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2019年03月22日

退職後の老後の住まいについて考える

sumai01.jpg3・11東日本大震災の8年目の記事を読んでいて、私たち団塊世代の退職後、老後の住環境と同じだなのだと思いました。
「新しくできた災害公営住宅に住む人が人が増えて来た。高層の集合住宅は、人間関係を希薄にしているようで”仮設のほうが人間らしい暮らしだった”との声が多い」

私の住む鎌倉周辺でも、どんどんと夫婦二人だけ、或いは伴侶を亡くして一人暮らしの家庭が増えています。しかも、それがいわゆる「閑静な高級住宅街」に多く見受けられるのです。
70〜80年代、鎌倉周辺では大手不動産でデペロッパーによる大規模な住宅地建設が進められた。
何れも最寄ターミナルからバスで20分程度の郊外の丘、山に建てられた、敷地が60坪以上の「○○台」と名付けられた、戸建て住宅街です。

購入した住民のほとんどは、東京に職場を持つ大手企業に勤めるホワイトカラーの人達です。
30代から40代で、憧れの鎌倉周辺の閑静な住宅街を手に入れ、毎朝、専業主婦が運転するマイカーで駅まで送ってもらい、帰りは駅からタクシーで帰るような生活を定年まで続けてきました。

やがて、60才、定年退職するころ、子供たちは成長して、この鎌倉郊外の閑静な・・何もない、買い物・交通の便の悪い土地を嫌い、出て行きました。
同じ時期、同じような収入レベル、同じ学歴、同じ年代層の人達が住む「○○台」には、偏った世代層の人々のみ子供たちの声もない、まさしく静かな住宅街となっているのです。

夫がなくなったら、ここを売り払って駅近くのマンションに住もうと思っていた主婦が多かったのですが、いざ売ろうと思っても、なかなか買い手が現れません。
このような「○○台」では、住民の自分たちの町の環境を守ろうと、入居数年後に自主協定を造ったところが多くあります。

・塀は生垣以外は造らない、ブロック塀は禁止
・土地を売る時に分割・分筆をしてはいけない
・自宅土地にアパートを造つてはいけない
・物販、商店を造るには、全住民の合意が必要


 などなど多岐に亘っているようです。
これが障害となったり、或いは敷地が広すぎて、今の若い世帯では手の届かない価格となり売れない状態です。

sumai.jpgでは、最初から高層集合住宅に入っていた私たちの場合は・・・
高層の集合住宅は、人間関係が希薄・・・はまさにそのとうりです。
私たち夫婦は、80年代横浜市内の新駅駅前開発の第一号棟を購入、入居しました。
駅から歩いて3分、85平米、当時横浜市内で平均価格が一番高いマンションでした。
両面バルコニーですから、共通廊下はなく、向かい合わせの2戸で一つのエレベーターの縦長屋的な構造です。
エレベーターを共有している前のお宅とは、偶然にドアを開けた時にしか顔を合せない構造ですから、21年間住んでいて、前のお宅のご主人とお話したことは一度もありませんでした。
子供でもいれば、或いはカミサンが専業主婦で1日中在宅でもしていれば、接触する機会も多かったのでしょうが。
ご近所付き合いは全くゼロでした。
入居当初、近所にお店は一軒もなく、スーパーは隣の駅まで行くしかなく、当時コンビニはありませんでした。

今では駅前マンションは便利です。しかしそれは通勤・通学に便利であって、毎日が日曜日の定年退職者にとっては、20年以上住み慣れたとはいえ、隣の部屋の住民の顔も知らない環境や、窓から見える風景は、その後20年間に建てられた高層マンション群
や、駅に向かう通勤の人々の姿、バス、車の車列です。
却って、退職直後の暇な60代の男性はストレス、焦りを感じることは間違いない・・・と退職1年目に売り払い、老後の生活に最適な場所を目指しました。

老後の住まいの条件は。

1,退職後10年は、頻繁に海外へ行くので、成田空港へ乗換不要な横須賀線沿線。
2,駅前は不可、徒歩10分以内の5階までの中規模マンション。
3,地域環境は第二種中高層住居専用地域。
4,近くに大規模公園、或いは緑地のあるところ。
5,予算は、現住まいを売却してプラス1,000万以内。
6,買い物に便利な所(大型スーパー・コンビニ)
7,地域基幹大病院に徒歩圏内


一年間さがし歩き、決定したのが、今住んでいる場所です。
適当に便利、適当に静か、廻りには戸建ても多く、小学校、幼稚園、有名進学校もあり、家の前は春は桜が咲く児童公園で、毎日子供の声が聞こえ、朝はラジオ体操、夕方は愛犬を連れて散歩するご近所さんの姿、20年間住んでいても、自宅周辺の道路でご挨拶することまなかったのが、ここでは、名前は知りませんが、顔見知りのご近所さんと、ご挨拶するようになりました。
現在の共同住宅の住民は、初めて自宅を購入する若い世代だった為、子供多く、今働き盛りの管理組合活動は活発です。

誤算・予定外だったのは
予算オーバーしました。16年前売り出した駅前マンションは、まさにバブル後の底値の時でした。ちょうど私の住む棟では、転売も目的でバブル高値で購入した投資物件が破綻し、競売物件が続出した時期で、その値段に引きずられ、今の物件購入の際プラス1,000万の予算をオーバーし、引っ越し・新居調度類をいれると、プラス1,500万の超過となり、退職計画予定資金からの出費となりました。

でも、今のところこれで良かったと思っています。
高層の集合住宅は、人間関係を希薄にする、は本当です。
特に、新しい、知らない土地での老後年金シニアの生活は、なかなか地域社会に結び付きません。積極的に、自分から出向かないと新しい展開は望めません。
退職後に、住環境を変える・・・は、ある程度の下準備、調査、そして資金が必要なのは言うまでもありません。


posted by 西沢 at 08:12| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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