウトする特殊な扉を設置するのですが、完成前の突然の豪雨で水没し、重要な制御盤を水没させてしまった経験があり、竣工・引渡し前で稼働はしていなかったものの、大きな時間と金額面の損失を被り、責任をとらざる得ない立場になり、苦慮した経験があります。

しかし、今回の関空の水没事故は避けられなかったのでしょうか?
東日本、福島の教訓は活かされていなかったのでしょうか?
福島原発の一時電源喪失は完全にヒーューマンエラーで、想定されていた範囲の事故です。
関空は東日本震災の前、1994年完成とは云え、国家プロジェクト、日本の西の玄関の国際空港では、この水没という事態は当然想定されていたのではないじょうか?

フェイルセイフと云う考え方は日航機事故以来、エンジニアには染みついた考え方です。
なんらかの装置・システムにおいて、誤操作・誤動作による障害が発生した場合、常に安全側に制御すること。 またはそうなるような設計手法で信頼性設計のひとつです。
これは装置やシステムが『必ず故障する』ということを前提にしたもので、災害も含まれているはずです。

空港島と本土を結ぶ唯一の幹線道路は海の上です。
大型台風による高潮で、いままで橋の下を通過できた船舶も通過できなくなる潮位を想定していなかったのでしょうか?
海上保安庁は、安全運航確保の為の巡視船をだしていたのでしょうか?

世界最先端の技術立国・クールジャパンの空の玄関口の再開のメドはまだ立たないようです。
IT・ソフトばかりが持てはやされている現代ですが、社会のインフラを支え続けていた私たち世代は少し心配しています。
南海トラフによる大型地震がいつ起きても不思議ではないと云われている昨今。
出来れば、私が生きているうちは起きてもらいたくない、と団塊シニア世代の元エンジニアは全員そう思ってることでしょう。
posted by 西沢 at 07:57| Comment(1) | TrackBack(0) | 社会

2018年08月05日

「カメラをとめるな」 低予算のインディペンデント映画が大ヒットの兆候

8月3日の昼のワイドショーでゲストコメンテーター立川志らくが、この映画を絶賛すると、MCの女子アナも、私も見ました。と云う
そして、夕方の別の局のニュース番組のなかでも、昨年11月公開された時、たったの二劇場だけだったのが、今年に入って10劇場に広がり、8月から全国100の劇場で上映される、と時事ニュース扱いです。

kamera.jpg何だ、その映画は・・・?「カメラをとめるな」とは
志らくは見る前はただのオカルト・ゾンビ映画と思ってみたが、その前日に見た何十億円かけて制作された「ジュラシックパーク」の何十倍も面白く、良くできた作品だと云うのです。
映画好きの私は、早速、ネットで検索し、自宅近くの上映館を探しました。
全国展開と云うのですが、神奈川県で翌日8月4日に上映されているのは、川崎のシネチッタだけで、他の大手は翌週11日まで待たないと上映されません。
そして、一番近く行きつけの109シネマ湘南は、この映画の予定はなさそうなので、シネチッタ翌朝一番のチケツトを予約しようと、サイトに入ったのですが、なかなかサイトが反応しません。私もプログラマーですから、原因は推測されます。
急激に多くのアクセスがあり、予約CGIプログラムがフリーズしているようです。
何度も試みましたかが、ダメです。
翌日、この映画に興味をいだく若者がまだ寝床にいる早朝にアクセスすると、予約できました。
シニア割引1,100円、自宅から川崎までの電車賃がいつもよりかかるけど、今ホットな映画は見ておかないと。

20数年ぶりの川崎は様変わりしていました。
私たちの世代にとっての川崎と云えば、先ずは労働者の町、男性単身者人口が一番多い政令都市と云うイメージ、そしてギャンブル・風俗の町でした。今回行く「シネチッタ」の前身は、超過激で有名なストリップ劇場だつたのです。
そして、川崎競馬・川崎競輪、京急の赤い電車の走る街という、マイナーなイメージが強い街だったのですが・・・・シネチッタは以前の場所は大型パチンコ店に変り、直ぐ前に大型シネコンと生まれ変わっていました。

kamera2.jpg上映シアター11は、シネチッタ12スクリーンのうち3番目の収容人員407人で、劇場側の期待が大きいのでしょう。
朝のネツトの予約時でも、70%程度の入り、午後の部売り切れ状態でした。
館内に入ってまず感じたのが、ここ数か月毎月見に行っていた映画の観客層が全く違っていることです。
直近の映画といえば、「終わった人」「家族はつらいよ」「万引き家族」「焼肉ドラゴン」是枝裕和であり、山田洋二などの巨匠と呼ばれる人たちの作品、観客の多くは私と同じ世代、圧倒的に多くのシニアのおばさま方でした。
しかし、この映画「カメラをとめるな」は真逆で、圧倒的に若い世代が占めています。
私と同じシニア割引世代は、ほとんど見えず、時間的かも知れませんが、ファミリー層も見当たりません。

この映画は、ハリウッドの三流ゾンビ映画では有りません。
この映画は、自己満足の芸術作品映画ではありません。
この映画は、実験的、前衛映画でもありません。
この映画は、一流のエンターテーメント、娯楽大作品です。

ネット上でも、エンディングネタばらしは厳禁と云ってますので詳しくは書きません。
現在のネット社会では誰でもが、自作動画を簡単に世に送り出すことが出来る世の中です。
今まで、劇場に足を運んで有料でみていますが、世の中web・netの有料チャンネルでみる時代、ネツトでしか見れない作品がどんどんと出ています。
これから、映像クリエータを目指す若者、映画作りに興味のある若者、若者でなくても「旅の行ってきたビデオ」だけではなく、作品を造りたいと思っている、アマチュアビデオ愛好家には必見の作品でしよう。

見終わって、つくづく脚本の大切さが解りました。
監督・脚本・編集の上田慎一郎に脱帽。

posted by 西沢 at 08:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会