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熊本・大分大震災 義援金と支援金の違い [2016年04月18日(Mon)]
以下は、2011年3月に書いた私のブログの採録だ。これは1万人以上の人が見に来てくれた。ヤフーで紹介されたからだ。採録の意味はお分かりだろう。


 多くの方はご存じと思うが、「義援金(義捐金)」と「支援金」の相違について説明しておきたい。

 東日本大震災への寄付が集まりつつあるが、テレビ局や共同募金会でおこなっているものは「義捐金」と呼ばれるもの。私が役員をしている市民キャビネットや市民協で行っている寄付は「支援金」だ。

 「義援金」は、通常は日本赤十字社にすべて集められ被災者に分配する。阪神淡路大震災において最終的に配分されたのは震災から6か月以上後のことだ。

 どうしてこのように遅くなるのかというと、「公平・平等」にしなければならないために被災者の総数、それも被害状況(全壊か半壊かなど)を把握しなければならない。これが容易なことではないのだ。今回も数千億円集まると思うが、たとえば2000億円集まって200万人に配分すると、1人当たり10万円がいまから6か月以降に支給されるというものだ。

 だから、義援金に寄付をして、テレビに出ている被災者にわたっていると思うと大間違いなのだ。

 これに対して「支援金」は、この大震災において活動しているボランティア団体・NPO、あるいはそうした団体が必要だと考える人びとに支給される。また、この現金はガソリンや食料品、おむつなどに変えて、必要な人に配られる。即効性を考えるなら、この支援金の方が友好な手段だ。

 だが、「支援金」には公平性・平等性は担保されない。例えば、私が専務理事をしている市民協には「宅老所を全国に広める会」の事務局があり、当然のこととして「宮城宅老所連絡会」と関係が密だ。こうして宮城宅老所に義援金をおくるとそこの判断で資金は使われる。多分、宅老所の会員の困っているところへ重点配分されることになる。

 いま、紙おむつを送れという悲鳴に似た要望が被災地の介護系NPOから寄せられている。これを現物で「義援金」方式で送るとどうなるか。県や市役所の倉庫に詰め込まれるだけだろう。なぜなら行政は「公平・平等」でなければならないから、紙おむつを必要とする人数の把握から始める。これが例えば、10万人いたとしよう。しかし、義援金方式できたものが5万人分だとする。この場合、後5万人分が来るまで配分を待つというのが「公平・平等」の考え方である。

 このような「公平・平等」が必要なのは平時の時代のことであり、現在のような非常時は「不公平・不平等」こそ重要なのだ。これこそ支援金の意義であり、ボランティア団体やNPOが活躍する論理だ。

 市民協にはすでに百数十〇万円の支援金があつまっている。これからもどんどん集まるが、「不公平・不平等」にできるだけ早く活用をしていくことになる。
Posted by 田中尚輝 at 12:46
藤岡喜美子さんの半生記を聴く [2014年11月08日(Sat)]
8日は、杉並区にある「大原さんち」(作家の大原富江さんの居宅の遺贈が高知県にあったものを活用)での「ずんだカフェ」に参加。「ずんだ」は宮城県のお餅?。宮城県から東京へきている被災者のたまり場でもある。

大原さんちは「通いの場」「コミュニティ・カフェ」だ。

この日は藤岡喜美子(NPO法人市民フォーラム事務局長)の「半生記」のお話を聞く。

前からの知り合いだが、彼女の半生記を聞くのははじめて。父親にかわいがられて育てられ、「父親っこ」。父親の嫌いな鳥を今も食べないという父親想い。

現在の武勇伝の活躍から見ると想像できない「お嬢さん育ち」。

そのまっすぐな気性が社会改革へ向けているのだろう。

私との違いは、私は理念型でまず目指すべき方向を設定して動くのだが、彼女は「当たり前のこと」をすぐに実践するという方式だ。その結果がかなりの部分、共通するのが面白い。

彼女の言う「サードセクター」や私の言う「非営利協同」をまとめ上げるのは並大抵のことではないが、違う手法で同じような動きをするのだろう、とお話を聞きながら思った。こうした人間論から、社会問題のアプローチ手法を検討するのも面白い。
Posted by 田中尚輝 at 04:19
組織は国家と同じように堕落する [2013年11月28日(Thu)]
岡山労働者福祉協議会(岡山労福協)=労働組合+労金、全労済、生協などで構成の役員研修会に呼ばれて岡山に来ている。
研修会では忌憚なく、講演してほしいという依頼を受けたので、思っているままを述べた。

前提としては東北大震災を通じてわかったことは
@政府を信用できない(能力がない)ということ
A人々の支えあい(私は、これを「協・共ゾーン」と呼んでいる)の重要性が明確になった。だから協・共の軸である労福協は頑張ってほしい、ということだ。

そして、政府の無能力さについて述べた。
@依存体質(三権が自立せず、アメリカ、財界、マスコミ依存)
A将来像を描けない(アジア諸国との関係、ポスト産業社会の構図)
B利己的遺伝子=決定権者=官僚の自信喪失

ここからが肝心な点なのだが、政府の問題点がそのまま労福協に当てはまるのではないかと遠慮なしに申し上げた。

・依存体質:自立していない
・将来像を描けない:労働組合、労金、全労済はいったいどこへいくのか。労組の組織率の低下、それについていく労金、全労済では展望がない
・利己的遺伝子=決定権者=官僚の自信喪失:この点をもっとも強調した。専従役員、プロパーが組織を動かせるのではないか。にもかかわらず動こうとしない。堕落、腐敗しているのではないか。

労福協の研修会は、通常は意見がでないのだが、さすが挑発に乗って意見が出た。
岡山連合と労福協の会長を兼務している高橋徹さんも最後までつきあっていただいた。さて、変化を期待しよう。
Posted by 田中尚輝 at 06:41
古賀伸明(連合会長)の決意 [2013年09月08日(Sun)]
連合会長の古賀さんは、FBに下記のように記している。
この視点は、社会の中に「協・共」の観点を強化していこうというもので、きわめて重要な視点である。


本日の午後、構成組織の定期大会に参加した。
この大会議案書の「はじめ」の部分に、昨年10月に開催した中央委員会の私の冒頭挨拶の一部が引用されていた。

昨年(2012年)は国際協同組合年であった。労働運動の社会化のためには協同組合との連携が不可欠なこと。その設立に労働運動が深く関わってきた労働金庫や全労済は、労働運動を基盤とする協同組合組織であること。今後とも、この労働者自主福祉のネットワークと連携し顔の見える運動を強化して行かねばならないこと。…などである。

私たちは、これからも積極的に労働者自主福祉事業、協同組合との連携を強化していく必要がある。
Posted by 田中尚輝 at 03:08
市町におけるNPOのネットワーク形成は不可欠 [2013年07月02日(Tue)]
これから福祉制度が変わっていく。NPOへの期待が高まる。NPOはそれにこたえなければならない。市民協のMM(毎週発行)につぎのように書いた。


 市民協会員へ 自治体単位のネットワーク形成が急務!!
    〜介護保険制度改定にどうのぞむか?

介護保険制度の改定が必至だ。この改定によって困る人がたくさん出てくるが、その人たちを応援するのがNPOやボランティアだ。ただ、このことはNPOやボランティアだけの努力でできるものではなく、自治体との協働が絶対的条件になる。それがなければ、困難者の支援はできない。

では、この状態にどのようにしてもっていくのか?実際には自治体の担当部署の意識が低い場合が多い。また、自治体は地域福祉の充実なら、国から来た予算を社協にまわせばこなしてくれるだろうという意識が平均的なところだ。

この現状を打破しなければ、日本の地域福祉は大変なことになる、と私は思っている。このために、絶対的に必要な条件がある。それは、NPOやボランティア団体のネットワーク化だ。「◎◎市福祉団体連絡会」「○○市NPOネットワーク」などだ。市町単位に、このネットワークをつくらなければならない。なぜなら、応援を求めてきている人の支援のためには、団体間のネットワークが不可欠だからだ。

そして、もう一つ決定的に重要事項がある。このネットワークをつくらないと市町との交渉ができないからだ。これをNPOは避けてはならない。早急にネットワーク形成に立ち上がらなければならない。時期的に言えば、本年中(13年12月末まで)だ。これは介護保険制度の改定と連動しているのだ。

 私は、この間、NPOを訪問し、このための意見交換をしているが、ネットワーク形成に前向きだが、市町との交渉に躊躇する団体が多い。これは交渉=対立と想定するからだ。そうではない。市町も困っているのだ。NPO側から相談の手を差し伸べよう。このことは一団体がおこなっても自治体側は対応のしようがないので、ネットワークが不可欠になる。
市民協会員は、以上のことを理解し、すぐに行動に移そう。
Posted by 田中尚輝 at 10:58
長野県の協働シンポジュウムでの鎌田實さんの講演 [2012年11月21日(Wed)]
がんばらない」けど「あきらめない
  〜みんなの力で新しい長野県をつくる

 鎌田實さんの講演が長野市で「県民協働フォーラム」であった。なかなかよい内容なので、少し紹介しよう。


 鎌田さんは被災地に通っているが、そのときに感激したこととであった。中学生が被災者に音楽が必要だということで、流された楽器をさがしまわったのだ。そして、とうとうトランペットとアコーディオンを見つけたのだ。その楽器を持って嬉しそうにしている写真をパワーポイントで会場にいる人に見せた。被災者の立ち上がりが鎌田さんにはジーンときて「奇跡が起きた」と感じた。

