CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

2019年05月20日

住宅ローンの破綻が急増中 どうして?その原因は

戦後最長の経済成長と政府が云っているのに、なんで・・・とNHKクローズアップを見ました。
私が住む町の駅前に今、大型ショッピングセンターと高層ターワーマンションが建設中です。
湘南のターミナル駅直結の再開発です。
・東京上野ライン
・湘南新宿ライン
・横須賀線
・根岸線
・湘南モノレール 5線が乗り入れしている、東海道沿線で最大の駅前再開発とうたっています。
モデルルーム見学は事前登録制と強気の販売体制です。
新しい最新のマンションの内覧会が大好きなカミサンと彼女の友人が見に行ったそうです。
平均価格帯は、70平米で7,000〜8,000万という、私たち団塊世代では考えられない、高額物件なのに、若い世代夫婦でいっぱいだったそうです。
これからの日本は、空き家が確実に増えていくのに、どうして新築が人気なのか?それも8000万円もするものが。

NHKのクローズアップ現代では、若い働き盛りの世代のローン破綻が増えていると伝え、その背景にあるものにフォーカスしていました。
※挿入掲載画像は、TV画面のキャプチャーによります。

私、団塊世代が当時35才で購入した駅前マンションは当時、神奈川県で平均価格帯が一番高い物件でした。
平均83平米の広さで、平均価格帯は3,600万円、バブル前の1983年です。
住宅金融公庫の貸付は1,250万円、最長35年ローンで利率は5.5%でした。
私たちの場合、子供のいない夫婦ともに30代の正社員で、自己資金はかなり恵まれていましたので、金融公庫の1,250万と、社内の持ち家購入低利子融資の600万を引いた頭金は用意できました。それでも、二人で月々払える金額をしっかりと把握しなくてはいけません。
カミサンが何時仕事を辞めるか解りませんので、少なくとも私の給料の範囲内に留めなくてはなりません。
そして、ボーナス時払いは最初から考えませんでした。
先ず、毎月の定額手取りから幾ら借金へ払えるか?

cg01.jpg建設業界の給与体系は一般企業と違って、基本給60と手当40の二本立てです。
常に現場にでているので、職能手当、現場手当、残業手当、食事手当など、かなり全給与に占める割合は大きいのですが、この時、この先一時的にも内勤に変わり、手当が減った場合も想定して、払えるローン金額を想定しました。
金融公庫の1,250万、5.5%、35年ローン、ボーナス時払いなしで月々65,000円です。
この金額なら、例え内勤に変わって手当が少なくなっても、十分余裕をもって払えます。
社内融資の650万の制度は、或る時払いの緩やかな制度でしたので、家計とボーナスの都合で返済は可能でした。
私たちの場合、ちょうどバブル期にあたり、建設業界の給与・ボーナスは高騰しましたので、社内融資は一年半で完済し、宅金融公庫分も40才を前に全額繰り上げ返済して、私たち夫婦の住宅ローンは終わりました。

令和の時代のローン返済の滞り問題
1,働き方改革で残業代が減っている。
クローズアップ現代では、働き方改革で、収入のかなりの部分を占めていた残業手当がなくなり、ローン返済が滞る家庭を取材していました。4か月滞納しただけで銀行は、全額返済を申し立ているようで、先ずはイの一番に銀行と相談するように、そして、家計を見直しして、妻に働きに出るようにアドバイスしていました。
ローンの返済金額は、ボーナス、残業手当抜きで想定しなくてはいけない、と報じていました。

2,現在の家賃相当の支払いローンの落とし穴cg02.jpg
番組では、日本の住宅金利は史上最低の1%と報じています。
現在の首都圏のマンションは高いものの頭金を自分預貯金・親族からの借り入れで1,000万用意出来れば6,000万のローン組め、標準的な7000万円のタワーマンションは購入できます。
返済は月々17万円、いまの賃貸のマンション15万円とさほど変わらぬ金額です。
番組ではあるサラリーマンの例を取り上げていました。
しかし、3年で返済が滞りました。
■マンションの維持管理費を計算していなかった。
 固定資産税、マンション管理費は月々にすると、6〜7万円はかかるのです。
■マンション購入の際の手数料・引っ越し代、新居の家具・備品の費用を考慮していなかったのです。

3,年功序列型賃金体系の崩壊cg03.jpg
30代後半に購入した時の家庭環境収入時と比べて、子供はどんどんと大きくなり、教育費は嵩んで行きます。
私たちの世代では、職務の内容よりも、年齢・職歴によりその家庭に必要な賃金体系でしたから、年齢を重ねるにつれ、同じ年齢・職歴ならほぼ同一水平レベルで給与はあがっていったのですが、今は違います。
政府の施策も同じで、色々な助成制度がなくなっていく傾向にあります。
図表のように、同じ収入でも私が早期退職した2003と比べる、実質手取り金額は50万円も減少しているのです。
令和の時代のサラリーマンは、決して、親の世代の持ち家取得の経験則は当て嵌まらないと思ったほうが良いと、番組では警鐘をならしています。

4,収入を増やす為の転職cg04.jpg
番組では、購入した家を守る為、ローン返済を続けるために、もっと良い給与を求めて転職に踏み切った例を紹介していました。
平成・令和の日本は、私たちの時代と違い、転職は当たり前のように受け取られていますが、データー画像が示すように40代半ばを過ぎると、転職による給与は確実に減少します。

私たち団塊世代が家を買った35〜40才時、住宅金融公庫が5.5%、市中都市銀行の住宅用長期金利は、年8%でした。
それでも、みんな借りて、一生懸命に働いて返済したのです。
私たち団塊世代が、特別良く働き、家計に精通し、賢かった訳ではなく、ただ時代が良かっただけです。

posted by 西沢 at 07:37| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
この記事へのコメント
コメントを書く
トラックバックの受付は終了しました

この記事へのトラックバック