CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

2019年01月12日

定年後の資産設計、老後資金と貯蓄高、理想と現実ギャップ

日本人はとかく、今自分のいる位置・社会的なポジション・スタンションレベルを気にします。 平均値以上なのか、以下なのか、まあまあ中の上あたりにいれば安心なのかなと、思いがちですが、 世間で公表されている、平均値って何処か、自分がイメージしている値と違いませんか?

平均値と標準偏差;


ある集団についてのデータがどのように分布しているかを表すものとして、 その集団の代表値(中心の値)を示す平均値及びそのばらつき具合を示す散布度があります。
平均には算術平均が、散布度には標準偏差がよく用いられてます。
平均値とは、全部のデータを足し合わせて、データの数で割った値です。
平均値は計算が単純ですし、集団を表す値として便利です。 しかし、現実のデータ解析では、平均値の扱い方が原因で、集団の真の姿を表現できない場合があります。
代表的な理由は、2つあります。
データに 異常値 が混ざっていて、平均値がその値に引きずられてしまう。
データの 分布 が非対称になっている
今回の例、高齢者の老後資金の場合、ごく一般的・大多数の給与生活退職者に群に、少数派の極めて裕福な自営業者・企業家 が混じったり、反対に生活保護を受けている孤独な一人暮らし、


朝日新聞の記事「なるほどマネー 定年後の資産設計」で老後資金・貯蓄高について論じていました。 定年後六十代の老後資金・貯蓄高は、金融広報中央委員会(日銀)の調査による単純平均額は670万円ですが、 実感としては、そんなに少なくないと思います。
一方、定年した後、一体いくら必要かと云うと、生命保険会社等の調査(これも調査対象に偏りあると云われています。) によると3、000万円とも言われています。
 この差はなんなんでしょうか?
この問題を解決する方法として、偏差値を平均値の代わりに使う方法がありますが、そのようなデーターは残念ながら ネット上で公表されていませんでした。
一つ、政府内閣府の高齢者世帯の貯蓄高分布グラフ(平成23年二人以上の世帯・不動産は含ます)が公表されています。


この分布グラフにはびっくりしました。
分布的には、2,000万から4,000万に集中しているではないですか?そう、3,000万は欲しいと願っており、実際持っている金額 なのです。
但し、これが必須・最低条件かと云えば違います。 朝日新聞に執筆しているFA(ファイナンシャルプランナー)は今回、この事に関して解説していました。

以下は、朝日新聞の記事の抜粋です。
筆者はFA「家計の見直し相談センター」代表 藤川太氏


3,000万円とは、豊かな老後生活を送ろうとする場合で、3,000万円以上の貯蓄のある人は全体の15.7%しかいません。
3,000万円も必要なら8割超の人は苦しい生活をしていることになります。
安心して定年後の人生を過ごすには、現実的ではない貯蓄をめざすより、持っているお金をいかに効率的に使うかを考えるべきです。
退職すると時間に余裕ができ、退職金が入れば気も大きくなりがちです。自宅の改修、高級車の購入、海外旅行、子供への資金援助などの 出費が嵩みます。特に体が元気な70才前後までが要注意で、破たんの原因になります。
老後の収入は現役時代の半分以下になる家庭がほとんどですから、 多くの場合は、貯蓄を取り崩しての生活になります。

先ずは、ライフプランシートを造ること。
家族構成と年齢を表にする
考えられる人生のイベントとその費用を出す。
イベントに優先順位をつける
年毎に合計費用を計算する
ポイントは
 ・無理に貯めるより、賢く使うことを考えよう
 ・老後のの生活は、貯蓄を取り崩すのが前提
 ・予め計画を立てて、不安を解消しておく


・・・だそうです。納得、当たり前の話でした。
posted by 西沢 at 09:23| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.canpan.info/tb/1419540
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック