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「泣いてたまるか」 [2016年01月21日(Thu)]

今(あるいは、ナウ)、渥美清さんにはまっています。

渥美清さんとは、いうまでもありませんが、日本を代表する国民的俳優であり、残念ながら1996年に68歳でお亡くなりになりましたが、それまで有名な「男はつらいよ」シリーズなど、数々の映画やドラマに出演されています。

しかし、私がはまってしまうきっかけとなったのは、この「男はつらいよ」ではなく、TBS系列で1966年から1968年まで放映された「泣いてたまるか」です。現在、BS12で土曜日の午後2時から放映されており、私は、毎週録画して何度も繰り返しながら、食い入るように観ています。

この「泣いてたまるか」ですが、1話完結形式の連続テレビドラマであり、主演の渥美清さんがサラリーマン、床屋、先生あるいは刑事など毎回異なる役回りで出演しており、当時の高度経済成長のさなか、正直で一本気であるが、不器用なためうまく立ち回ることができず、時代に取り残されてしまう人物を好演しています。

また、このドラマには、様々な人物がゲストとして出演しており、それも見どころなのですが、第7回放送分では、かつて低音の魅力で人気のあった歌手のバーブ佐竹さんが出演していました。そういえば、中学生のころ、「ブ佐竹というバーがあったら、バーブ佐竹になるのになあ。」とよく思っていたものです。

このBS12で放送中の「泣いてたまるか」は視聴率が結構好調のようなのですが、今、なぜ「泣いてたまるか」がはやるのか、娯楽番組研究家の佐藤利明さんによると、この世知辛い世の中、どこにでも居そうな渥美清さん演じる主人公に、市井一般の人々が自分を重ねあわせることにより、多くの共感を得ているのではないかということでした。

すなわち、50年近くの歳月が経過し、いっぺんまわって元の位置ということのようです。

なるほど(あるいは、なるへそ)。

ちなみに、この「泣いてたまるか」以外で私が好きな作品は、国鉄喜劇旅行シリーズ第1弾の「喜劇急行列車」で、この作品のなかには、後々まで私が影響を受けたシーンがあります。

渥美清さん扮するベテラン車掌の青木吾一は、ある日勤務で乗車していた寝台特急「さくら」で、学生時代にあこがれていた佐久間良子さん扮する塚田鞠子と再会します。吾一は、うれしさのあまり、車掌室に戻ると鞠子への思いを独り言で吐露するのですが、うっかり車内放送のマイクがオンになったままであったため列車中に放送されてしまい、車内は大爆笑の渦に巻き込まれるというものです。

う〜ん!勉強になりますね。

また、みなさんも、機会があれば一度ご覧ください。(露)
Posted by 垂水区 at 17:48 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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