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2018年01月27日

小さなお葬式と家族葬の違い、意外にかかる費用

sougi.jpg今回、実兄のお葬式は簡単に済まそう、家族葬にしようと云う次兄の提案はもちろん大歓迎でした。
亡くなった翌日の午後から、お通夜を行い、そのまま引き続き本葬・初七日をその日に済ませ、翌日は荼毘火葬を行いました。
参列者は、姉、次兄とその配偶者と長男、末弟の私の五名と、檀家のお坊さんの六名です。
予定して通りのこじんまりとした、お葬式、家族葬です。・・・・が、後から喪主を務めた次兄から、亡き長兄のお葬式費用とこれから発生する費用についての見積書と概算費用について知らされて、少し驚いたのと、喪主と云う役割の大変さが解りました。
葬儀社の見積もり

生花祭壇 下の中     100,000
お棺    60,000
ドライアイス20kg処置料 14,000
遺影(カラー)      25,000
位牌・骨箱セット     16,300
司会進行・納棺出棺、代行手続き 31,000
看板・案内類          15,000
寝台車配送料          17,600
ご遺体ポリマーシーツ      10,000
防臭剤一回分           5,000
霊柩車             15,000
メモリアルルーム使用料     40,000
葬儀・会食会場使用料      130,000
小計          478,900

お斎料理 六人         62,400
お斎返礼品            9,280
小計          71,680

葬儀社支払い合計       \550,580

その他にかかる費用
お坊さんへのお布施 戒名なし  100,000
北信濃は一般家庭では本家からのお寺があり、もっとも多いのは浄土真宗系で、我が家の父が亡くなった時に初めてが家のお寺と云う存在を知りました。簡単な身内だけのお葬式でも、お坊さんを呼ばない訳にはいかないようです。

荼毘・火葬料 市営火葬場     15,000

直接的な費用の合計 665,000円です。
もちろん、この他に喪主が気を配り、受け持つ小さな費用は沢山あります。

平成の世の一般的な葬儀費が150〜200万と云われていることから、66万は安いと思いますが、私がイメージしていた家族葬、小さなお葬式とは、かなり違っていました。
家族葬とは参列者が身内だけのことで、あとは日本の葬祭業会のしきたりを踏襲した本格的なお葬式なのです。家族葬イコール安いお葬式ではないのです。

喪主である次兄は、これから亡くなった長兄のアパートを引き払い、処分し、様々な解約などをしなくてはなりません。
一段落した頃、49日の法要、納骨が待っています。
家のお墓の墓誌に亡くなった兄の名前を刻むだけでも、7,8万掛かりますし、お寺さんへの謝礼、その後のお斎会食費などがかかり、8月の新盆まで出費が続くのです。
それが喪主の宿命なのです。 幸い、亡くなった実兄は少額ながら自分の入院費やお葬式の費用を賄える程度のお金を残していきましたので、これを充てる予定です。

この話をカミサンにしたら、私たちは葬式はいらない、直接火葬して、散骨で十分と云います。
それにしても、死後の数日で葬儀社の手を借りずに、全て自前で調達・手配・手続きまでやるのは大変です。今回の兄の葬式で学んだことで、一度葬儀社に行って、詳しい直葬・火葬式について調べてみようと思います。
posted by 西沢 at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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