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2019年07月18日

同じ団塊世代、シニア男性のカンボジアボランティア活動

テレビや新聞で色々な人を紹介する時、最近、年齢が気になります。
私より幾つ上、私よりも幾つ下、70才ってこんな感じなの?、自分もこんなふうに見られているのかな、と思って見ています。
あるTV番組、「世界の果て・・・」の、「こんな所に・・・」的な番組で、同じ時間、時代を、同じ場所で共有していた、同じ年齢のシニア男性の活動を見ました。
https://wadai-pocket.com/takayamaryouji/

cavola01.jpg今回、登場してきた人物は、「高山さん」元陸上自衛隊1948年生まれ、現在71才。
この方が現在、住まわれているのは、カンボジア、シェムリアップ郊外の田園地帯です。
1992年、第二次世界大戦後初めての日本の軍事組織の海外派遣「カンボジアPKO」に参加されていました。
1992年、44才、道路補修など工兵的組織の一員として、まだゲリラの影響が残る地域で活動していたようです。

1992年、同い年の私もその時、カンボジアにいました。いち観光客として・・・
1990年代のカンボジア、ポルポトの恐怖政治、混乱は、ベトナム軍の介入で収束し、日本をはじめする国際社会の援助で、民主的な選挙が行われようとしていた時期、カンボジア政府は、外貨獲得手段として、閉ざしていた外国人の「アンコールワット」観光の解禁を決定しました。
私達夫婦は、その時行われて団体ツァーの第一陣グループに参加し、ぺノンペンにいたのです。

cavola02.jpg8日間のツァーで一人45万円でした。27年前のことです。
この頃、私たち秘境世界遺産好きの間の常識では、「危険、危ない、政治的理由などの国で、国境が観光客に開放されたなら、安全第一だが、お金のことは考えず、すぐに行くべきである。いつまた閉鎖されるか解らないのだから」と云われていました。
「日本のPKOが行くくらいだから、安全だろう」と云う変な考えで行きました。
このツァーを催行した旅行会社の幹部は以前からの知合いで、外務省ほか、政府関係者からもツァー催行を密かに打診されたいたそうです。
政府は戦後初めてのPKOで、国民に「観光ツアー」が行くくらい安全なのだ、という意図があったようです。

それを象徴するのが、お正月特番、NHKがアンコールワット遺跡から生中継をしたのです。
ゲストはあの日本画家「平山郁夫」さんです。
私たちの団体が予約していた、シェムリアップのホテルは全てキャンセル、NHKのスタッフに抑えられてしまい、たんぼのなかの見るからにチープなホテルに変更されていました。
※数年後、このホテルを訪ねると「ラブホテル」に変わっていました。
日本政府は、野党の大反対や、国民の不安視を、こうやって、「カンボジアは安全なんだよ」と一生懸命アピールしていた時代でした。

ぺノンペンもシェムリアップ、国連軍の白い車、青いヘルメットで溢れていました。
アンコールワット周辺観光には、小銃をもったカンボジア兵士小隊がいつも同行していました。
遺跡内のあちこちに、ドクロマークの地雷原立ち入り禁止看板が立っているなかの観光でした。

あの頃、私と同い年の自衛官「高山さん」は、プノンペン南部、ベトナムと国境を接するタケオに駐留していたのです。
「高山さん」はこの地に駐留している時に、内線当時埋められた地雷に触れて、亡くなられた子供を見て衝撃を受けます。
しかし、いちPKO兵士として派遣されている身では、出来る事に限度あり、その想いをもって帰国された後、自衛官の定年、その当時55才に退官し、カンボジアの子供たちの為の、地雷撤去を自費で始められたのです。

ここで、この元自衛官「高山さん」と私はシンクロします。
cavola03.jpg1992年、同じカンボジアの地の何処かにいた自衛官が55才で退官し、翌年カンボジアに戻った。
私も、定年退職した55才の正月、奇しくも、2度目のアンコールワットにいたのです。
「高山さん」は、資金的にも、組織的にも、如何に継続してカンボジアの人達の為に、地雷撤去を進めるのか悩んでいた頃です。
外国からのボランティアではなく、カンボジア人の手によって、仕事として、事業として成り立つ組織・運営をこの方は確立しました。
彼は、その経験、人脈を生かして、現在はカンボジアの地で、「国の礎は教育」の信念で、地方での学校建設、教育者育成に携わった人生を送っています。

奇しくも人生の節々ですれ違っていたかも知れない、「高山さん」
お目にかかったこともありませんが、同じ団塊世代として、づっと同級生・友人として、遠くから見続けて行きます。
posted by 西沢 at 06:11| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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