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2018年10月27日

「断捨離・終活の想定外を考える」消えるデータ 失われる過去

カミサンの母親が亡くなった。
92才、老衰とも云える年齢でもあろう。
カミサンは、今日の通夜・明日の本葬の為に、数日前から実家に先乗りしていろいろ準備をしている。昨日の電話で、母親の残した大量の日記帳がでできた、と云う。
カミサンの知らない、母親の残した日記を葬儀が終わったら持ち帰ってじっくりと読んでみたいと云う。

nikki.jpg私も若い頃は日記を書いていた。
働き盛り、バブルの頃は時間的、心理的な余裕もなく中断していたが、退職後、朝の体重と血圧を記録するようになり、短文であるが記録として、前日の行動を残している。
毎朝、朝食後の日課になり、当節、手書きの日記は負担が大きいのと、体重・血圧の数値の記録の為、パソコンのエクセル書式で残している。

70才・古稀を迎えて、断捨離を意識して、自分の生きて来た道、写真などの整理をする団塊世代は多い。私達のような子供がいない夫婦は、カミサンが一人で困らないようにと、それ以前の退職直後から様々な整理・断捨離をしてきているが、「遺言状」以外は全て、電子データ、つまりパソコン内である。

ある日の新聞記事で警告していた

デジタルデータの記録には磁気テープや、CD、MO、DVD、2018年、現在では、フラシュメモリー等が使われている、だが、記録媒体には寿命があり、何時までもデータの読み書きが自由にできるとは限らない。
遠い将来、過去のデータが打つなわれてしまう「デジタル暗黒時代」がやってくるかも知れない



fd.jpg遠い、将来の話でもなく、現に私たちはこれまでに散々経験してきています。
現役時代のデータの記録・持運び・保存は、フロッピーディスクでした。
今でも、政府系や企業はこれらのFDを読み込むことは可能でしょうが、私たち個人レベルでは、FDを読み取る装置そのものがありません。
MOも退職直後は、仕事で使ったキャド図面を残していたので、持っていましたが、10年前に処分しました。ビデオ・動画の世界とて同じです。もう我が家にはビデオデッキはありません。

それよりも、現実的な問題として起きているのは、日本の個人用パソコンのOSの問題です。
日本のように、マイクロソフトPCが寡占状態の環境では、データの様式はすべて、マイクロソフトに委ねている状況です。
既に、OSの変更が勝手に繰り返され、エクセルにしても、過去のデータを読み込めない個人レベルのひとは増えていますし、寡占状態のマイクロソフトWindowsを対象として開発された様々なアプリは、OSの変更で、過去のデータが読み込めない状態になっています。

記事では

古代エジプト文明のパピルス紙やメソポタミア文明の石板に記された文字情報は、数千年たった今でも解読することが出来る。ところが、デジタルデータは違う。
「1」と「0」に信号化されたデータは不変でも、OSと「そのデータが何を意味するか」のアプリがないとデジタルデーターは読みだせない。



私が仮に、日本政府の云う「人生100年時代」を生きたとしよう。後30年。
これでもかなり怪しい。私の残した日記帳を再現するのに、専門会社に依頼しないと、取り出せない可能性もある。
ましてや、現代の金属製や樹脂製の記録媒体の寿命は高々、数10年程度です。
パソコンの場合、アプリは何で書くか?、記録する媒体は何を使うか?
日本人一般個人が日記をパソコンで書く場合、一番多いのはワードであり、男性の場合、エクセルです。或いは、日記専用のソフトもありますが、そのソフトが何時まで、この先OSに対応するかは解りません。
私は、来年から残す日記データに、マイクロソフトのアプリを使うことを辞めます

では何を使うか?、何で書くか?
私たちプログラマーの間では昔から、OSに依存しない書き方として、プレーンテキストを使っています。Winsdosユーザーの場合、メモ帳です。
これなら、OSに依存せずに、世界中のパソコンでも読み書き出来ます。
但し、文字情報だけです。
どうしても、他のデータ、画像もいれたいとなると、一番確実なのはインターネット基本言語のhtmlで残すのが今のところ、一番確実かと思われます。

私は日本に住む一個人ですから、数百年後なんて遠い未来ではなく、死後数10年はおろか、一二年で忘れ去られるのは解っていますから、そんなに真剣に考える必要はないのです。
最低限、私が逝った後、気まぐれにカミサンが簡単に手に取ることが出来るのは、やはり、紙媒体ではないのかな。
二人の40年以上続く生活のなかで、撮りためた写真アルバムは全て、電子化して、フォトフレームになっていますがこれもかなり怪しいのではと考えていますが、今更、写真プリントでもないでしょうし。
posted by 西沢 at 08:21| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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