 彼はこのことと毎日新聞に書いた。そうしたら、読者から電話があり、「奇跡はおきていない」という。「アコーディオンは使えないはずだ」という。アコーディオンは1回水につかると乾かしてもひけない、というのだ。鎌田さんはその学校へ電話をいれた。その結果は「やはりひけない」ということだった。

 鎌田さんはこの情報をくれた人に自分が誤ったことを毎日新聞に書いてしまったことを謝罪の電話をした。そうしたら、その人は「奇跡はおこっています。私がアコーディオンを発注し、贈っておいた」というのだ。

 鎌田さんは、一人では何もできないが連携するとできる、という結論を引き出した。

 かれは、つぎのような話もした。
 「困った人が頑張る」という。被災者は最初の段階で3週間も風呂に入れなかった。そこで風呂をいただけないか、とインターネットで呼びかけたら、中越地震の被害を受けた人が風呂をもってきてくれた。困っていることがわかるからだ。

 もう1つ困ったことがあった。それは水道がでないことだったそうしたら、中越の被害を受けた自治体職員が「給水車を貸しましょう。3ヶ月間つかっていいので、使い終わったらとりにいくというのだ。

 鎌田さんはいった。「長野県の≪協働推進≫は面白い。ユニークだ。この会場にいる人が頑張ったら、長野県が変わる」。ほかにもいろいろ話があったが、2つだけ紹介した。
Posted by 田中尚輝 at 16:58
加藤登紀子さんのコンサート [2012年09月26日(Wed)]
 私が役員をしていましたNPO事業サポートセンターと地域創造ネットが合流して「ユニバーサル志縁社会創造センター」が形成されました(私は役員にはなっていません)。

 そのユニバーサル志縁社会創造センターの会長は加藤登紀子さんのですが、彼女のコンサートの売上の一部を、各地で主催するNPOの活動資金に充てる企画がスタートしました。5000円券を500枚売れることが条件になります。もし取組みを希望する方がいましたら、このブログの最後に書いています「センター」事務局へお問い合わせください。
 今回はその第1弾である長野県飯島町でのトーク&ライブをご紹介します。チケット購入
によってNPOへの間接支援にご協力ください。

■ イベントのご案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
加藤登紀子命結〜ぬちゆい〜トークライブ
(長野県国際協力支援センター設立準備会)

日 時:9月29日 開場17:30 開演18:00
会 場:飯島町文化館・大ホール URL:http://www.u-shien.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
長野県国際協力支援センター設立準備会主催

案内チラシ → http://www.u-shien.jp/pdf/event0929.pdf

 「私たちの未来、私たちの明日、地域コミュニティの次の時代」を切り開き、人と
人、人と自然の活力を取りもどすためのひとつの企画として、「加藤登紀子 命結〜
ぬちゆい〜トークライブ」がスタートします!

 第1弾は長野県国際協力支援センター設立準備会主催による飯島町文化館・大ホー
ルでの開催です。

 途上国支援等を進める中、同センター設立準備会は、バングラディッシュに学校を
建てる計画を進めており、11月には現地調査に向かいます。《※注》

 元国連環境計画親善大使で東日本大震災被災地支援に関わる加藤登紀子が応援し、
チケット収入の一部を学校建設調査のための渡航費に充てます。
(関連記事 ; http://goo.gl/DAzYM
皆様のご来場をお待ちしております!

<加藤登紀子 命結〜ぬちゆい〜トークライブ>
◆日時  2012年9月29日(土)
◆場所  飯島町文化館
◆所在地 長野県上伊那郡飯島町飯島2489
◆地図  http://www.event-nagano.net/pc/place/detail/41.html
◆交通
 電車:[JR]飯島駅より徒歩15分
 車:駒ヶ根ICより15分、[JR]飯島駅より5分

◆開場  17:30 開演 18:00
◆入場料 5000円(全席指定)

■主催 長野県国際協力支援センター設立準備会
■企画 一般社団法人 ユニバーサル志縁社会創造センター
■制作 トキコ・プランニング

チケットのお求めは各販売店へご連絡ください。

◎チケット販売店
ペルシャイン伊那店    0265-76-2111
玉屋書店(駒ヶ根市)   0265-82-4187
ペルシャイン駒ヶ根    0265-82-2111
共和堂新聞店(辰野市) 0266-41-0065
平安堂 座光寺(飯田市) 0265-23-4646
アシャンテ(駒ヶ根市) 0265-83-1510
【問い合わせ】
長野県国際協力支援センター設立準備会事務局
(アンシャンテ)
電話0265-83-1510
★発行・編集
*******************************************
一般社団法人 ユニバーサル志縁社会創造センター
TEL:03-3456-1610 FAX:03-6808-3788
E-mail:info@u-shien.jp
〒105-0014 東京都港区芝2-8-18 HSビル2F
池本修悟 奈良環 小山田織音
*******************************************
Posted by 田中尚輝 at 08:10
市場主義の限界と時間預託 [2012年06月06日(Wed)]
 昨日のこのブログで時間預託・タイムバンクについて述べた。

いま、サンデルの『それをお金で買いますか』を読んでいるが(全体の紹介は別にします)、市場主義の行き過ぎの限界を述べている。かつて堀江青年が愛情もお金で変えるといったといわれていたが、そうした傾向が今日の社会を覆っていることは事実だ

タイムバンクという考え方は、市場ではない家庭やコミュニティにおける人間関係をコア経済とみて、これを広げていこうとする。そのことが人間復活だとするのだ。

公共哲学、政治哲学の側からのサンデルのアプローチは、現状の市場の分析からのものである。

人間の生活を根本から見直し、そこから組み替える作業が必要になってきているのだ。この作業に私たちはいろんな角度から取り組まなければならないのではないか。


ここで重要な視角はマニー経済至上主義から、非営利・協同の重要性だろう。お金が重視されない社会システムの登場が望まれているのではないか。
Posted by 田中尚輝 at 05:54
タイムバンク [2010年05月24日(Mon)]
 23日は市民協の研修会と基金研修をかねて松山市へ。道後温泉に泊まる。
 市民協研修会では、久しぶりにアメリカから帰郷したヘロン雅子久保田さんの講演を聞いた後、私が質問をしたり、会場との意見交換をコーディネイトした。

 ヘロンさんの講演は『お金で買えない貴重な時間:時代を変えるためのタイムバンク』(エドガー・カーン、頒価700円)に基づくものだった。これはタイムバンクの創始者であり、実践化のエドガー・カーン博士が寄付者にお礼として配布している≪LIMITED EDITION≫を翻訳したものである。コンパクトに要約されてタイムバンクについて理解できる。

 タイムバンクは、日本では時間預託、エコマネーなどと呼ばれているもので、ボランティア活動を広げたり、助けあい活動を盛んにするツールとして活用されている。

 カーン博士の主張は、社会哲学的な性格を持つものである。彼は経済システムを2つに分ける。@「お金が活動の原動力となる金融経済」、A家族や隣人、コミュニティや市民社会から成り立っている」。そして、Aを「コア・エコノミー」とする。世の中の常識では@がコアのはずですが、彼はAであるとする。

 そして、Aのコア経済はGDPに換算されないのだが、それを換算したとすると1兆1911億ドルになり、GDPの4分の1を締める(1998年)。この場合に換算されているのは家族の労働、コミュニティの助けあいなどである。

 そして、普通のお金でできないことが沢山あるではないか、という。例えば、次のようなことである。
・お互いにケアをする能力
・相互の助け合い
・分かち合うこと
・お互いに学びあうこと
・お互いを慰めること
・称賛すること
・共同で判断すること
・正義のために立ち上がること
・不正に対して反抗すること
・お互いに笑わせること

 つまり、以上のようなことを金銭で買うのは無理であり、別の価値観が必要なのであって、それがタイムダラーだ、というのだ。

 まだ紹介したいことがあるが、次の機会にする。
 このタイムバンクやアメリカのボランティア活動、ことに地域ケアについて関心のある人はヘロンさんの講演会を東京で開催するので、ご来場願いたい。
 日時:6月19日(土曜日)午後1時30分
 場所:三田福祉会館
 主催:NPO法人市民福祉団体全国協議会(市民協)
 参加費:1000円(『お金で買えない貴重な時間:時代を変えるためのタイムバンク』    
     (エドガー・カーン、頒価700円を含む)
Posted by 田中尚輝 at 09:02
社団法人長寿社会文化協会(WAC)総会 [2010年05月22日(Sat)]
 WACの総会を21日に実施した。公益社団になったこともあり、今後の展望が開かれた総会になった

 私が事業計画を提案したが、WACはWAC自体だけではなく、他のシニア系団体、NPOと連携し、そのヘゲモニーを確保していかなければならない存在である。このことを象徴するような印刷物をWACは作った。『WAC全国ふれあいネットワークマップ』というもので、WACのポイント(約200)、コミュニティカフェ(約300)、市民協(約400)の900団体が日本地図に県別に落とし込んである。

 全国で活動する団体の一覧表である。このように可視化すると頑張っている人々の姿が目に浮かぶ。まだ、整理しきれていないのだが、現状でも細かく整理すれば4000団体程度になる。

 この作業を進めると共に、新しく必要な団体をつくっていき、最終的には小学校区ベースでいろんな団体があるようにしていきたい。そしてそれらの団体をWACがネットワークしていく
ことが出来上がり像である。
Posted by 田中尚輝 at 11:38
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