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佐藤優の「国家論」 [2012年10月03日(Wed)]
 佐藤優が「国家論」を書いている。『国家論 日本社会をどう強化するか NHKブックス、1160円、315頁』2007年)

ご存知のように佐藤は外務省官僚であり、国益確保の先頭にたち、次には「国策操作」の対象になり、512日間小菅の拘置所に拘置される、という国家権力に保護された時代と弾圧された時代とを若い時代にすごした貴重な経験をしている。

佐藤は、本書で2つのことを言っている。

@新自由主義の危険性
新自由主義は「小さな政府」の代名詞のように見られているが、実は大企業・資本主義の暴走を国家権力で許可する意志をもったものであること。

A国家は暴力装置であり、暴走をさせてはならない。
国家の性格はそもそも暴力装置であり、これの暴走を阻止するのは「社会」であること。国家と社会は重なる部分があるが、違う概念である。国家が社会的な顔をするのは、国民を大きくだまそうとする技術であるとする。

また、国家は資本家、労働者、地主と官僚の4つからなっているという認識を佐藤はしている。前者3つはマルクスの認識を肯定している。官僚については佐藤が付け加えたものである。また、地主は金融資本に置き換えられるところもでてくるだろう。

また、から柄谷行人を取り上げ、マルクスが労働者を働く人、労働力を提供する人しかみていないが、「消費者」としての主体的な役割を果たすことにも注目すべきだと指摘している。

国家に注目が集まる今、思想的に国家論を展開している好著である。
Posted by 田中尚輝 at 07:12
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