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2018年09月02日

「65歳なにもしない勇気」と云う題名の本の斜め読み 題名に惑わされるな

幻冬舎より樋口裕一著(1951年生67歳)「何もしない勇気」が発売された。
65歳を過ぎても、以前と同じように、「しなければいけない」と考えて、あれこれしようとする人が多すぎると思う。
だが、65歳を過ぎたら、生産を考える必要はない。そもそも時代そのものが成長の時代でなくなっている。
成長の時代に培われた価値観を崩して、もっと気楽になって、何もしないでいよう、好きなことだけしようということを提唱した本です。

大新聞の書籍広告欄をめいつぱい使っての幻冬舎の新刊のキャッチによると
「○○しなきゃいけない」で溢れかえった現代、満ち足りた老後を送るために必要なのは「もうやーめた」?
ベストセラー『頭の良い人、悪い人の話し方』の著者による、自由で幸せな後半生への招待状。

もう嫌なことはいない。楽しい事だけする宣言。

なにもしない.jpg我慢しない、無理しない
家族と理解し合わなくていい
年寄りらしくしなくていい
運動しなくていい
気を使わない

真面目でなくていい
他人に従わなくていい
リップサービスしなくていい
大勢の中のひとりでいい
見栄を張らなくていい

予定変更が前提であっていい
電話するだけの仲間でいい
自慢してもいい
運転しなくていい
練習しても上達しなくていい

過去の栄光にしがみついていい
齢のせいにしていい

このキャッチコピーを見て、この本の内容はだいだい解りました。
このキャツチの「しなくていい」は、今、平成の退職シニア65才の行き方は
過去の栄光にしがみつき、見栄を張って、出来ないことは齢のせいにし、廻りに気を使わなくては生きて行けない・・・と云っているのです。
著者は、「65才になったら、そんなことはしなくても良い、自由に何もしないで生きて行こう」と提唱しているのです。

当然ながら反論はあります。
著者は自由業であり、資金的にも恵まれ、文章を生業とする生き甲斐、やりがいもあるのですから仲間なんかいらない、真面目でなくても良い、大勢の中の一人でも生きていけるでしょう。
しかし、著者以外のその他大勢の65才以上のシニアは

我慢をし、無理をし
家族と理解し合い
年寄りらしく
運動し
気を使つかい

真面目で
他人に従い
リップサービスし
見栄を張り

自慢し
過去の栄光にしがみつき
齢のせいにして 

生きて行かねばならない社会・経済・家族関係の状況なのです。
私は、定年後の過ごし方、生き方と云うタイトルのホームページを55才から立ち上げ、15年になります。その間、自分の持っているスキルを社会還元しようと、地元のNPOに関係してきました。色々、定年後の生き方についてサイト内で書くと、かなり多くのご意見をいただきます。
それは・・・・・
あなたは一般退職者よりもかなり資金面で恵まれているから出来るのである。
あなたは、他の退職者に比べて、特別なスキル・技術があるから出来るのだ。
あなたは、子供がいないから、出来るんだ。
あなたは、介護すべき両親・兄弟がいないから出来るんだ。

この本の著者と同じです。
人生千差万別、退職後の環境によって、ひとくくりに「65才から何もしない」を実践したら、かなり世の中ギスギスとした、自分勝手な老人だらけの日本社会になるでしょうね。

以下が、実際の本の内容です。

第1章 我慢はしなくていい
●「もうやーめた」のスタンスでいい
●力の衰えを嘆かなくていい
●完璧主義は卒業でいい ほか

第2章 無理はしなくていい
●見栄を張らなくていい
●愚痴をこぼしていい
●自分でできなくていい ほか

第3章 好きな人とだけつきあえばいい
●トシのせいにしていい
●不愉快な人とは縁を切っていい
●気を使わなくていい ほか

第4章 がんばらなくていい
●ギブ・アンド・テイクを考えなくていい
●友情はときどきでもいい
●家族と理解し合おうと思わなくていい ほか

第5章 楽しいことだけすればいい
●自分史を書いてみる
●旅に出てみる
●昔の映画をもう一度見る ほか
posted by 西沢 at 07:39| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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