• もっと見る
プロフィール

田中尚輝さんの画像
<< 2016年07月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
Redwing
日本の貧困・格差を「なくす (02/16) 高橋潤
ホンダOBが行く (02/14) 江藤清巳
NPOを応援する人材 (02/06) 高橋潤
NPOリーダーの覚悟 (02/05) ふみみん
コミュニティカフェ2題 (02/02) 高橋潤
上野千鶴子の田中批判についての意見 その2 (01/08) 井上貴至
検察の弱さ その2 (01/04) 藤本泰宏
自己肯定 (12/16) さくら
「橋下」勝利をどう考えるか? (12/09) 高橋潤
人間関係学 (12/03)
リンク集
最新トラックバック
https://blog.canpan.info/tanaka-naoki/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/tanaka-naoki/index2_0.xml
葬儀関係の人々 [2016年07月15日(Fri)]

『葬送の仕事師たち』井上理津子、新潮社、2015年)


これまで日の当たることがなかった葬儀社社員、納棺師、復元師、エンバーマー、火葬場職員の人間と仕事を追い、死を見つめる意欲的なルポルタージュ。


「復元師」はお分かりだろう。人間は死とともに物体として、腐敗する、あるいは、東日本大震災の死体などは、材木や鉄筋が体を突き刺していたものがあったという。そういうものを復元し、火葬する。あるいは、葬儀に間に合わせる。


エンバーマーはご存じか。死体から血液を抜き薬品を入れ、必要な部署の外科手術をする。もともとは、死んだ兵士を移送するまえにほどこされ、アメリカでは当たり前になっている。


日本では、毎年死者が120万人を超える。ゆくゆくは160万になり、日陰の産業が立派な産業になってきている。


そこに家族の業ではなく、新しい人が参加してきている。この本に登場してくる人は良い人ばかりだが、実際はそうでもないだろう。ただ、新しい成長産業として、新しく取り組む人たちが意欲的で、いろいろと驚かされる。


Posted by 田中尚輝 at 16:39
| 次へ