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2018年09月28日

三菱電機は裁量労働制を撤廃したと云う報道がありました。

裁量労働制の下で働いていたシステム開発系の社員二人が過労自殺したことが、労災認定されたことがきっかけとなったようです。
三菱電機とは、地所系列の都内大型ビル建設の際、メインビルシステムコンピュ―ターが三菱となるので私達ビルシステム専門業者は、常に三菱技術者との信号の取り合い、打ち合わせがありました。

建設業界と大手総合電機メーカーとの社風の違いを常々感じていました。
一言で現わすと、彼らは「真面目」なんです。
海千山千の職人や、外部業者との取り合い・付き合いに慣れている建設業界と違い、現場での決定権・予算・変更・追加は本社が握っているようで、なかなか融通がきかない、との印象でした。

退職して鎌倉に越してきてから、三菱さんは鎌倉に工場がある為、退職した元三菱社員さんが多く、私の所属するNPOにも大勢います。
話しをしてみて、確かに大きな組織で働くのは大変だなと思いました。

今、政府が進めている働き方改革「裁量労働制」は、私が現役の頃の建設業界の現場では当たり前のシステムでもともと専門的な業務内容であり、日々の日報は書くものの、残業は当たり前の世界ですから、してもしなくても、夜間・休日出勤は無制限で、手当は定額でした。

今の裁量労働制は、確かに専門的な仕事に関しては、本人の働き方にある程度の自由度を与え、働きやすくなるかも知れませんが、一番の問題は自分で仕事の内容、量を選べないことです。
キャパシティ・能力・時間的余裕以上の仕事を上から、「君の裁量に任せる」と云って与えられても、圧倒的マンパワー不足の現況を裁量労働制の下、会社から丸投げされ、責任を問われているのです。

三菱電機は裁量労働制を撤廃しました。
やっと会社・組織としての務めを認識したのでしょう。
元、滅茶苦茶に働いて来た私からのアドバイスは「逃げるのは恥ではない」です。
posted by 西沢 at 10:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会
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