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2018年10月15日

「資産は夢をかなえる力になる」と云う投資会社のCMキャチコピー

先日、パソコン支援で80才男性とお会いし、その後ランチをともにしました。
ここ2年ほど、パソコンと動画編集のお手伝いをしていますが、あまりご自身のこと、家庭のことなどを伺う事はありませんでしたが、席を変えると色々個人的な事をお話し下さいました。
ご自身が最初に云われたのは
「私の人生はラッキーだった」
「特別な能力も努力もしてないのに、今豊かな老後を過ごされている」
「高卒で東京に出て、神田のアパレル業界に定年まで働いた」
「横浜に家を建て、子供も成長した」
「老後の為と特別なことは何もしてこなかった」
「退職金で建てたアパートはこれまで空き室になったことはほとんどない」
「退職後始めて障害者支援ボラバイトも81才を過ぎても、障害者家族の要望で続けられている」
「病気はしたけど、今こうやって、最新のビデオ編集を教えてもらっている」
「私は、本当にラッキーな人生で恵まれていると思う、感謝している」

私よりちょうどひとまわり違う年齢のかたです。
特に自慢するのではなく、たんたんと、過去を振り返り、現在の生活に感謝している様子でした。ただ、世の中はこういう謙虚なオジサンばかりではないのです。
特に匿名ネツト社会では・・・・

rougo.jpg常々書いていますが、豊かな老後を送る古稀を迎えている団塊世代のおじさん達が、下の世代、後輩に向かってこれからの、将来の退職後の長い老後の為に、
・40代後半から資金の準備をしろ
・金を貯めておけ
・趣味を持て
・夫婦円満でいろ
・普段から歩け、健康に気を付けておけ 

と、色々云っていますが、団塊世代が、壮年期・働き盛りだった頃と、今の時代は違うのを解っていません。
終身雇用・年功序列制賃金体系・家族的会社意識・福利厚生、何よりも高度成長期、バブル期に40代の働き盛りで、目の前に仕事に追われていても、老後、退職後の設計図は描けていました。
私は、団塊世代は単に「ラッキーだっただけ」、「自分の努力・精進で今があるのではない」と云い切っています。
30代から40代の壮年期、信託銀行の預金の金利は年8%でした。
住宅金融公庫の貸出金利が5.5%の時代でした。
企業にはまだグローバリゼーションの波は押し寄せておらず、国内の競争だけに目を向けていれば良かった時代です。

今の時代、将来の年金を自分の裁量で積み立て、増やせと云われる現代のサラリーマンは可哀そうです。古稀を迎えている団塊オジサンには、そんな能力も知識もありません。
ただただ、節約して、箪笥預金を守るだけです。

保険会社・金融会社はテレビコマーシャルで「資産は夢をかなえる力になる」と謳っています。
確かに、資産はある程度の嫌な事、したくない事、辛い事を、遠ざける、緩和する力は持っています。しかし、古稀を迎える年齢になると、それだけじゃない、もっと大切なものがあるのではないか、うっすらと思うようになります。
でも、それが何か、何なのか、言葉に出来ない、歯がゆさはまだあります。

団塊世代が集まる掲示板 http://wwweb.sakura.ne.jp/bbs/yybbs.cgi
を見ていると、徐々にではありますが、仏教的な思想・考え方・心の持ちように関する書き込みが多くなってきています。
勿論、それ以上に資産形成に関する記事が目立つのは事実です。

古代ギリシャの文献のなかに「今時の若者は・・・」と云う言葉が残されているのを目にしたことがあります。
いつの世も、年齢を重ねると同じような事を考えるものだと、古稀を境にして考えています
posted by 西沢 at 08:15| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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