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2018年08月21日

オフ会でお会いした団塊世代の「戦友」のお話

オフ会とは
インターネット上で知り合いになった者同士が、直接会うことを云います。
ネット上は、バーチャルリアルティ(仮想現実)の世界です。
現実と非現実が微妙に交差している世界です。
それ故に、普段の日常、社会生活で封印している思い ・本音などを、比較的容易にさらけ出すことも出来るのです。

Webの世界は、有線・無線に関わらずオンラインで繋がっています。
BBS掲示板にしろ、SNSフェースブックにしろ会話・意見を交わす相手は見えず、常に 回線を通じてのオンライン上の相手です。
団塊世代の掲示板 
http://wwweb.sakura.ne.jp/bbs/yybbs.cgi
オフ会は、回線をOFFにして、コンピーターラインを介さずに、直接相手の顔・表情を見て お話することです。

55才退職時、少しでも早く失業保険を貰うのが目的で、ハローワークが勧める情報処理講座を受講したのを機会に、サイトを 立ち上げして15年、年間200万PVのある程度、同じ世代或いはこれから定年・ロングステイを考えている世代の方々から支持を いただけるサイトに成長しました。
http://www.tt.em-net.ne.jp/~soy7686/life.htm
この間、数多くの方々かlら、一度お会いしてお話を伺いたい等のメールをいただきましたが、全て丁寧にご遠慮申し上げて 参りました。

理由は・・・・
自分を含め、相手のオンラインとオフラインのギャップを埋められるか?、受け入れられるか?の自信が無かったからと、 退職当初所属していた「ロングステイクラブ」での経験からです。
ロングステイクラブの会員として、活動に携わってきて色々会員の方、外部の方とお会いする機会がありましたが、「お話を聞きたい」 と仰る方の殆どは、ご自身がお話したいケース、それも自慢話ばかりなのです。
そんな訳で、ネット上ではオンライン上のお付き合いに限定すると決めていました。

7月のある日、アメリカにお住まいの団塊世代の方から、日本に行った時にお会いしてお話をしたい、旨のメールがありました。
わざわざ、アメリカからご帰国され時間を都合してのお話ですが、今までの理由から丁寧にご遠慮申し上げました。
そして、返信メール をいただき、その文面には、私の今までのオフ会へのポリシーを一時キャンセルする出来事・過去が語られていました。

1969年あるぜんちな丸
maru.jpgその方「F氏」は私と同じ1948年生まれ、学園闘争がピークを迎える1969年横浜発の太平洋・南米航路「アルゼンチナ丸」に乗船して 単身、アメリカに渡ったとメールに書かれていたのです。私は1967年の「ぶらじる丸」でした。
私の場合は仕事絡みでしたが、船には大勢の新天地アメリカを目指す青年や、南米に移住する家族が多く乗り込んでいました。
当時 大卒初任給が26,000円、ドルは360円ですから、73ドルです。
その頃はアメリカの単純労働の時給が1から1.2ドル、1日8時間で10ドル、アメリカの1週間の賃金が日本の大卒月給だったのです。
ミッキー安川の「ふうらい坊留学記」・石川好の「ストロベリーロード」の数年後の世界です。

この方なら、私からお願いしてでも、お話を聞きたい。
私は大学をドロップアウトしたこともあり、学生時代の友人とよべるような友人を持っていません。でも、この「F氏」は同年代 を生きてきた、戦友のような親しみを感じ、バーチャルリアルティを超えて、お会いする事になりました。

所持金193ドル
345.jpg「F氏」は現在、アメリカ・カリフォルニアの日本人家族が一人もいない、ウォーターフロントのリゾート地にお住まいで、 65歳を機に、経営している会社をやめ、ハワイ・オアフ島のカイルアに住まいを移す準備中です。
Fさんのお話の節々に、アジア人と云う言葉が出てきます。21歳、横浜港を出るときに持っていたのは、193ドル、この日本人青年が アメリカで生きて行くのに、度々「アジア人」を意識し、今でもそう思っていると云うお話に、私は共感しました。

1960年代末、日本を出るときにパスポートに持ち出し外貨が記載されていました。
私の古いバスボートには345$と記載されていました。
345ドル日本円で124,000円、大卒初任給の4.5ケ月分、平成25年で云うと、900,000円位ですか。ほとんど親から資金でした。今更ながら 感謝しています。
Fさんは、会社を立ち上げ、グリーンカードを取得して、ガムシャラに働き、アメリカで生きてきました。
そして、常に自分の定年後の生き方・住まいを模索し続けてきたそうです。
アジア人である事を意識し、老後はアジアに住まうことを念頭に毎年、年に四回はバンコクを中心にショートリピート ステイを繰り返してき、最終的な結論は、慣れ親しんだアメリカ文化があり、アジア人として居心地の良い、ハワイ・オアフ島に決めた そうです。

Fさんは日本語のwebサイトはほとんど見たことがないそうですが、奥様がハワイ情報を検索している際に、私の 「ハワイロングステイ情報」を見て、
http://www.tt.em-net.ne.jp/~soy7686/hawaii.html
Fさんに紹介し、サイト内に書かれている、白人以外のアジア人の住宅環境や、観光客の行かないアライワ 運河の向こう側や、ハワイに住んでいるという芸能人はどんなビザ?と云う記事を見て、自分と同じ匂いを感じ、私にメールを寄せたそうです。

鎌倉のスターバックで3時間、色々なお話が伺えました。
印象に残っている言葉があります。「日本と云う国は、人間にもJIS規格を当てはめようとしている」。 確かに、私たちの世代は、70年安保・学園闘争を経験したかもしれませんが、その後は、素直に大学を出て一流会社に入り日本経済の良い時代を定年まですごし、マスコミがリードする「ロングステイ」情報に 踊らされている、定形型規格の日本人世代の最後かもしれません。

賛否はありましょうが・・・・青年は荒野を目指さないと
世界の青年に比べ、現代の日本人大学生のひ弱さに 一抹の不安を覚えています。
posted by 西沢 at 08:20| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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