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2018年05月02日

『世界の村で発見!こんなところに日本人』アルゼンチンの懐かしい知人が登場

sekai.jpg昨日のTV番組『世界の村で発見!こんなところに日本人』を見ていると、メンドーサ州・ハイメプラッツという地名が登場しました。
私が青春時代勤務したアルゼンチンの首都ブエノスアイレスに住む人々にとって、メンドサ州は誰でもが知っているアンデス山脈の麓の美しい町ですが、流石にハイメプラッツという名前は知らないでしょうが、この村の名前に私は反応しました。
ブエノスアイレスから西へ1000km、そこから南にバスで5時間、南部の中核都市、サンラファエルから、バスで1時間の小さな村です。
この村から10数キロの荒野に、かつて海外住事業団が造った日本人移住地コロニア・アンデスがあったのです。
アルゼンチンの日系人、日本人移住者のほとんどは、首都30km圏内郊外に住んでいるのですが、ここコロニア・アンデスとアルゼンチン北部ミシオネス州のコロニア・イグアスは、1960年代に、日本の国策として新たに海外移住事業団が創設した開拓地に多くの日本人青年・家族を送り込んだのです。

昔の外務省の外郭団体は、国の政策のノルマ・予算消化だけでろくに調査もせず、現地の人の意見を無視して多くの日本人をこの、塩の噴き出る荒野に送り込んだのです。
この地を私は、70年代初頭から数度、旅行で訪れています。そして勤務を終えて帰国後日本で結婚したカミサンの友人女性は、一時帰国していた青年と出会い、結婚しこの地に嫁いで行きました。
その結婚したした相手の男性が、今回の『世界の村で発見!こんなところに日本人』に登場し、番組を見ていたカミサンと二人でびつくりしました。
TVでみると同年代の彼も随分と年老いて、白髪が目立ちますが、話し方は昔のままですした。
そして、私たちの知っているS子さんの写真が登場しました。

カミサンの友人、お嫁に行ったS子さんは、嫁いで10年で亡くなったいます。
ガンでした。彼女がガンを患って入院・手術をする時、私たち夫婦はお見舞いに行っています。
そして、亡くなってから数年後、お墓参りに行っています。
日本ならきっと助かったのでしょうが、アルゼンチンの公共病院では、医療費は無料のもの薬・医薬品を買うのも、手配するのも全て患者負担でした。

二人でこの番組を見終わって、カミサンは涙ぐんでいました。
日本で暮らしていれば、恐らく元気に、何事もなく過ごしていたのに。
今頃、一緒に三浦半島の桜並木を楽しんでいたのに。

番組ではその後、パナマ・ネパール・エジプトに住む日本人探しをやってました。
これ等の国は全て私たち夫婦は旅しています。そして日本に住むTVの前の視聴者が、こんなところ、秘境・僻地と思われる場所を何度も個人レベルで旅しています。

タイトルの『世界の村で発見!こんなところに日本人』は、この地に住むご本人の日本人からみれば、失礼千万なのは明らかです。この番組を見ながら、きっとS子さんは、私たちが思っているよな後悔はしてなく、幸せに人生を終えたのだろう、今はそう思っています。
posted by 西沢 at 09:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行
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