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2018年04月23日

リニア新幹線、大手ゼネコン四社談合についての素朴な疑問

私は現役時代は建設業界にいました。
ゼネコンではなく、大型ビル・建造物の電気、空調、水、防災、セキュリティを一括
制御、管理、監視するビルシステムエンジニアリングのトップメーカーの技術者として30年現場をみてきました。
今回の談合疑惑がかかっている4社は当然ながらお客さん・・と云うよりは仲間です。
私たちのような特殊技術、経験実績を持つ会社は全て元外資系で日本では3社しかなく、そのシェアは私の会社60%A社20%、B社10%と圧倒的なシェアを持つために、一時独占禁止法に触れそうになり、受注調整をするほどでした。

日本国内で建てられる、大型ビル、官公庁物件、メモリアルな建造物には、全て関わるのが当然であり、最初の設計段階から関わるように、ゼネコン・設計事務所・発注官庁機関に要請されています。
勿論、基礎設計の他に見積もりも全てしますので、工事原価は丸見えです。
どこのゼネコン、サブコン、メカコンが受注しても、必ず当社がやることになっており、原価が解っているので特別な理由がない限り、大幅な赤字にはなりません。

これを踏まえて、素朴な疑問。
発注元のJR東海て私企業でしょ。受注する会社同士で話し合うのが談合なの。
確かに、国民の税金を使う官庁物件や、元道路公団などは当て嵌まるかもしれないけど、JR東海じたいに設計能力技術力がなく、民間私企業のゼネコンや、私がいたような会社に開発、協力を、それも無償で求めているのに
今更それはないでしょう・・・これは新聞用語で云う官製談合でしょうに。

日本の建設業界システムでは当たり前に起きることなんです。
設計コンペででてくるのは、イメージ・意匠図だけで、本当に建つかどうか解らない代物。
実際に図面として起こすのは、大手設計事務所しかし、細部に至る設計は全て、各サブコン、メカコン、私たちのような専門会社に丸投げ、それも無償で。
見積もりも、全て丸投げされた私たちがして来たのです。

設計図は、設計図。アメリカのように現場施工図として使える代物ではなく、受注した各社がまた詳細を煮詰めながら書いていくのですから、それなりの費用はかかるのです。
談合を頭から悪いと書くマスコミは、記者はそれなりにお勉強してもらいたいものです。
posted by 西沢 at 08:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会
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