• もっと見る

«太陽にほえろばんちょ第1回 | Main | <都留の環境情報>ムササビ応援団奮闘中!»
<環境情報>森のようちえん全国交流フォーラム [2010年01月01日(Fri)]

●<環境情報>森のようちえん全国交流フォーラム

 11月28日〜29日に開催された
 “森のようちえん 全国交流フォーラムIN 愛知”に
 副理事長の佐藤洋さんと参加してきました。

 参加者が二日間とも200人を超え、北海道から九州まで
 全国からの参加者が集まるとても大きな会でした。

 (山梨県からも19人参加しており、
 参加者の多い都道府県第5位でした!)

 参加者は幼稚園教諭・保育士、自主保育、子育て中の親、学生、
 環境教育、行政・教育など様々な所属の人達です。

 この会では各団体の活動紹介はもちろん行われていたのですが、
 それだけではなく安全管理について、今から始める人に向けての
 講演、発達心理学からの分析など、“森のようちえん”を
 一つのテーマに様々な視点から情報が発信されている会でした。

 今回開催地であった愛知県は、
 自主保育の団体が多いという特徴がありました。

 もともとは自主保育サークルだった活動が少しずつ広がり
 10年以上続けているという方が、今回の実行委員長の方でした。


 とても印象的だったことが2つあります。

 一つ目は、行政が関わる森のようちえんがあることです。

 その森のようちえんは、
 町民による町政が行われている鳥取県智頭町にあります。

 設立までの経緯に町民が関わり、実際に活動も町民主体で行う、
 そのために行政が支援を決めるというとても珍しい仕組みで
 森のようちえんが設立されたそうです。

 運営している方から直接お話を聞きました。

 「予算があるけれど保育士さんが足りないんです。」
 という言葉には本当に驚きました。

 住民が自発的に生活のために動いているだけでなく、
 とても幸せそうに子育てをされていて、
 保育をされている様子を感じました。

 二つ目は田んぼや畑、
 民家で森のようちえんが行われていることです。

 “森のようちえん”という言葉を聞くと、
 森に出かけていくイメージがありますが、
 森だけにフィールドを限定していないのです。

 森という言葉はとても柔軟性を持って使われていることを
 改めて実感しました。

 子どもと農作業をして、食事をして一日を過ごしたり、
 近所のお家へみかんをとりに遊びに行ったり、
 川に遊びに行ったりもします。

 「都留でも田んぼがある、畑もある、川も。
 もちろん森も…大学もある!…」
 都留での森のようちえんのイメージが一気に大きくなりました。

 地域の特色を生かした実施が可能である点が森のようちえんが
 とても魅力的に感じる理由で、
 全国各地で実施されている理由であると感じました。


 来年の全国交流フォーラムは山梨県北杜市で開催されます。
 昨年の11月からすでに実行委員会が実施に向けて動きはじめています。

 山梨県らしいフォーラムの開催、
 そして都留環境フォーラムからも全国から来る参加者に向けて発信し、
 新しい“森のようちえん”から生まれるネットワークを
 作りたいと感じました。


 参考HP:森のようちえん 第5回 森のようちえん全国交流フォーラムin愛知
トラックバック
ご利用前に必ずご利用規約(別ウィンドウで開きます)をお読みください。
CanpanBlogにトラックバックした時点で本規約を承諾したものとみなします。
この記事へのトラックバックURL
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント