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2018年10月25日

企業の継続雇用「70歳に引き上げ」首相が表明 団塊世代の生の考え・意見

ニュース報道によると

読売新聞より
abe1025.jpg安倍首相は22日、議長を務める未来投資会議で、高齢者が希望すればこれまでより長く働けるよう、企業の継続雇用年齢を65歳から70歳に引き上げる方針を表明した。働く高齢者を増やすことで、人手不足を解消するとともに年金制度などの安定を図る。
政府は、関連法改正案を2020年の通常国会に提出する方針だ。
首相は「70歳までの就業機会の確保を図り、高齢者の希望・特性に応じて多様な選択肢を許容する方向で検討したい」と述べ、関係閣僚に見直しを指示した。

高年齢者雇用安定法は、高齢者の職業安定などを目的とし、企業に対して
〈1〉65歳までの定年引き上げ
〈2〉再雇用など65歳までの継続雇用
〈3〉定年制の廃止――のいずれかを義務付けている。
企業側は「定年延長や定年制廃止は人件費増につながる」として、継続雇用制度を選ぶケースが大半だ。体力の衰えで短時間勤務を望む高齢者も少なくない。
政府としては高齢者が個々の事情に応じ、多様な働き方の中から自分に合ったものを選べるようにしたい考えだ。来夏に制度の方向性をまとめ、法改正を目指す。


このニュースを受けて、ネット上の団塊世代とそれに次ぐ退職世代が集まる掲示板には早速意見が寄せられています。一部を転載紹介します。
おりすがり
急にニュースで報道し始めたので、
注目が集まっていますね

無理かもしれないけれど、
給料が下がらなければ良いのですが


まこと
暴論、勝手な言い草かも知れませんが・・・・
政府の勝手な財政的な都合なのではないでしょうか?
70才まで働けですって。
当然政府系の年金支給はその年齢に近づけるのでしょうね。

人類の生物学的な寿命から考えると、70才で定年退職したら、その後は本当に残された人生そのものです。
第二の人生、第二の青春、自由な時間ではなく、余生、晩年そのものです。
六十代ではあまり考えませんでしたが、70を過ぎると、人生の24時間時計は夜の10時を過ぎます。もう、そろそろ眠くなる時間です。

政界の老害は心配しますが、やはり、普通の庶民・世代を代表した意見・考えを伝える政治家が現れてくるのを望みます。


すーさん
極端な言い方をすれば ”定年後の過ごし方がなくなる時代” になってきたな〜という感じです。 私は現在62歳で完全リタイアしています。
会社時代からの登山仲間の8割は継続雇用で働き続けています。
今年4月、会社は65歳から70歳までの雇用延長に切り替わり、ちょうど65歳を迎えた山仲間の2人は継続手続きをしました。
1日の労働時間は7.5時間、週4〜5日勤務。賃金は時間給でパート社員と同じ待遇だそうです。
なによりも今まで慣れ親しんだ仕事ですからストレスもなく働き続けることができると言っていました。
働き続ける理由は、個人の生き方・考え方などそれぞれあると思いますので何とも言えませんが・・・。

このように働き続ける社会に移行することで、様々な社会状況にも影響したり変化があらわれてくるように思えます。
例えば、今、団塊世代が支えている観光や趣味活動・スポーツ、その他各種教室・セミナーなどにおいて、特に男性参加の割合が激減してくるのではないかと思います。
現に私たち夫婦の全国くるま旅、登山、又、日課にしている市営スポーツセンターや図書館において、特に平日では私の世代(60〜65歳)は皆無と言っても過言ではありません。
現在の登山ブームを支えているのは若い世代と団塊世代です。平日の山小屋はほとんどが団塊世代の人たちで、60歳定年を迎えた私の世代はほとんどいません。平日の山小屋運営にも大きく影響してくると思います。

70歳まで働き続け、さあこれから第二の人生だといっても、そのための心の準備をはじめ、何よりも体力・気力・好奇心が失せてしまっている状況の中では、”定年後の過ごし方” を考えよう、模索していこう、楽しもうなどの意識さえもなくなってくるのではないでしょうか。
場合によっては、”定年後の過ごし方” はイコール「介護を受ける身」なのかもしれません。

「70歳雇用延長はまだ働けるから良い」という考え方もありますが、その後の人生において大きく影響することも考えなければいけないと 思います。
この歳になって働き続けることは、何より自分自身の大切な時間、家族のこと、親の介護など、様々な部分で ”犠牲にしている” という ことも考える必要があるのではないかと感じます。


一日8時間、週5日働けば、人並みの生活が出来、60才の定年後、80才までそんなに豊かではなくても、残りの人生・余生を送れる、社会・国家ではなかったのか日本はと、団塊世代のオジサンは心の底から思います。
私たち団塊世代は間違った方向だったかもしれませんが、大学時代、世の中の不合理に学生運動として立ち上がり、青春の疑問を吐き出しました。
今の若者は、政府の70才まで働け、働かないと君たちの年金を払えない、という現政府に何ら疑問はないのですか?

他にも投稿があります。
定年後の過ごし方・ロングステイ・みんなの伝言/掲示版をご覧ください。
http://wwweb.sakura.ne.jp/bbs/yybbs.cgi
posted by 西沢 at 09:01| Comment(1) | TrackBack(0) | シニアライフ
この記事へのコメント
私も個人的にはそう思います。
歳とって、杖を引きながら職場に行かねばならないかもしれないと考えると辛いです。
でも鳥瞰すると、若者につけを更に押し付けていいものでしょうか?
現在70代で20パーセントの医療費、それ以外の持ち分は誰が払うのでしょうか?
そりゃ、政府の嘗てのミスを指摘するのは簡単かもしれませんが、根本的原因が棺桶型の人口分布なのだから、どうしようもないじゃないですか。
更に言えば、団塊の世代の人たちの時代で既に65歳や70歳に引き上げておくべきだったと思います。
Posted by 50代後半 at 2019年08月22日 14:57
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