レクリエーションTBG 152
レクリエーションTBG 152
中 山 次
(横浜市TBG協会会長)
レクリエーションTBGを考える。
「今回も日頃感じているレクリエーションとしてのTBGをどう楽しむか。」と考えて見たい。 ある指導者は「会員にルールを正しく理解し、ルールを守ってTBGを楽しんで頂きたいと思うのですが、ルール解釈への対応に差がありトラブルになることがある。」と話してくれた。
筆者も比較的経験の浅い会員に何回か試してみたことがある。例えば、コンパス方式についての判断で、最初に指導を受けた指導者の内容を誤解して覚えてしまい、これが正しいと頑固に反論されたことがあった。
また、ベテラン会員からは、正しい方法を考えて、この方法が正しいと説明を受けたことがある。この場合は、正しい方法であることの確認はできたが、高齢の会員や女性の会員には、理解しにくい方法であったことが記憶にある。
コンパス方式は、「ボールがOBになった場合、ホールに近寄らないコース内地点に戻す。」と云う項目を理解して欲しいと思うが、プレーヤーがホールに近寄りたいとの願望の強さが、近づいてしまうプレーヤーの本能でしょう。
また、セカンドホールの判定では、「球部の真上から見てフープの上に球部の一部分が重なっていればホールインとみなす。」とあるがこの判定に会員の個人差がありトラブルになる場合がある。
筆者は、このようなトラブルを避けるために、エチケットとマナーのルールの項目である「自分を有利にする行為はしない。」を十分理解し、素直な気持ちで同伴プレーヤーを信じる気持ちになることが、レクリエーションTBGの大事な要素であり、仲間づくり活動につながるものと考えられるので、会員の皆様に理解いただければ幸いに思います。
また、多くの高齢になった会員が覚えたルールの判断に差が生じ、正すことが非常に難しい状況もあることを考えると、会員同士ルールを優しく理解し処理する配慮も、レクリエーションTBGの課題と考えられるが、会員の皆様は如何ですか。 以上
『横浜TBGだより 第203号 2017年11号』から転載しました。
若林信男 記